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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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俺はくまちゃん (成瀬 かの)


俺はくまちゃん (ショコラ文庫) [文庫]
成瀬 かの (著), 友江 ふみ (イラスト)

俺はくまちゃん (ショコラ文庫)



(あらすじ)

学校一可愛い後輩・瀬戸内蓮の告白を拒否して以来、藤城大和は妙な夢に悩まされていた。
蓮の部屋で起こる事を、ただ「見て」いるのだ。
大和への恋心を熱く語る蓮、隠し撮りした大和の写真に興奮する蓮、
大和のため早起きして弁当を作る蓮…。
変にリアルな夢を訝しんで蓮の家に押しかけた大和は、
蓮がやらかした「恋のおまじない」のせいで、寝ている間、自分の意識が蓮のテディベアに入っている事を知るが―。


BLの師匠とも言うべきゆうみさんにすすめられていたのと

表紙とあらすじが好みなので購入いたしました。

ちょっと疲れている時、気持ちに余裕のないときはただたんにエロいのか癒やし系のお話に

走るくせがありますようです(笑)

可愛いくまちゃんに憑依して、告白してきた可愛くっていじらしい瀬戸内蓮の

あれやこれやに突っ込みどころはありますが

まぁ・・・全般的にかわ呪わしい~~お話でした。


学校一可愛い後輩・瀬戸内蓮の告白を拒否して以来、

藤城大和は妙な夢に悩まされていたのでした。

その夢とは・・眠ったと思った瞬間にくまのぬいぐるみの中に取り込まれて

蓮のストーカー一歩手前の収集癖や

大和に恋心を受け入れられた時のために自分であの部分を拡張したり

大和と同じ大学に行くために

おバカな自分を知っているのにすごくがんばって勉強したりする姿をみたら

もう惚れなきゃいけないような・・・そんな気に不思議になるお話です(笑)

癒されるかわりに、ここまで惚れられたら逆にこわいわーーと叫びながら読んでくださいね(笑)



コメントレスです♪

あきりんりんさん
小林さんは・・なんというかとても奇想天外で奇抜で愉快なのです♪
この雑誌掲載作も十分に毛色が違って楽しいのですけど
花丸文庫から出ている「美男の達人」「嘘と誤解は恋のせい」なんていかがでしょうか?
あたしも最初花丸文庫とあまり相性が合わないから・・と
巷の評判を知りながらも避けていたのですが
読み始めたらほんと笑えますし、うんうんそうなのよーーとつぶやいているだろうと思いますよー
大人買いの時に一冊ちょっと買ってみて~^^
強引に進めてみる(笑)

コメントありがとうございました!

拍手[2回]

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執事と画学生、ときどき令嬢(小林 典雅)


執事と画学生、ときどき令嬢 (ディアプラス文庫) [文庫]
小林 典雅 (著), 金 ひかる (イラスト)

執事と画学生、ときどき令嬢 (ディアプラス文庫)



(あらすじ)

素顔は明朗快活、そして若干粗忽な画学生。
けれど駆け落ちして失踪中の男爵令嬢と瓜二つだったことから、
女装して身代わりを務める羽目になった来智(らいち)。
一週間後に控えた夏見侯爵とのお見合いまでに立派な令嬢になりきるべく、
執事の竹之内の鬼のしごきに日々耐えるうち、厳しい中にふいに見せる彼の優しさが気になり始め……?

没落侯爵・音彦と箱入り御曹司・湊(みなと)の恋も収録。
 
表題作はシャレードで昔掲載されていたようです。

おかしな設定とユーモアはありますけど

いまの小林さんの望んでいる奇想天外さが今一歩足りなかったような・・・

まぁある意味テンプレの安定感とでもいいましょうか・・

小林さんに望んでいないものはありました(笑)

これが他の作者さんなら十分に満足できる一冊なんでしょうけど

小林さんに求めるものがないとなると妙に哀しいです(笑)


