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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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水に眠る恋  ( 可南 さらさ)

もう、恥ずかしいくらいの放置で申し訳ありません。

夏が過ぎて身体が楽になるのかと思っていたら

夏のダメージをくらいすぎていて回復できませんでした・・

体力と気力の衰えが哀しいです・・・(T_T)


グダグダしながらも楽しみはやっぱりBL本です(笑)

ということで最近読んだ懐かしい一冊

水に眠る恋 (幻冬舎ルチル文庫L)
可南 さらさ (著), 円陣 闇丸 (イラスト)



(内容)

仕事で大学病院を訪れた上原尚哉は、高校時代の同級生で外科医の久住廉と再会する。久住とは、かつて心を通わせながらも尚哉が裏切り、別れた相手だった。当初は屈託なく接してきた久住だが、二人きりになると態度を豹変させ、脅すように「身体を差し出せ」と償いを求めてきた。別れてからも久住を想い続けていた尚哉は、心を痛ませながら応じるが…。




懐かし作品が文庫ででました。

正直単行本があるので短い書き下ろしのために買うのもお財布にはやさしくないのですが

フェアーのために読みたくない本を買うよりはいいかなという気持ちで買いました(笑)

別の出版社さんからの出し直しというのならわかるのですが

同じ出版社さんでこういう出し方・・というのがちょっと複雑な気持ちになりますね。


高校生ころにピュアな恋をしておりましたふたりでしたが

お互いに抱えきれない事情というものがありまして

すべてを捨て去る形で別れた二人が再開し、あれやこれやとありましたが

ようやくお互いの恋情に気がついてというお話です。

固まってしまってからも家族に対しての思いや経緯があって

簡単に結ばれたというのではないのですが

王道ものとして安心して読める一冊です。

同人誌として書かれてた番外編が書き下ろしとして含まれるのかなと思っていましたが

そうではなくて攻めである久住視点のお話が書かれておりました。

ふたりが今ともにあるのはある意味奇跡のような幸福ですよね。

そんなふたりのお話が読めてあたしも幸福になれた一冊です。


コメントレスです♪

まるさんこんばんは
レスがますます遅くなり申し訳ありません(T_T)
体調がいまひとつなのもあるのですが、いろいろなことを処理していく能力が
ますます劣化しているせいでもあります。

>ちびトラさんで1冊読めて楽しかったです
ほんとですね!
雑誌連載分と同人誌分がまとめて読めて保管も簡単でありがたいですよねー
雑誌掲載作では本編ではかるーく流されていたトラさんの子供時代の可愛らしさや
腹黒さを堪能出来ましたね(笑)
きせかえ・・昔好きでしたのでつい切っちゃおうかと考えてしまいそうでした(笑)

同人誌では死がふたりを別れさせてしまっていましたよね・・
天国もう一度あえて良かったと思います。

我が家でももうそろそろ考えなきゃいけないなと思うことありますよ。
つい最近も関係の近い方がご主人を亡くされてしまったことがあるので・・
いつのまにか親兄弟よりも長い年月を過ごしてきた存在になってしまっていて
邪魔な存在と思うこともあり
頼りになる存在でもあり
もう愛とか恋とかじゃないもので
一緒に生きている戦友に近いものかと思うこともあります。

最後まで戦い合うつもりでありまするー(笑)

まるさんもがんばってくださいね。

コメントありがとうございました!

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約束   (可南 さらさ)

約束 (ガッシュ文庫) [文庫]
可南 さらさ (著), 六芦 かえで (イラスト)

約束 (ガッシュ文庫)




(内容)

他人を避け孤独に生きてきた有也と、生徒会役員で人望の厚い颯はクラスメイトで寮のルームメイト。
正反対の二人の秘密―外では他人のフリ、部屋では恋人の関係だということ。
颯が有也に触れる指先は甘く、有也にとって生まれてはじめての恋だった。
しかし、ある夏の日、颯が事故に巻き込まれたことにより二人の関係は突然終わった。
―彼はもう自分を覚えていない。
それから数年後、颯のことを忘れられずにいた有也の前に再び颯が現れ―。




