恋愛深度 (ルナノベルズ) (新書)
浅見 茉莉 (著)
実相寺 紫子 (イラスト)
(あらすじ)
足を怪我して以来、一流モデルの座から転落し、愛人まがいのことまでして自身を売り込むしかなくなっていた七生。だが、そんな生活にも嫌気がさし、自暴自棄になりかけていたとき、ある一冊の写真集と出逢う。―この男に、自分を撮ってもらいたい。彼ならきっともう一度、脚光を浴びるような写真が撮れるはずだ。だが、その男はすべての依頼を断り続けていて、もちろん七生の頼みも聞こうとしない。自身の身体を使い、誘惑しようとする七生だったが…。
昨日のルナノベルズの小冊子を読んで
思いがけずに けっこうな内容の濃さだったことに遅まきながら気がついたので
以前から内容が気になっていたこの本を購入してきました。
思いがけずによかったです!
一流モデルとして活躍していた七生でしたが、撮影中の事故で足をけがしてしまい
ファッションモデルとしての道は閉ざされ、
愛人まがいのことまでしてモデルの仕事にしがみついておりましたが
モデルとしての自分ではなく肉体だけに執着する画家との生活に嫌気がさし
そこを飛び出してしまいます。
そんな七生に提示された仕事は
素晴らしいメイルヌード(男性ヌード)の写真集を出版しその後は風景写真しか仕事をしない
飛鷹に写真を撮ってもらうことでした。
思い切ってその隠遁生活を送っているカメラマンのところに押しかけるものの
彼はまるで七生の写真を撮ろうという気はありません。
が・・・それだけでは諦めきれない七生も懸命に自分の魅力をアピールし
自分の身体をつかってまでカメラマンである飛鷹に襲い受けしちゃうんですが
今一歩というか全然モデルとしては受け入れてくれません。
押しかけ同居をするようになり、
飛鷹の優しくて人間味のある魅力に魅かれていく七生。
傷ついた兎の治療をしてやり、寒い夜には毛布をかけてやる優しさに魅了され
どうしようもなく魅かれていくのですが
飛鷹の閉ざされた部屋には最後のモデルとの写真が壁一面に飾られており
愛情にあふれたその写真みて
飛鷹の心は自分にはなく、
いまはもう事故で逝ってしまった彼を愛しているということに打ちのめされたまま
最後の思い出に飛鷹と一夜過ごすのです。
別れの言葉を平然とすることはできないから
彼を買い物に追い立ててあわただしく家を出ていく七生がほんとうに切なくて
悲しかったです。
最後とうとう飛鷹のなかで氷のかけらとなっていたものが溶けて
七生の写真を撮るようになるのですが
今までツンツンしていた部分が全部デレデレの甘甘でよかったです♪
ちょっと切なくて泣きたくて、でも甘い部分を楽しみたい方いかがでしょうか(笑)?
コメントレスです♪
ゆうみさん
海一歩隔てているだけで小冊子まだ届いていないとのこと
待つ楽しみもいいものですが、じれったいですよね
こういうときは本当にお江戸に住んでみたいと思いますよねぇ。
ゆうみさんお勧めの可南さんよかったですよー
相変わらず恥ずかしげもなくのろけている荘志でした(笑)
lisaさん
良くできた小冊子と言うか値段以上だったのでほんとうに嬉しかったです。
>ファンを裏切らなくて劇甘仕様で
うんうん激しく同意いたします(笑)
まひるさん
はじめまして!
申し込み忘れていて、
あとからお気に入りの漫画家さんのことを知った時のショックの大きさは
すごくすごくよくわかります。
あたしもそういう思いを何度もしておりますが、
周囲の方々に甘えさせてもらい、助けてもらったこと多々ありますので
こんなピンボケ写真では。。。と思っていたのですが
楽しんでいただけてよかったです。
もし、ちゃんとしたデーターがご入用でしたらまたご連絡くださいませ<(_ _)>
[3回]
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