アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております
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愛しているにもほどがある (二見シャレード文庫 な 2-9) (文庫)
中原 一也 (著)
奈良 千春 (イラスト)
(内容)
坂下が日雇い労働者の集まる街で診療所を開いて約一年。優しげな外見に似合わずゲンコツで荒くれ者たちを黙らせる姿は、
待合室の名物と化していた。そんな坂下と深い仲の彼らのリーダー格・斑目は、かつて天才外科医と謳われたほどの腕を持ちながら、
気ままなその日暮らしを決め込む変わり者。
フェロモン垂れ流しで坂下を求めてくる斑目に、自ら欲しがるほど溺れつつも、羞恥に焼かれる男心は複雑で……。
だがある日、医者時代の斑目を知る美貌の男・北原が現れて――。
「愛してないと云ってくれ」続刊!
前作「愛してないと云ってくれ」も読んだはずなのに感想が書けていないままでしたので
今回はもう購入はしないかなと思っておりましたが
またもやそういうあたしをあざ笑うがごとくの「小冊子フェアー」・・・・
ええ、それが目的で買いましたけどなにか?と開き直りです(笑)
奈良さんの男くさくなった絵がいい味を出しておりまして
中原さんの文章を華麗に彩っております。
が!!
水壬さんのあの「リスク」を読んでしまったあとでは30代後半はオヤジじゃなく可愛い子です(笑)
↑なにかを捨てたような気がする今日この頃・・・・とでもいいましょうか。
可愛い子たちは自分の生きる意味とか、職業を選んだ意味とか
自分にとって大切なものを守るために精一杯頑張って生きておりましたが
まぁ精一杯エロを謳歌していたとでもいいましょうか・・・
ある日斑目の過去の教え子でもあり、過去の男でもあった綺麗な男北原の出現により
楽しんで生きることに必死なひとたちの微妙なバランスが崩されていっていきます。
北原の目的はただひとつ
天才外科医として名を馳せて、
いまなお見事な腕をもっている斑目にもとの居場所に帰ってきてもらいたいということ。
斑目が何故そこまでして過去を切り捨てたのかは今一歩わかりかねるというか
あたしの記憶には残っていないんですけど
日雇労働者として楽しく生きている彼には北原の願いなどどうでもよかったのですが
斑目の恋人でもあり、日雇い労働者の集まる街で診療所を開き
みんなの健康を気にしているマドンナでもある坂下を陥れようと画策していたためか
なかなか北原を追い払うことができなかったのですけど
それも、ある日ブチ切れた斑目が自分の手にメスを入れることで北原を追い払います
まぁ流石元天才外科医とでもいいましょうか・・・
ちゃんと神経も血管も筋もきらないようにメスを入れていたらしいのですが
思いきった手段に訴えても今の自分たちの幸せを守りたかかったんでしょうねぇ(笑)
「名も無き日々」という短編もあったのですが
北原の出現に斑目の弟が一枚かんでいたというか
もともとの諸悪の根源であったみたいです
弟君の悪の魅力もすてきでした(笑)
次作が楽しみでありますし、小冊子も期待十分です(笑)
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