Mr.シークレットフロア~小説家の戯れなひびき (ビーボーイコミックス) [コミック]
剣 解 (著), あさぎり 夕 (著)
Mr.シークレットフロア~小説家の戯れなひびき (ビーボーイコミックス)
(あらすじ)
王族・富豪・政財界の名士――その超ラグジュアリーホテルには選ばれた人間だけが入ることを許された“シークレットフロア”がある。
シークレットフロアに住む傲慢な天才小説家・八神の担当になってしまった新人編集者・卓斗は原稿と引きかえに究極の三択「1.自慰2.素股3.挿入」をつきつけられて!? かきおろしマンガ&小説収録!
Mr.シークレットフロア ~炎の王子~の王子様が胸にキュンキュンしちゃうくらい
好みでしたので
最初に出ていたこちらの方も買うことにいたしました。
ヨーロッパの小国の王子様の白銀のイメージとは一転して
昔ピアノに愛されていた男の子がその夢を絶たれて小説家になっていたのはいいのですが
傲慢で横暴で不遜な王子様になっておりました・・・
豪奢なホテルの特別な階にカンズメというかもはや住人になりきっている小説家
天才小説家・八神響の担当となり
その不思議な魅力と才能にとりつかれていく担当相葉卓斗(たくと)
連載を依頼するために「ラ」の音を出せと言ったり
キスを仕掛けてきたり
何でもするというなら三択を選べと 1、自慰 2、素股 3、挿入 のどれかを選べと言われ
無体な行動を仕掛けてきたり
冷たい視線と言葉で翻弄してきたり
王子様に比べてひどすぎるーーとわめきそうになりましたが
じつはこの不遜な小説家様は幼い頃から才能のあるピアニストでしたが
その才能を実の母親に妬まれて恨まれてピアノを弾いている指に鍵盤の蓋を落とされ
小さな傷と共に永遠に自分の思うがままに弾けなくなってしまったのでした。
ピアノを愛しているくせに弾こうともせずに逃げているその男にむかって
卓斗が投げつけた怒りと言葉は彼を救うに十分な威力がありました。
まぁ本文中に書かれておりました
ピアニストである以上しょせん指揮者(タクト)には振り回されるのは必然ということのようです。
ちょっと偏屈で妙な才能(絶対音感・色聴)がある小説家なんて
どんどん振り回してやればいいんです(笑)
華麗なお話に綺麗な剣さんの絵があって楽しく読めました。
ちょうどこの本を買ったときに既刊フェアーをしておりまして
剣さんの漫画とあさぎりさんの小説が書き下ろしペーパーが挟んでおりました。
確かにお得感があるこのペーパー
もし既に既刊を買っていたらまたまたいろいろ文句を言っていたんだろうなと
ちょっと感慨深いです・・・
[6回]