八月の略奪者(ラプトル) (ディアプラス文庫) (文庫)
いつき 朔夜 (著)
(あらすじ)
それは高校三年生の夏、思いがけず見つけた運命だった―。校外見学でやってきた博物館で、アンモナイトの化石を割ってしまった浩紀。だが、いつものように適当に流そうとした浩紀を、学芸員の香月は本気で叱った。真面目で融通がきかない彼に反発を覚える浩紀だったが、博物館に通いつめるうちに、博識で可愛いところのある年上のひとにいつしか惹かれてゆき…。きらきら眩しいティーンエイジ・グラフィティ。
読んでるときは淡々と
それでいて、じわじわと切なさが心に広がっていきます
前半は高校生(浩紀)×学芸員(香月)
大人になりたいとあがく少年を大人の葛藤で悩みながら
それでいて、自分の理想に育て上げようとがんばっています
ある意味BL版光源氏w?
その期待にこたえようと頑張る浩紀の成長っぷりも楽しいです
当て馬の 香月の元彼というか片思いの相手でありながらセフレに近い存在だった木部もいい感じの大人の男です
できるなら彼の男w?関係も読んでみたい・・・
ツンデレに振り回されるとかいうのはどうでしょうかw?
後半は大人になった浩紀が眩しい存在となって香月を喜ばせもし
また苦しめる存在となっています
彼にとって自分の存在がいつか邪魔になるんじゃないだろうかと
大人の配慮というか思い込みで浩紀を捨てようとします
香月の臆病さ優しさを充分に知っている浩紀はそういう優しい嘘を看破し
自分の思いを上手に彼に伝え、なおかつ彼の想いが自分にとって必要なものだと香月に知らしめます
右手首と右足首をイージパンツの紐で縛られ
丹念に愛され自分のサイズに合っているかどうか観察されながらのセックスと言うのもけっこう萌えときがついた瞬間でした(笑)
『待ってて、すぐにあんたを守れるような大人になるから』
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