秋の夜長もけっこう忙しい・・・

でも、心の潤いがほしいというときは読んでしまう可南さん

切なさで胸がキュンキュンできるし、涙が流せれるのがいいんですよね・・・

普段の生活でなかなか泣くことってないですよね。

でも、ときどき涙流すくらい感情を発露できることがあたしには必要なのかなぁと

思うのです。

これは「告白」のスピンオフです。

前作では横暴で傲慢な生徒会役員の攻めとすこーし天然なかわいい受けくんのお話でした。

ちょっことでてきてはいるのですが

場所が同じですけど前作とはかかわりはまったくないので

これだけ読んでも十分楽しめます。




夏の章と冬の章の二部構成でできております。

夏の章ではふたりは高校生でした。

母親の奔放な生き方と自分の出自に心の闇を感じて生きてきた有也

生徒会役員で人望の厚い颯

人と関わりを持たずに生きていこうとしているのに

甘く心地よいその時間を受け入れることのないふりでやり過ごしてきたのですが

颯は有也の心の内側にどんどん入り込んでくるのです。

けれど運命は有也にとってけっしえやさしくはありません。

颯に誘われた地元のお祭で楽しい時間を過ごし心が癒やされていくことを

知ってしまった有也なのに

颯はその日を境に高校の寮に帰ってくることはなかったのです・・・


冬の章では事故で記憶を失って、身体に大きなキズを残していた颯と

再会いたしました。

恋をしていたあの高校生の時間も有也にとって大切な思い出の時間ですが

再会した時からはじまった新しい颯との暖かで幸福な時間も

ほんとうに大事な時間なのです。

けれど友人のままでいいと積み重ねていく時間と思い出を溜め込んでいましたが

颯に婚約者がいることを知ってから

これ以上そばにいることが辛くなって、

颯の幸福を壊したくなくなくて離れようとします。

自分を幸せにしてくれた彼が幸福でありますように・・・

そう祈れる自分であれるように・・・


ラストがハッピーエンドだとわかっているのに

その切ない恋心で胸がキュンキュンできるのでつい何回も読んでしまうお話です。




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先輩とは呼べないけれど   (可南 さらさ )

先輩とは呼べないけれど (キャラ文庫) [文庫]
可南 さらさ (著), 穂波 ゆきね (イラスト)

先輩とは呼べないけれど (キャラ文庫)




(内容)

真面目でカタブツな保健所職員の理人は、過去のとある事件がきっかけで潔癖気味。
そんな理人の前に、上司の保健所長として現れたのは、高校時代の先輩で初恋の相手・
及川だった! 優等生だった面影はどこへやら、くたびれた白衣を身にまとい
飄々とした風情の及川。本気とも冗談ともつかない言葉でからかわれ、ペースを
乱されて戸惑うけれど、十年ぶりに同じ時間を過ごすうちにあの頃の想いがよみがえり…!?



そしてまたまた再会ものを堪能しました。

この小説は実は今年の夏に発売された小説キャラVOL・28に掲載されていたのですが

はっきりいって・・・

可南さんは熟考をして書いていくタイプなので・・・

今年中に文庫にまとまるなんて・・

信じられへん!!という驚きをもって購入した記憶があります(笑)

可南さんの切なさとかセンシティブさも生かされておりますし

これからキャラでの発売が増えればいいな・・と

わがままな読者が呟いております(笑)


高校生の時に先輩・後輩として出会った二人

ともに心地よい時間を過ごすことによって恋のかけらを感じさせていくのですが

悲しい行き違いがあって

これがふたりの優しい時間に終わりを告げる形になり

理人の心に癒えない傷となってのこり、潔癖症となって残り続けます。

そんな理人の思いをあざ笑うかのように

上司の保健所長として現れたのは、あの先輩・及川なのです・・・

学生の頃は勉強にも生徒会の活動にも熱心でまじめに真摯に生きていた人は

業務中に職場から消え失せるは・・

公園のベンチで昼寝をしているは・・

健康相談にキていた人を巻き込んでおいちょかぶをしているは・・

過去を振り返りたくい理人にやたらと突っ込んでくるわ

できるだけ遭遇したくないと避けているのですが・・・


過去を見つめて自分の傷を振り返るのはつらいけれど

過去を切り離すこともできず、

無意識に先輩である及川と一緒に過ごす楽しさもあって

毎日どこか心が落ち着きません。

そしてあるとき及川の心の傷と過去を知り、

自分自身が思い違いをしていたことをしるのです。

どんどん時間は流れおとなになってはいるのですが

心だけはあのころのまま止まっていた自分。

過去の傷を認識し乗り越えて成長していった及川。

そして今の自分にさりげない手助けをしてくれる及川に心惹かれないわけないのですよ。

雑誌掲載作にプラスして描き下ろしも載っておりますが

どちらも十分に恋の切なさを堪能出来ました。



まだ文庫化していないあれやこれやも

この調子でおねがいしますね。

とちょこっと呟かせてくださいませ(笑)








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左隣にいるひと (可南さらさ )


左隣にいるひと (キャラ文庫) [文庫]
可南さらさ (著), 木下けい子 (イラスト)

左隣にいるひと (キャラ文庫)



(あらすじ)

夏休みに帰省した江沢を出迎えたのは、五年前にケンカ別れした親友だった。
高校時代、振り返るとそこにいて優しく笑っていた生方。
誰に告白されても「ごめんね」と困ったように微笑んで、最後は必ず江沢の左隣に戻ってくる―
そんな関係に戻れるかと思ったのに、昔のままの笑顔で「あの頃も今も江沢が好きだよ」と告白されて!?
左隣の特等席は永遠に君のもの―友情が恋へ育つ軌跡。
 
