ドクターの恋文 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
安曇 ひかる (著), 山本 小鉄子 (イラスト)
ドクターの恋文 (幻冬舎ルチル文庫)
(あらすじ)
祖父から受け継いだ下町の文具店をひとりで切り盛りする木嶋智秋の本職は、万年筆を修理するペンドクター。
四年近く付き合った恋人から結婚を理由に突然捨てられ、
その傷が癒えぬまま見知らぬ男と一夜を共にするが、
相手はどうも智秋を知っているらしい。
それもそのはず、その男・檜野冬都は、中学生だった智秋の包茎手術を担当した医師で―。
挿絵とあらすじに惹かれて購入した一冊ですが 思いがけずおもしろかった~~です(笑)
四年も付き合った恋人から結婚を理由に突然捨てられ
失意のどん底にいた木嶋智秋は見知らぬ男と一夜を共にし疵を癒して
これからも万年筆を修理するペンドクターとしてがんばろうと思っていたのだけど
ある日自分の小さな文房具屋を訪れたその男はこともあろうに
その時一夜の相手だったはずの檜野冬都だった。
長い付き合いであった男でさえ与えてくれなかった肉体の喜びを得て
優しい愛撫に乱れた。
ただ寂しくて人肌が欲しかった智秋でしたので、
もう二度と合うつもりはなかったのですが・・・
その男は近くの開業医でカルテを書くために万年筆を買いに来たのでした。
偶然って・・・こわい(笑)
というのも実はその男は中学生の時に智秋の包茎の手術をした医師なのですー
万年筆の先っぽみたいなちんちんが他人とは違うと気がついて
泌尿器科を受診して手術が必要とすすめられるのですが
元来臆病な智秋は手術室で下半身すっぽんぽんで寝ているのに
急に手術はいやダーーと逃げ出した苦い記憶があるのです・・(笑)
しかも抜糸の時はその医師にふれられてムズムズした記憶まであるのです・・
昔の男が帰ってきて、またやり直したいといってくるのですが
そんな記憶と経験を共有している智秋と檜野ですので
まぁ無事にお互いに恋していることに気がつくお話でした。
万年筆・・ってそういえば最近は使わないですけど、
これを読んでいたら一本くらいは持っていてもいいかなと思えるくらい
万年筆のうんちくが楽しく効果的に書かれておりました。
万年筆の先っぽみたいなちんちんを堪能したい方いかがでしょうか(笑)?
[5回]
PR