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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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よくある話。 (中原 一也)

よくある話。 (リンクスロマンス) (単行本)
中原 一也 (著)
朝南 かつみ (イラスト)

(内容)
冴えない中年オヤジの袴田俊樹は突然、元AV女優の妻に離婚を迫られる。その夜、バーで泥酔した袴田は、気づくと同じ会社の出世頭・池田優作と全裸で同衾していた。一夜の過ちで、モテる池田が自分に興味を持つわけがないと思っていたが「課長の色気にやられました」と熱烈に口説かれる。全く理解できないまま、押しが強くAVが大好きだという池田に流され、様々なプレイを楽しむ仲に。だが偶然、池田が袴田の別れた妻のファンだと知ってしまい―。



キャラの小冊子フェアーで購入し、

一度読んだだけで感想を書かずに置いておいた作品です。

イケメンの若い男の子に攻めて、責めて、せめられるお話でしたね(笑)

樹生かなめさんの「黄昏に花」と雰囲気が似ているかな

という感想を持ってしまいました。

枯れたちょっと?天然のぼけオヤジにあそこまで執着をみせる理由はなんなんでしょうか?

その天然ぷりと社会生活がうまく適応できていないのですが

その適応できなさが魅力なんでしょうか??

まぁ攻めの同じ会社の出世頭・池田も少々変な趣味があり、

その趣味を語らせたら

たそえそれがのどかな公園で家族連れがいようが

カップルたちが奇異な目でみられようがひるまない・・・

というかまったく目に入らないという不適応さがありましたが

最後はふたりともきちんと恋愛して

お互いに努力して恋を愛に変化させていくシーンが素敵でした(笑)。

お互いが幸福なら天然ぼけだろうが

AV好き~だろうが瑣末なことなんです・・・よね?



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『愛しているにもほどがある』プレミア小冊子(中原 一也)


CIMG0226.JPG















巷の噂で届いた報告が多かった『愛しているにもほどがある』プレミア小冊子

 『AKUDAMADER vs WHITE JACK』 が届きました!!

申し込んだはずなのに・・・と悶々と悩んでいたというかまちかねていたのでうれしいです(笑)


内容はぶっちゃけ中原さんはじけぎみ♪というか壊れ気味(笑)?で楽しかったです。

奈良さんの挿絵というかおまけらふ絵ももう最高にいいのです。

お話の中の斑目の妄想ををほんとうにいいテンポで描かれています(笑)



↓ご興味があるかたどうぞー♪

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A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ (中原一也)

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ (プリズム文庫) (文庫)
中原一也 (著)
楠本弘樹 (イラスト)
 
(内容)

「うち来るか?飯くらい喰わせてやるぞ」繁華街で拾った少年・明良に、つい親切心を起こしたフリーライターの葛城。居候となった明良は人懐こくて遠慮がなくて、アパートの個性的な住人達ともすぐになじんでしまう。しかしある日、葛城が入手した写真―そこには、男達に弄ばれる明良が…。動揺を抑えられない葛城に、明良は部屋を出て行く。そこに現れたのは…!愛に不器用な男と、愛を知らず彷徨う少年の胸に迫るラブストーリー。



あのエロとじで中原さんのおっさん同士の 濃厚でねちっこい愛と肉弾戦を拝見しちゃったので

中原さんの新刊ということで事前に内容を調べもせず・・・

裏のあらすじを見ることもなく購入に・・・

いやいやいや

さすが中原さんなんですよ。

でもねぇ・・・

中身がおっさんじゃないんです・・・・・・

せつなくて可愛い?恋を堪能していた遠すぎる過去にめまいが(笑)


中身は施設でセクハラされるめに会って施設を飛び出して自分ひとりの力で生きている少年明良

食い逃げをしていたところを奇特なおっさんに拾われて

なぜか養ってもらって・・・・

お礼に自分の体を差し出そうとしたら叱られて・・・

初めて人の情に触れてやっと本当の年齢らしく生きることを許されるのです。

餌付というか、刷り込みというか

初めて優しくされた大人に懐いていく明良がほんとうに可愛らしかったです。

おんぼろアパートに住んでいる人々もこれまた個性的で賑やかな人生を生きているようです。

もともと対立していた組のやくざであった二人は

真っ当に生きていこうとがんばっているんですが、

なぜかいつもあったらけんか腰で会話しているんですが

慣れてきた明良にとってはそれすらも仲の良い証拠に思えてくるのです。

夜のお商売をしている美紅は母親にうとまれ、

それでもなお昔の家庭的で幸福な家というものに憧れを抱いている。

インドの国からやってきたそのひとはみんなからマハラジャと呼ばれていて

御馳走になる料理はやっぱりカレー(笑)