昨日書いたMr・シークレットフォロアのシリーズの感想を書いていくと書いたのは

どうなったんだろうと自分にツッコミをいれつつ

好きな作家さんであるこの方の感想をあげさせていただきます(笑)

キャラで初めて出されるということで、

出版社の違いで作者さんの個性が良いようにも悪いようにもなることがあるので

ちょっと危惧しておりましたが

再会もののセンシティラブは相変わらず切なくてよかったです。


高校時代は「金魚のふん」とまで言われていたふたりでした。

おっとりとしたかなりのお人好しの友人生方は「天然王子」と呼ばれておりまして

容姿の良さも相まってかなりのモテモテさんでしたが

律儀にお礼は言うものの、いいかげんな気持ちでは付き合うことができないからと

ちゃんと断って自分の左隣に戻ってくる。

そんな友人という時間がすごく楽しくて幸福だと思っていたのに・・・

高校三年の時に知り合った淡い初恋を抱いた少女もやはり生方のことが好きで

生方はいつもの通り断ったのだけど、そのあとに「江沢はどう?すごくいいやつだよ」

自分の恋心を知られていたというショックと恥ずかしさもそうなのだけど

恋する気持ちを親友だと思っていた生方が勝手に露呈されたうえ

譲られたというか哀れまれた・・・

そのことに腹が立った江沢は生方を殴り、顔も見たくないと言ってしまったのです。

もちろん本気ではなかったというわけでもないのでしょうが

腹立ち紛れの気持ちもあったし

なにより少し時間が経てば生方の方から誤ってくるだろうと思っていたのに

それからずるずると五年の時間が経ってしまったのです・・・

久しぶりに帰省した自分を迎えにきてくれた生方は相変わらず優しくていいやつで

飲み会で誤解を解いてすっかり懐かしい気持ちでいつもの左隣に立ってくれるのです。


友情が恋へ育ってゆくお話を丁寧に書かれていて楽しめました。


純情で乙女ちっくな攻めに対して、受けである江沢の方が男らしいというか

引っ張ってゆくカップルでした。

最後ちょっとリバッてもいいんじゃない?という雰囲気で終わっておりましたので

小冊子、または同人誌で期待したいと思います(笑)

あと生方の先輩で悪魔のように頭が良くて勘と察しがいい白井という男前がでておりまして

その彼の恋のあたふたも見てみたいような気がします。

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その目で見るな (可南さらさ)

その目で見るな (リンクスロマンス) [単行本]
 可南 さらさ (著), 高宮 東 (イラスト)




(あらすじ)

大学生の前田高宏は、マンションの隣に住む同じ大学生でモデルの篠宮斎を介抱したことから、食事の世話をするようになった。男女問わず恋愛関係の噂がたえない斎に高宏は、友人から気を付けろと忠告をされる。まさか地味で野暮ったい自分に、斎は興味をもたないと思っていた。だが、斎から「俺としてみない?」と突然告げられる。男相手は考えられない高宏は、斎にきっぱりと断るが…。
前作「夜が明けるまで 」のあとがきで人としてダメダメな攻めのおはなしがでると

言う事で期待しておりました作品です。

雑誌ですでに読んでおりましたので中身はすでに知っていたので書き下ろしに期待しておりました。

モデルであり、大学生である攻めがイラスト効果で麗しくきれいなんですけど

腹黒さというか、子供のように自分の欲求に素直な感じが今一歩かなぁと

BLに求めるイラスト効果は綺麗さだけではダメと思うのは

あたしの成長ゆえでしょうか(笑)

受けの大学生高宏は可南さんらしい

普通?に家事がじょうずで甲斐甲斐しくって健気なんですけど

攻めがいつものように唐変木な真面目さがないだけでこんなにテイストが違うのかと

ちょっと驚きの一作です。





コメントレスです♪

lisaさん
微妙なラインナップに理解と同意とありがとうございます!
小冊子に凪良さんが書かれていないのなら頑張らないんですけど
読みたいと思う気持ちが強いので
lisaさんオススメの作家さんの普通さを楽しみたいとメモしました(笑)

ゆうみさん
おひさしぶりです!
>ポチポチが徐々に増えてきて
あーその気持よくわかります!!
予定ではできるだけ絞ってお財布に優しく生活しようと計画は建てるのですが
この本にペーパーがついているし
これも人様オススメで楽しそうと
ついポチポチポチポチ・・・・(以下略(笑)
でも、それが楽しいならしょうがないですよね(笑)
>可南さんも佐田さんも楽しみです
そうなんです~
以前なら寡作だった方がけっこうコンスタントに出ているんですよね。
嬉しい悲鳴を楽しく上げて・・小冊子もペーパーも手に入れなきゃ(笑)

コメントありがとうございます♪

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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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