忍者ブログ

Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

遺産相続人(石原ひな子 )

 遺産相続人 (ショコラノベルス HYPER) (単行本)
石原 ひな子 (著)
実相寺紫子 (イラスト)
         


●あらすじ●

 四条グループ会長の秘書を務める瀬田夏生は、死の近い四条の希望で大学生の保科淳之介に接触した。
天涯孤独の保科は四条がかつて関係を持った女の息子で、四条の唯一の実子である可能性が高い。
だが攻撃的で自信に満ちた若い獣のような保科は、四条家に入ることはもちろん、親子鑑定すら拒否。
莫大な財産もいらないと言い切り、追い払うためなのか瀬田に身体さえ要求する。
恩義ある四条の願いを叶えるため、瀬田は保科に抱かれ、保科を四条家に相応しい男に仕立て上げようとするが―。
傷つけあい迷走する切ない恋の軌跡。



 慣れた奇麗な文章でしたので、他にも作品があるのかなと思っていたら
これがまだ、2作目ということでした

攻めの保科はイマドキの若者でつねに語尾上げ口調です
これは・・・と思っていましたが
瀬田に人間として、大人として、社会人として教育(躾?・調教?)されていくことにより、すごくいい男に変身していきます

瀬田は生まれたときから母親に捨てられていて、それが常に彼の傷として存在しています
その瀬田の人間性を認めて、四条の希望を叶えるために保科に体を与えることすら厭いません

ある意味必要とされることが、瀬田にとって、もすごく重要なんです
そこらあたりのマイナス思考がなんとなくアタシの萌えなんです(笑)


 うまくまとまってからも、四条の跡継ぎと決まった保科のために
自分の存在がよくないという建前と、
両親にすら疎まれて育った過去の傷があるために瀬田は、自分自身を容易に幸せにできません。
保科に切り捨てられることが怖くて、自分から瀬田を捨てようとしまいます

保科に強引に押して押して押し捲られることが
マイナス思考に陥りやすい瀬田には必要なことなんでしょうね

あんまり買わないレーベルでしたが
実相寺紫子さんのイラストがあんまりきれいだったのと
あらすじがあたしの萌えだったので購入してみましたが
2時間充分に楽しませていただきました

源氏物語で、彼を自分の好みの男に育て上げるのが好きな方いかがでしょうか?
切なさも充分に堪能できます(笑)


注:後から読み直していたらなんか違和感が・・・
  と思っていたら攻めと受けの名前が間違っていました・・・
  あほです
  読まれた方混乱された方もしいらしたらすいません・・・

  ご指摘くださいませ




拍手[0回]

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

トラックバック

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

コメント・トラックバック等大歓迎です

Twitter

カテゴリー

カウンター

最新コメント

[01/09 suuny]
[01/09 suuny]
[11/23 Lianha]
[11/22 さなえ]
[11/07 Lianha]

最新トラックバック

ブログ内検索

BL×B.L.People