笑ったことのない大家さんんが食べるお茶受けの一枚700円もするお煎餅を平気でぽりぽり食べながら

明良という少年がほんとうにいい子であどけないということがみんなに伝わってきます。


明良の昔していたことが葛城にばれたときとか

誘拐されちゃったこととか

葛城の甥をちょっとの間子守していた時に明良が感じる孤独感とか

ほんとうに楽しく読ませていただきました。


でも、おっさん同士じゃないのよ・・・と一言つぶやかせてください(笑)


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愛しているにもほどがある (中原 一也)

愛しているにもほどがある (二見シャレード文庫 な 2-9) (文庫)
中原 一也 (著)
奈良 千春 (イラスト)




(内容)

坂下が日雇い労働者の集まる街で診療所を開いて約一年。優しげな外見に似合わずゲンコツで荒くれ者たちを黙らせる姿は、
待合室の名物と化していた。そんな坂下と深い仲の彼らのリーダー格・斑目は、かつて天才外科医と謳われたほどの腕を持ちながら、
気ままなその日暮らしを決め込む変わり者。
フェロモン垂れ流しで坂下を求めてくる斑目に、自ら欲しがるほど溺れつつも、羞恥に焼かれる男心は複雑で……。
だがある日、医者時代の斑目を知る美貌の男・北原が現れて――。
「愛してないと云ってくれ」続刊!




前作「愛してないと云ってくれ」も読んだはずなのに感想が書けていないままでしたので

今回はもう購入はしないかなと思っておりましたが

またもやそういうあたしをあざ笑うがごとくの「小冊子フェアー」・・・・

ええ、それが目的で買いましたけどなにか?と開き直りです(笑)

奈良さんの男くさくなった絵がいい味を出しておりまして

中原さんの文章を華麗に彩っております。

が!!

水壬さんのあの「リスク」を読んでしまったあとでは30代後半はオヤジじゃなく可愛い子です(笑)

↑なにかを捨てたような気がする今日この頃・・・・とでもいいましょうか。

 

可愛い子たちは自分の生きる意味とか、職業を選んだ意味とか

自分にとって大切なものを守るために精一杯頑張って生きておりましたが

まぁ精一杯エロを謳歌していたとでもいいましょうか・・・

ある日斑目の過去の教え子でもあり、過去の男でもあった綺麗な男北原の出現により

楽しんで生きることに必死なひとたちの微妙なバランスが崩されていっていきます。

北原の目的はただひとつ

天才外科医として名を馳せて、

いまなお見事な腕をもっている斑目にもとの居場所に帰ってきてもらいたいということ。

斑目が何故そこまでして過去を切り捨てたのかは今一歩わかりかねるというか

あたしの記憶には残っていないんですけど

日雇労働者として楽しく生きている彼には北原の願いなどどうでもよかったのですが

斑目の恋人でもあり、日雇い労働者の集まる街で診療所を開き

みんなの健康を気にしているマドンナでもある坂下を陥れようと画策していたためか

なかなか北原を追い払うことができなかったのですけど

それも、ある日ブチ切れた斑目が自分の手にメスを入れることで北原を追い払います

まぁ流石元天才外科医とでもいいましょうか・・・

ちゃんと神経も血管も筋もきらないようにメスを入れていたらしいのですが

思いきった手段に訴えても今の自分たちの幸せを守りたかかったんでしょうねぇ(笑)

 

「名も無き日々」という短編もあったのですが

北原の出現に斑目の弟が一枚かんでいたというか

もともとの諸悪の根源であったみたいです

弟君の悪の魅力もすてきでした(笑)

次作が楽しみでありますし、小冊子も期待十分です(笑)

 

 

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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