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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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不埒なパラダイムシフト(崎谷 はるひ)


不埒なパラダイムシフト (ダリア文庫) [文庫]
崎谷 はるひ (著),
タカツキ ノボル (イラスト)



(あらすじ)

名執真幸は、恋人の真野直隆と同棲している。仕事はできるが堅物すぎてどこか抜けている優しい直隆に、とても大事にされていることを実感する真幸だが、このところ「幸せすぎて怖い」という、以前の真幸なら考えられない感情に苛まれていた。そんなある日、仲間とバーで飲んでいたところ、仕事で遅くなると言った直隆が元婚約者の真理子を連れているところに出会ってしまって!?
しつこく「今更感想書くのかい」シリーズを続けます(笑)

「不埒なモンタージュ 」←弟の未直くんが自身のセクシャリティに悩み傷つきながらも
                自分の恋をかなえるために急発進してました。
                家族の理解なんてそう簡単にかなえられるものじゃないんでしょうが
                弟君のけなげさが可愛かったでうs


不埒なスペクトル」←自身のセクシャリティに悩みながらもカムアウトした弟を敬遠し病気扱いした
           兄・直隆は、反省と後悔の末にゲイの真幸と出会い、かれと付き合うようになる。
            出会いのきっかけは乗られた(笑)ということで

そして今回は兄・直隆ゲイの真幸の幸福な同棲生活のお話です。

仕事はできるけれど堅物というか空気が読めない男直隆と暮らしていることで

これまでにない幸福を感じながら暮らしている真幸


その幸福の余波というげきか現在は仕事も順調な様子

けれどある日仕事仲間である日比谷と打ち合わせに出た先で

直隆が元彼というか婚約者であった真理子と会っていたのです。

直隆にとっては真理子が離婚していてその慰謝料の投資についてアドバイスしているという

純粋に仕事上の付き合いなので後ろめたさなんかぜんぜんなし

ちょっと・・・人間の感情の機微について知ろうとしたらーーと

直隆に散々怒鳴りつけたい気持ちになること多数(笑)

でもそういう直隆が真幸にとってすごーーく理想なんだから

しょうがないんでしょうけどね。

そして真幸にとっても衝撃的な出来事が・・・

真幸のセクシャリティを知ることで殴りつけて縁を切られたはずの兄から

メールが届き、連絡を請うのです。

縁は切られたまま10年の月日がたっていて

家族に対して深い愛情はあるのですが

以前傷つけられた出来事があるのでついつい避けてしまいます・・・

お互いがお互いの事情で心覆われているせいか

はたまた同棲生活ゆえについつい相手の存在に甘えているせいか

お互いを思いやる気持ちはあるんですけど

それが空回り気味なふたりの生活なのでした。

もうちょっとちゃんと話し合いましょうねといいたくなりましたが

直隆にとって可愛い可愛い真幸なので

守ってあげたい気持ちが非常に強いんでしょうね(笑)



小編2つ載っていましたが、弟の結婚生活も順調な感じでよかったです。

もうちょっと弟のエロ可愛いところがみたかったような気がしましたが

落ち着いてきた先輩夫婦の貫禄がでてましたね(笑)






        

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たおやかな真情 (崎谷 はるひ)


たおやかな真情 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
 
崎谷 はるひ (著), 蓮川 愛 (イラスト)



(あらすじ)

失った記憶を秀島慈英が無事に取り戻し、あまい日々が続くものと思っていた小山臣だったが、いまだ二人の関係はどこかぎくしゃくしたまま。そんな二人のもとを突然、年若いが独特の雰囲気をまとまった壱都を連れて三島が訪れた。新興宗教の教祖だという壱都とともに逃げてきたと語る三島は、大切に仕えていた壱都を臣にあずけ、姿を消してしまい…。

臣さんのシリーズ最新刊とはやる気持ちで読み始めたときは
 
うーん、ちょっと思ってたのとは違う~~というジレンマを 感じておりました。
 
あの記憶喪失事件のあと・・・

とくればもうラブしかないでしょうと はやる気持ちでいたからなんです(笑)