四人兄弟の画学生来智(らいち)は仕送りが少ないというか、いただいても画材になってしまうので

万年懐の具合はお寒いのです。

今日も来智に甘いおじさんを頼って活動写真とその後の洋食をあてにしていたのですが

肝心の叔父は不在で・・

叔母の小言から逃げ出すために叔父の訪問先の男爵家を訪れることにいたしました。


さぁそれからが大変

その男爵家では可愛い一人娘が侯爵家と縁談を嫌って出奔したようなのですが

そこに現れた来智がうん良く?お嬢様にそっくりで・・・

一週間後に控えた夏見侯爵とのお見合いまでとの約束で

来智は少々?若干でない粗忽さを隠し

立派なお嬢様となるべく鬼の執事さまから令嬢教育を受けることになるのです。(笑)

美味しいものを食べても初めて食べました!と顔に感嘆符をつけちゃいけないとか、

言葉とか仕草を練習させられ

たまった鬱憤を地下の部屋で大声で晴らしていたら

いつのまにか背後のその文句を言いたい主・執事の竹之内がいたのです。

悪口を並べられたにもかかわらずたまっているストレスに理解を示すその優しさにふれ

ちょっこっと恋心が湧いてくるのです。

お見合いも無事に???すんで

侯爵も来智が男の子ということはバレるのですが

それでも構わないからそばにいて欲しいと望むのですが

執事の竹之内くんがきっぱりと断ってくれ、愛を深めていくのですが

正直なとこ愛のはじめあたりが令嬢教育で染まりきっていたので

どこからBLなんだと思ってしまわないこともなかったのです・・・


書き下ろしの没落侯爵・音彦と箱入り御曹司・湊(みなと)の恋のほうが

はちゃめちゃなんだけどおもしろかったです。

恋の始まりから深まっていく場面が丁寧に書かれていて心情がよく伝わってきたです。

デパートが火事になり、自分の体では逃げ切れないから

音彦に自分を捨てて逃げて欲しいと懇願するとこなんか

面白切なくてちょっと泣きそうになりました(笑)

こういう典雅さんを待っていたんですよと、

本編のもやもやがちょっと吹き飛んでしまいました(笑)



そしてもう一つの書き下ろしがめちゃくちゃによかったです。

竹之内と来智の夜のデートでアルコールを摂取してへべれけに酔ってしまった来智

ひとりで歩けそうにもない来智は下宿の部屋まで送ってもらって

竹之内濯(あろう)に好きだと告白し、いやらしいことするのが好きだと叫んでしまうのです。

酔っぱらいってこわい・・と普段なら思うところなんですが

告白された竹之内にとって幸福の絶頂のようで(笑)

しまいにはズボンの前たてに手を伸ばして

ちんちんの拓本・・ちん拓が取りたいとおねだりしちゃうのです。

唖然としているうちに普通の大きさより大きいほうがいいとつぶやかれ

そこを含まれちゃうのです(笑)

さいきんちんちん関係のお話が続くのですが

自分的には恵まれていると思える一冊でした(笑)

さぁちん拓を楽しみたい方は読みませう♪


コメントレスです♪

ゆうみさん
>思わず高級万年筆×安くて使い勝手の良い万年筆で擬人化妄想してしまいました(笑)
うーんさすが師匠
そこまでの妄想はあたしにはできませんでした・・・
でも万年筆やら仮性包茎のち〇ちん連呼やらお医者さんごっこやら
楽しいことが盛りだくさんで楽しめた一冊でしたね(笑)
この方の作品チェックあたしもしていこうと決意しました。
またご指導よろしくお願いいたしますm(_ _)m

コメントありがとうございました!
 

