僕に雨傘、君に長靴 <右手にメス、左手に花束7> (二見シャレード文庫)
椹野 道流 (著)
鳴海 ゆき (イラスト)
(内容)
可愛い俺は嫌いか?
法医学教室助手の篤臣と消化器外科医の江南。恋人同士のいつもの夕食で、珍しくかしこまった江南がきり出したのは、二人にとって因縁の温泉旅行の提案だった。
強姦まがいに犯され、篤臣にとってトラウマとなった場所。そして、江南にとっても消えぬ罪を思い起こさせる場所。
あんときのこと、もっぺん仕切り直させてくれへんか? ──江南の真摯な言葉に、篤臣は過去と向き合うため、その誘いを受け入れるのだが…。
篤臣&江南の温泉旅行編 「 旅に出よう 」 ほか、楢崎と江南の合コン編 「 愛と嫉妬と鯵フライ 」 の二本立て! おまけの巻末キャラクター座談会つき。
24日発売でしたので、手に入れても連休後かなぁと思っておりましたが
連休前にアニメイトで手に入れれることができました。
お得な気持ち(笑)
安定しきったカップルというイメージがありましたので、
安心してあまあまな生活を楽しもうと読んでいったのですが
このふたりでも、まだ乗り越えれていないものがあったみたいです。
ふたりの関係が進むきっかけとなったのは、
学生時代からのつきあいとはいえ、いつまでも友人としてしか自分を見てくれない篤臣
江南は恋心を抱えたまま、どうしようもなくなって煮詰まり切った気持を
強姦という最低の手段で篤臣に伝えてしまいます。
もうこれで終わりかと思っていたところ、ふたりのことをよく知る先輩の口添えと
江南の手術中の事故により
ふたりはあらためてお互いの気持ちについて考える機会を得たのです。
それ以後もいろいろな出来事がありましたが
ふたりはお互いがかけがえのない存在と
思いやり助け合い乗り越えていったのですけれど
やっぱり、始まりの温泉は二人にとって乗り越えないまま
忘れたふりをしていたことだったみたいです。
今回、江南が休暇をとることができたので、二泊三日ですが旅行を提案してきました。
きちんと話し合って
過去も乗り越えていこうと温泉旅行を提案してくれたので
篤臣も納得しふたりで旅行にいこくとに
初日から不幸なことに江南は手術室に呼び出されることになりましたが
あとから合流し、ふたりで温泉旅行を楽しむことによって過去を乗り越えていきました。
宿泊地近くの観光地で楽しむふたり
この観光地で遊ぶ計画をあの事件が起きる前はそのときにしようと計画していたことを
篤臣は知り
ますます愛を深めていくのです(笑)
雨降って地固まるということですね。
破れ鍋に綴蓋ではないのでししょうが、
長靴と雨傘でふたりでお似合いのいい時間を作っていくのではないのでしょうか(笑)
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