今までの作品の慈英&臣さんシリーズでは

いろいろな事件や人間関係、はたまた過去の因縁等が書かれておりましたが

あくまでも刺身のつまのような存在だったと思うのです。

メインのお刺身はどこまでもふたりっきりの閉じた関係の中で

愛が熟成されていくのを楽しむ本であったと思うのです。

今回の本からはそれがちょっと変わってきているような感じがして

最初それが納得できなくて微妙な感想だったのだと思うのです。


何回か再読を繰り返して気がついたことは

今回でふたりの今までの過去のエピソードもちゃんと回収モードにはいって

新たなふたりの関係が構築されていく前段階で

これからのふたりの話につながるための序章だったということです。


長い話の序章なので

新たな胡散臭いいろいろな人がいろいろなことを饒舌に語り始めていくのは

しょうがないことなんですけど

これがシリーズとして確立されていなかったら受け入れる側も受け入れやすかったんでしょうけど

確立しきった物語だったからこその賛否両論だったんだろうなぁと・・

これをどう広げていって

大風呂敷をどうたたんでいくか

崎谷さんの腕の見せ所ということでしょうね。


慈英が変化していくことを受け入れてニューヨークでの生活を決意し

それが別れることになることだと勘違いした臣は自分の身体の機能が一瞬にして

止まるかもしれないとまで思い込めるほどの二人の愛情が

どういう形に変わっていくのかが楽しみです。


コメントレスです♪

あきりんりんさん
京都はいろいろな歴史の中枢であった街ですし
またそれらを大切に守っている街です。
文化を受け継ぐこと
それらの重荷をひょうひょうと担ぎながら軽やかに生きている京都の人たちに
頭が下がります。
>母が女の子は13歳で京都でお参りするんだといいだし(私はやってないのに)
いやいや
もしかしたらあきりんりんさんが覚えてない小さなころにお参りをしたのかも(笑)
>私も行きたいといったら娘が行こうかといってくれて
娘さん優しいひとなんですね
もし娘さんとの京都訪問がきまったら
あたしもこっそり影をついていきたいです←妖しい人だわ(笑)

コメントありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。

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誘眠ドロップ (崎谷 はるひ)


誘眠ドロップ (ガッシュ文庫) [文庫]
崎谷 はるひ (著), 山田 シロ (イラスト)





(あらすじ)

平凡な高校生・梶尾空滋の幼馴染み兼同居人は、人気アイドルの藤代光樹。
“クールでミステリアスな美少年”と有名な光樹だが、
その実態は生活能力皆無で、空滋がいないと寝食もままならない超あまったれ。
空滋のそばでしか安眠できない光樹とベッドを共にしながら情欲をこらえることにも慣れた。
可愛い幼馴染みをずっと守っていく覚悟だったが、
ある日、光樹に思いがけないスキャンダルが―。
親に捨てられたに近い境遇のためか
 
幼い頃から空滋がいないと眠れない食べれない人気アイドルの藤代光樹

危なげな光樹のため、空滋は恋心をひた隠し、世話を続けている

健気な攻めの餌付けのお話はきらいじゃありません。

書き下ろしもたっぷりとついているので

初期の崎谷さんスキーのかたなら楽しめると思います



コメントレスです♪

あきりんりんさん

たしかに趣味というか萌えの範囲はどんどん変わってきているようです。
この間まで夢中で読んでいたのにもうすっかり・・ということよく有りますよね。
ファンタジー系は実はあたしも苦手なんです・・
水壬先生はあたしもずーーと読んでいる方なんですがファンタジーには今一歩萌えません
多分・・外国とか、カタカナの名前覚えるのが苦手なせいもあると思うのですが
作者様がもつその世界観をうまくつかめないせいかもです・・
>芸能シリーズの野田君は私の一番です。
あたしもあのシリーズでは野田くんが一番好きです!
あの映画だけはつくる才能があっても人間としては今一歩なあの監督の手綱をとって
尽くせれるのは・・・野田さんしかいませんよね(笑)
同人誌であのふたりの甘い甘い場面を読むとひとりニヤニヤしてしまいます(笑)

コメントありがとうございました!


