恋になる日 (文庫)
可南 さらさ (著)
商品の詳細
文庫: 276ページ
出版社: 二見書房 (2001/01)
発売日: 2001/01
(あらすじ)
母の再婚で、男3、女1の4兄弟のいる鳴瀬家に暮らすことになった高校生の十夜。ずっと母ひとり子ひとりで育ってきた十夜にはじめてできた家族…。なにごとも完璧主義で、超スクエアな優等生を演じてきた十夜は、当然、鳴瀬家でも「明るい家族像」を期待していたのだが、その夢は早々に打ち砕かれることに…。おまけに一番苦手な三男、ひとつ年下の貴志に、ある晩力ずくで押し倒され……!?ドキドキ・ファミリーラブ、Sweetyな書き下ろし。
片親と言うことで母親に迷惑かけたくないと必死でがんばってきた
十夜ですが、
その実人に嫌われたり迷惑かけたりと言うことがものすごく心の重荷で
生まれながらに持っているピュアな心とか儚げな可愛らしさとかを
見えない鎧に隠し頑張って頑張って生きていました
あっけなく母親は再婚し、
理想の家族を作りたいと夢見ていたことも簡単に壊れてしまい
なおかつ、その家の三男貴志に今までの鎧さえ剥ぎ取られ
本当の自分をさらけ出す恐怖と喜びを味あわせられます
十夜くんの可愛らしさもツボでしたが
なんといっても必見は貴志でしょう(笑)
高校二年生という設定ながらすでにオヤジの域にはいってます
なんでもネチコイといえばお分かりいただけるでしょうか(笑)
十夜の魅力を誰にも知られたくない、独り占めしたいと煩悶しながら
それでいて、彼のよさを世間に知らしめたいと思っているオヤジでしたw
これって・・・
高校生の年下攻めなんですよね・・・(笑)
可南さんらしい良く考えられた言葉の言い回しとか
純真で誰にも懐かなかった猫を懐かせて抱っこしてお散歩に連れまわして
「俺のもんだーw」といっている飼い主のお話でした(笑)
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