茅島氏の優雅な生活 英国旅行編(花音コミックス) (コミック)
麻々原 絵里依 (著, イラスト)
遠野 春日(原作)
(あらすじ)
由緒ある家柄と莫大な財産をもつ茅島氏は生きることに怠惰で孤独な資産家。そんな茅島氏が初めて欲しいと望んだのは地位も財産も持たない傲慢な庭師だった。一途な恋をして変わりはじめた茅島氏は、愛する庭師と英国湖水地方を訪れるが…!? 超ロングランヒット・ラブストーリー最新刊。 原作:遠野 春日
庭師×茅島氏のコミカライズ版も二巻まできましたね。
原作を重視して、きちんと書けている漫画って案外少ないので
終わりが近づくのがさみしいです。
小説と同じように時間を重ねて、身体を重ねて、
そして心を重ねていく二人です。
あれだけふたりとも思い合っているのに始まりが茅島氏の押しかけ告白だったせいか
茅島氏はどこか自分に自信がありません。
ちょっと偏食のことで庭師に忠告されて腹が立ったのですが
もしかしたらこれで終わるのだろうかという不安に責めさいなまれます。
気の乗らないパーテイに招待され思いがけずに清里の別荘に行くことになる茅島氏
そこに着替えを持ってくるように頼まれたのは・・・そう庭師の彼でした。
庭師の彼が別荘に来たとたんバスにこもる茅島氏のうつむいた表情がいろっぽいです。
そして、あんのじょう部屋は真っ暗で
(彼が茅島氏のお部屋を訪れるときはなぜか部屋を暗くしているのですよー)
茅島氏と庭師の彼はあつーーーく仲直りしちゃうのです。
麻々原さんの描かれる茅島氏はダイヤのように硬質で清らかなイメージがあるのですが
庭師の彼に抱かれる時そのダイヤがいろいろな色を持って輝きだすような
そんな気がします。
そしてもう一つの話は英国旅行編です。
実際のところ英国にいったことは全然ないあたしにもイメージがわき出るかのごとく
美しい背景が書きこまれております。
そんな英国新婚生活を楽しんでいる2人でしたが
なんとなく元気がない茅島氏なのでした。
英国を二人で訪れる幸福はありましたが、
そこの地には庭師が過去に肉体関係を持っていた彼がいて
もしかしたら・・という不安にさいなまれているのですが
肝心の庭師さんにとっては終わりきっていたお話でしたので
そこらあたりの行き違いがありましたが
きちんと想いを伝えあい仲直りの熱い夜になっちゃっていくのです。
麻々原さんの茅島氏もすきなんですが、日高さんの茅島氏も実は好きなので
一話だけでもいいんで、コミカライズしてくれませんか?
とちょっと希望を呟かせてください(笑)
コメントレスです♪
ゆうみさん
>有樹視点でもう一度読んでみたいな
このお話でちょっと物足りなく感じた部分はそこだったんですね。
終始鳴沢視点のお話だったせいかじれじれした感じがやけに印象に残りましたものね。
書きおろしで有樹視点のお話も付け加えてくれていたら
このお話はすごく満足度高かったかもしれません。
さすが師匠と呼ばせてください<(_ _)>
コメントありがとうございました!
[3回]
PR