魔法使いの食卓 (二見書房 シャレード文庫) [文庫]
谷崎 泉 (著), 陸裕 千景子 (イラスト)
(あらすじ)
とある片田舎に暮らす穂波家は、長男の瞳が働きながら弟二人を育てている三人家族。そこへ六年前に行方不明になった隣家の仁が戻ってくる。無邪気に喜ぶ弟たちをよそに、仁への複雑な思いがある瞳は素直に喜べない。さらに、仁を追って謎の外国人が押しかけてきて!?働いて、食事をして、働いて…平凡に日々を積み重ねていた瞳に、仁の優しさは空白の時間を経てもなお、あたたかくてー。
強姦から始まらない谷崎さん・・・ 珍しいという感じで読んでおりましたが
いえ本当はあたしのなかでのイメージがそうなだけで、
実際は始まらない物語もあるんですけどね(笑)
幼馴染の仁は「すぐに戻る」といって出ていったきり 何年も音沙汰がなかったらしいし、
家庭の事情とかそこらの恋愛の始まりとかが かる~く割愛されちゃっているので
強姦で始まらなかったのかどうかは妄想するだけでした(笑)
両親が早くになくなり弟たちを養うために
医大に進学し父と共に意者になろうとしていた夢を諦めて
家からも近く、定時で終わる仕事についている長男の瞳
そういった瞳の優しさを知っている弟たちも学業にクラブにと精出しています。
仕事に家庭に弟たちの世話と、なんか父子家庭のような様子がほのぼのと描かれていて
楽しい(笑)
急いで帰ってきて料理の段取りを考えて実行していく・・・
食後は洗濯物を取り込んでと
これは小説版「
きのう何食べた?」なんでしょうかと錯覚しちゃいそうでした(笑)
恋のお話としてはちょっと薄い・・かな
二人がであったなれそめはお隣に引っ越してきて、
六年前に父親と共に急に消えてしまったという
あたりは書かれているのですが
どうやって幼馴染のふたりが恋愛していたかまでは書かれていませんし・・・
ふたりの会話の端々とかモノローグで想像するしかありませんが
この「おかしな関係」を弟たちにばれたくないと瞳が言い切っている様子とか
好奇心で始めたとかはしばしから察するに最初から愛情を感じまくっていた仁に
押し切られて強引に思わせない手口にやられたんじゃないかなぁ(笑)
一冊でも十分楽しく読めましたが、まだまだ謎は解明されておりませんし
愛の部分ももうすこし堪能させていただきたいのでシリーズ化希望です!
コメントレスです♪
まひるさん
>まったく、お薦めが上手いです(笑)
褒めていただいてありがとうございます~ ←大きな勘違い(笑)
忙しいとのこと、
なかなか読めそうにない時間もBLへの愛を深めるいい時間だと思います(笑)
来年まで熟成していただいても
十分に楽しめる作品だと思いますので是非是非おすすめいたしますね!
コメントありがとうございました!
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