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ミントのクチビル―ハシレ―(崎谷 はるひ)

ミントのクチビル―ハシレ― (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
崎谷 はるひ (著), ねこ田 米蔵 (イラスト)


 

(あらすじ)

夢見がちな姫路桜哉は、初恋の人・徳井にはじめてを捧げた朝、
当の徳井から心身ともに傷つけられる。
そこへ颯爽と踏み込んでかばってくれたのは、
その瞬間まで徳井の恋人だった小島邦海。
彼は徳井に絶縁を突け付け、桜哉には優しいキスをくれた。
王子様のような邦海から大切にされ、自分がいかに酷く扱われてきたかを思い知った桜哉は、まずはお試しで邦海とつきあうことになり…。
可愛らしい表紙に惹かれて購入

いえ、崎谷さんですので買うのは決まっていたんですけどね(笑)

信号機シリーズもこれで五作目

前回のシリーズにでていた人たちがちょこっとでてきますが

お話の大筋には支障がないのでこれだけ読みたいという方でも大丈夫なのではないかと

思います。

お姫様が初夜を暗黒の王子様と残念な気持ちで迎えてしまったあと

ほんとうの王子様が出現してきてきます。

王子とお姫様がいろいろな事件や出来事を経験してますます愛を深めていっています。

こんな世情なので

可愛らしいバカップルに微笑ましさを感じます(笑)



コメントレスです♪

そうなんですよー
全部持っている本で小冊子フェアーはやめてもらいたいものですよね;;)
いえいえ上から目線になってしまう気持ちはとってもよくわかります!
あたしも二冊目を買ってやるんだという上から目線で本屋にいこうと思っております(笑)

コメントありがとうございました!


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プリズムのヒトミ―ヤスメ― (崎谷 はるひ)


プリズムのヒトミ―ヤスメ― (幻冬舎ルチル文庫 さ) [文庫]
崎谷 はるひ (著)
ねこ田 米蔵 (イラスト)



(あらすじ)

専門学校生・冲村功と北史鶴は同棲中の恋人同士。卒制に集中する史鶴を愛しく思いながらも冲村は寂しさを感じ…(『ハーモニクス』)。
 
専門学校講師・栢野志宏は生徒の相馬朗と恋愛中。そんなある日、過去のトラブルの原因が再び前に現れ…(『シュガーコート』)。
 
十年に渡る素直になれない関係から相思想愛の恋人同士に戻った弁護士・伊勢逸見とバーオーナー・相馬昭生は…(『バズワード』)。


アオゾラのキモチ―ススメ (幻冬舎ルチル文庫)
オレンジのココロ―トマレ (幻冬舎ルチル文庫)

ヒマワリのコトバ―チュウイ (幻冬舎ルチル文庫)


信号機シリーズのあの三組のカップルがひとつの事件を軸に三者三様に振り回されました

という番外短篇集なんですが

崎谷さんですので他の方の中編以上のボリュームで楽しく美味しく味わいました。

一番好きな「ヒマワリ」シリーズの大人カップルたちの話がよかったです。

繊細というか、ややこしい感情に振り回されておりましたあの昭生が恋に素直になることで

大人への第一歩を踏み出しておりました。

年齢的には十分に大人なんですけど

思春期以前により重病を患う姉のパワフルさに押されていて

ちょっと心の成長のスピードが遅かったというか

乙女な思考が入っているので大人げない一面を持ったままおとなになってしまってたのですが

ようやく過去と自分とを振り返ることができて

受け入れることの大切さを知ってしまったのです。

そんな昭生にほっとしたような残念がるような伊勢はもしかしたらM属性なのかも(笑)


事件を背景にもちながらも昭生は終始冷静に事件を受け止めていて

溺愛する甥朗と専門学校講師・栢野のふたりの関係を心から喜んではないのですが

栢野の過去の恋愛によるトラブルにたいしても平静に対応します。

伊勢に対しても素直になるように努力していて

またそれを伊勢がすごく喜んでいるので

すごくラブラブで甘甘で楽しく読めました。



このふたりの続きが読みたいような

これ以上の嵐がおきて昭生が振り回されるのはやめてもらいたいような

そんな微妙な気持ちです(笑)


コメントレスです♪

あきりんりんさん
>雑誌で読んで書き下ろしのため買う気だったのですが短かったので立ち読みしました
あーあたしもそうすればよかったかもと思いました。
『断捨離』のためにはそうできたら一番いいのですが、
雑誌についているはがきで小冊子もらわなきゃいけないし
作者さんが好きなのでつい・・・(笑)
永遠に綺麗に片付いた部屋には住めないと思います(笑)
イラスト重要です!
お話をすごく助けてくれる重大なお役目があるので
好きなお話でも挿絵さんが気に入らなかったら買わないことが(笑)
「ラブレター」はあたしも大好きなおはなしです!
せつなスキーには欠かせない、泣きたい時に読むお話なんですよ。
あと、「指先」も「恋」シリーズも好きです。

コメントありがとうございました!

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「風と木の歌」に触発され
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一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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