何でやねん!
(ディアプラス文庫)
久我 有加 (著),
山田 ユギ (イラスト)
商品の詳細
文庫: 297ページ
出版社: 新書館
発売日: 2004/5/10
今月のデイアプラス文庫は 「月よ笑ってくれ 月も星もない2」を読み終えて、この本のこと思い出しました
正確には、脇で出てた 相川がすんごく素敵だったので
まずはこれから書いたほうがいいかなぁと(笑)
お笑い芸人者BL第一弾でしたw
(あらすじ)
相川仁は苛立っていた。高校入学以来毎日、ある男に漫才の相方になってくれとつきまとわれていたのだ。
かつて言葉のいじめにあっていた仁は、人に笑われるのが大嫌い。
だがその男・土屋来は、仁がどんなに冷たく断っても諦めなかった。
「笑われるのは怖いことやないよ」不思議な熱を込めてそんなふうに口説く土屋に興味を持ち始めたある日、仁は当時のいじめの主犯格・福島と再会し…。青春漫才ラブ×バトル。
『巡り会えたね、スイートハニー。』
テンポもセンスもぴったりなんて、実は滅多にあることじゃない。
ムカつくばかりの出会いでも、どうやら君が運命のひと!? 帯についてあるアオリ文句がぴったりに楽しいお話です
男前で、長身で精悍な顔立ちの 土屋 は高校の入学式から相川に付きまとっている
漫才の相方になっつてくれと(笑)
でも、相川は昔言葉のいじめにあって以来笑われることが大嫌い
ぐいぐいと相川の心に入り込んで抱きしめていく土屋の強引な優しさがとても楽しいお話です
会話が関西弁なのでちょい関西方面在住の人間からしたら
言葉のイントネーションまで聞こえてきそうなテンポのいい人情味のある
会話がすごくいいです
やがて、二人は日常生活を重ねていくにつれ、苛められていた過去と、
孤独だった土屋の過去も二人でうめていき、愛を重ねていくのです
かなーり強引でしたが、土屋の夫婦漫才をしたいという夢もかないそうな予感(笑)
山田ユギさんのお話にぴったりなイラストが素敵でしたし
なんといっても、男前で強い 相川が 土屋に愛されることによって
どんどん花が開くように可愛くたくましくって行く姿があたしの萌えです(笑)
脇役の二人の同級生でもあり、土屋の幼馴染君もぬぼーとしていながら
なかなか鋭い突っ込みを見せてくれます
その弟君も年下ながらなかなかの人間です
兄を慕うと見せかけながら、相川に向かって素直でない恋情をぶつけていく土屋の妹桜子もおなごまえで可愛いです
高校生漫才師としてがんばる二人のお話でもあり、
友情ラブストリーでもあるお話でもあり
小さな傷を心に持つ優しい人たちのお話でした
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