イノセント・キス (新書館ディアプラス文庫 211) (文庫)
うえだ 真由 (著)
大和 名瀬 (イラスト)
(内容)
一帆は同居している兄代わりの優しい悠久のことが幼い頃から大好きだった。悠久も同じように好きでいてくれる―そう思っていたのに、一帆の気持ちを悟った途端悠久は距離を置き始める。それでも諦めきれない一帆だったが、悠久が地方病院勤務の話を積極的に受けたと知り、きちんと失恋しようと決意する。「キスしたい。それで諦めるから」一帆の言葉に悠久の出した答えは…?悠久視点の甘々書き下ろしも収録。
作者さまがあとがきで書かれているようにベタベタで甘甘な作品で安心して読めます
両親同士が友人同士のために、両親を亡くした悠久を引き取って育ててくれたばかりか
亡き両親が作った借金すらもきちんと精算してしてくれた恩があるので
一帆への気持ちが愛であっても、また一帆の純真で一途な愛も受け取れません。
悠久はすべてのに背を向けて一人暮らしから、地方にまで転勤してしまいますが・・・
などと書くとすんごくせつなさてんこもりのような気がしますが
肝心の恋する少年一帆がさばさばしてて、すべての障害を障害としてとらえてないというか
簡単に現実を受け入れて、悠久も最後はあまり悩むことなく現在の関係から恋人同士に発展していきます。
悩みとか、葛藤がまったくない時点でたんなるべたべたの小説で終わっていました。
[0回]
PR