拍手[3回]

ドクターの恋文 (安曇 ひかる)


ドクターの恋文 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
安曇 ひかる (著), 山本 小鉄子 (イラスト)

ドクターの恋文 (幻冬舎ルチル文庫)



(あらすじ)

祖父から受け継いだ下町の文具店をひとりで切り盛りする木嶋智秋の本職は、万年筆を修理するペンドクター。
四年近く付き合った恋人から結婚を理由に突然捨てられ、
その傷が癒えぬまま見知らぬ男と一夜を共にするが、
相手はどうも智秋を知っているらしい。
それもそのはず、その男・檜野冬都は、中学生だった智秋の包茎手術を担当した医師で―。
 
挿絵とあらすじに惹かれて購入した一冊ですが 思いがけずおもしろかった~~です(笑)


四年も付き合った恋人から結婚を理由に突然捨てられ

失意のどん底にいた木嶋智秋は見知らぬ男と一夜を共にし疵を癒して

これからも万年筆を修理するペンドクターとしてがんばろうと思っていたのだけど

ある日自分の小さな文房具屋を訪れたその男はこともあろうに

その時一夜の相手だったはずの檜野冬都だった。

長い付き合いであった男でさえ与えてくれなかった肉体の喜びを得て

優しい愛撫に乱れた。

ただ寂しくて人肌が欲しかった智秋でしたので、

もう二度と合うつもりはなかったのですが・・・

その男は近くの開業医でカルテを書くために万年筆を買いに来たのでした。

偶然って・・・こわい(笑)


というのも実はその男は中学生の時に智秋の包茎の手術をした医師なのですー

万年筆の先っぽみたいなちんちんが他人とは違うと気がついて

泌尿器科を受診して手術が必要とすすめられるのですが

元来臆病な智秋は手術室で下半身すっぽんぽんで寝ているのに

急に手術はいやダーーと逃げ出した苦い記憶があるのです・・(笑)

しかも抜糸の時はその医師にふれられてムズムズした記憶まであるのです・・

昔の男が帰ってきて、またやり直したいといってくるのですが

そんな記憶と経験を共有している智秋と檜野ですので

まぁ無事にお互いに恋していることに気がつくお話でした。

万年筆・・ってそういえば最近は使わないですけど、

これを読んでいたら一本くらいは持っていてもいいかなと思えるくらい

万年筆のうんちくが楽しく効果的に書かれておりました。

万年筆の先っぽみたいなちんちんを堪能したい方いかがでしょうか(笑)?

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Mr.シークレットフロア~小説家の戯れなひびき (剣 解)

Mr.シークレットフロア~小説家の戯れなひびき (ビーボーイコミックス) [コミック]
剣 解 (著), あさぎり 夕 (著)

Mr.シークレットフロア~小説家の戯れなひびき (ビーボーイコミックス)



(あらすじ)

王族・富豪・政財界の名士――その超ラグジュアリーホテルには選ばれた人間だけが入ることを許された“シークレットフロア”がある。
シークレットフロアに住む傲慢な天才小説家・八神の担当になってしまった新人編集者・卓斗は原稿と引きかえに究極の三択「1.自慰2.素股3.挿入」をつきつけられて!? かきおろしマンガ&小説収録!
 

Mr.シークレットフロア ~炎の王子~の王子様が胸にキュンキュンしちゃうくらい

好みでしたので

最初に出ていたこちらの方も買うことにいたしました。

ヨーロッパの小国の王子様の白銀のイメージとは一転して

昔ピアノに愛されていた男の子がその夢を絶たれて小説家になっていたのはいいのですが

傲慢で横暴で不遜な王子様になっておりました・・・

豪奢なホテルの特別な階にカンズメというかもはや住人になりきっている小説家

天才小説家・八神響の担当となり

その不思議な魅力と才能にとりつかれていく担当相葉卓斗(たくと)

連載を依頼するために「ラ」の音を出せと言ったり

キスを仕掛けてきたり

何でもするというなら三択を選べと 1、自慰 2、素股 3、挿入 のどれかを選べと言われ

無体な行動を仕掛けてきたり

冷たい視線と言葉で翻弄してきたり

王子様に比べてひどすぎるーーとわめきそうになりましたが

じつはこの不遜な小説家様は幼い頃から才能のあるピアニストでしたが

その才能を実の母親に妬まれて恨まれてピアノを弾いている指に鍵盤の蓋を落とされ

小さな傷と共に永遠に自分の思うがままに弾けなくなってしまったのでした。

ピアノを愛しているくせに弾こうともせずに逃げているその男にむかって

卓斗が投げつけた怒りと言葉は彼を救うに十分な威力がありました。

まぁ本文中に書かれておりました

ピアニストである以上しょせん指揮者(タクト)には振り回されるのは必然ということのようです。

ちょっと偏屈で妙な才能(絶対音感・色聴)がある小説家なんて

どんどん振り回してやればいいんです(笑)

華麗なお話に綺麗な剣さんの絵があって楽しく読めました。


ちょうどこの本を買ったときに既刊フェアーをしておりまして

剣さんの漫画とあさぎりさんの小説が書き下ろしペーパーが挟んでおりました。

確かにお得感があるこのペーパー

もし既に既刊を買っていたらまたまたいろいろ文句を言っていたんだろうなと

ちょっと感慨深いです・・・




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左隣にいるひと (可南さらさ )


左隣にいるひと (キャラ文庫) [文庫]
可南さらさ (著), 木下けい子 (イラスト)

左隣にいるひと (キャラ文庫)



(あらすじ)

夏休みに帰省した江沢を出迎えたのは、五年前にケンカ別れした親友だった。
高校時代、振り返るとそこにいて優しく笑っていた生方。
誰に告白されても「ごめんね」と困ったように微笑んで、最後は必ず江沢の左隣に戻ってくる―
そんな関係に戻れるかと思ったのに、昔のままの笑顔で「あの頃も今も江沢が好きだよ」と告白されて!?
左隣の特等席は永遠に君のもの―友情が恋へ育つ軌跡。
 
昨日書いたMr・シークレットフォロアのシリーズの感想を書いていくと書いたのは

どうなったんだろうと自分にツッコミをいれつつ

好きな作家さんであるこの方の感想をあげさせていただきます(笑)

キャラで初めて出されるということで、

出版社の違いで作者さんの個性が良いようにも悪いようにもなることがあるので

ちょっと危惧しておりましたが

再会もののセンシティラブは相変わらず切なくてよかったです。


高校時代は「金魚のふん」とまで言われていたふたりでした。

おっとりとしたかなりのお人好しの友人生方は「天然王子」と呼ばれておりまして

容姿の良さも相まってかなりのモテモテさんでしたが

律儀にお礼は言うものの、いいかげんな気持ちでは付き合うことができないからと

ちゃんと断って自分の左隣に戻ってくる。

そんな友人という時間がすごく楽しくて幸福だと思っていたのに・・・

高校三年の時に知り合った淡い初恋を抱いた少女もやはり生方のことが好きで

生方はいつもの通り断ったのだけど、そのあとに「江沢はどう?すごくいいやつだよ」

自分の恋心を知られていたというショックと恥ずかしさもそうなのだけど

恋する気持ちを親友だと思っていた生方が勝手に露呈されたうえ

譲られたというか哀れまれた・・・

そのことに腹が立った江沢は生方を殴り、顔も見たくないと言ってしまったのです。

もちろん本気ではなかったというわけでもないのでしょうが

腹立ち紛れの気持ちもあったし

なにより少し時間が経てば生方の方から誤ってくるだろうと思っていたのに

それからずるずると五年の時間が経ってしまったのです・・・

久しぶりに帰省した自分を迎えにきてくれた生方は相変わらず優しくていいやつで

飲み会で誤解を解いてすっかり懐かしい気持ちでいつもの左隣に立ってくれるのです。


友情が恋へ育ってゆくお話を丁寧に書かれていて楽しめました。


純情で乙女ちっくな攻めに対して、受けである江沢の方が男らしいというか

引っ張ってゆくカップルでした。

最後ちょっとリバッてもいいんじゃない?という雰囲気で終わっておりましたので

小冊子、または同人誌で期待したいと思います(笑)

あと生方の先輩で悪魔のように頭が良くて勘と察しがいい白井という男前がでておりまして

その彼の恋のあたふたも見てみたいような気がします。

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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