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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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初恋迷宮 ( 鳥谷 しず)

初恋迷宮 (白泉社花丸文庫) [文庫]
鳥谷 しず (著), 蓮川 愛 (イラスト)

初恋迷宮 (白泉社花丸文庫)



(あらすじ)

初恋の男に残酷な拒絶を受けてから8年。以来、脇目も振らず職務に邁進してきた椎名雪人は、異動先の京都府警本部で愕然とした。宝坂眞―かつてチェロ弾きだった年下の彼が、雪人を振った男が―上司として現れたのだ。予想だにしない事態に雪人の頭は混乱を極めたが、その顔を目にしてしまえば、捨て切れなかった恋情は呆気なく再燃した。けれど、宝坂の左手の薬指には、彼が誰かと誓った愛の証が燦然と煌めいていて…。




変態という代名詞が頭の中で渦巻いている作家さんなのですが

蓮川さんのきれいな挿絵効果でしょうか?

はたまた純真な部分がすでにどこか遠くの海の中で藻屑となっているせいでしょうか?

あまり変態な部分は感じられませんでした(笑)

逆に京都弁の受けの初恋への執着というか

思いが捨てきれない昏い情熱に近いような艶とか色気が妙に印象的な一冊でした。


病院でカバーもつけずに平気で・・というわけではなく

他人様が誰もいないときはあたしの心の癒しタイムというわけで

主人も慣れたものでとくに反応もなく堪能することができました(笑)


初恋の戸惑いとときめきと悲しみと切なさを堪能なさりたい方に進めたい一冊です!



コメントレスです(^^♪

あきりんりんさん
ご心配おかけしました<(_ _)>
ようやくひと段落つきました。
いつも友人から介護人生に終わりがない人ねといわれていますが
まさか義父より先に主人の介護をするようになるなんて・・・
思わぬ人生の伏兵でした。

娘さんと旅行されるすですね。
娘さんとの時間をどうか楽しんできてください~
時間ってあるようで結構ないものかもとここ最近ほんとうに実感してます。

>行き先のこと調べたり着るもの考えたりそれが楽しいですね。
旅行って行く前から楽しいものですよね~
あたしもこれが落ち着いたらまたいろいろなところに出没したいです(^^♪

コメントありがとうございました!





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ミスター☆リトル☆ボーイ   ( chi-co )

ミスター☆リトル☆ボーイ (大誠社リリ文庫) [文庫]
chi-co (著), 木下けい子 (イラスト)

ミスター☆リトル☆ボーイ (大誠社リリ文庫)



(内容)

製薬会社勤務の有栖川には、気になる存在がいる。男らしい容姿に快活な容姿の――無愛想で孤立しがちな自分とは正反対の同様・鈴木だ。しかし彼とは関わることもあるまい。そう思っていたある日、試作品の『若返りの薬』で鈴木が昼間だけ子供の姿に戻る体質になってしまう。彼を自分の部屋に匿うことにしたものの、件の薬には「毎晩大人に戻った時に性欲が増進する」副作用があって!? 鈴木自身では処理しきれないその欲望の解消の手伝いをするはめになった有栖川だが…?




新規作家さん開拓しております♪

デビュー作を読んだような薄い記憶があるんですけど

軽妙な恋のおかしさをじゅうぶんに味あわせてくれた・・ような覚えがあるのと

挿絵が木下さんで可愛かったので買いました!


男らしい容姿に快活な性格の鈴木

鈴木にとって色白で涼しげな容姿の有栖川はライバルというか、

ちょっと苦手な存在なのでした。

そんな二人がなぜ同居に?というと

製薬会社の研究部門の上司に若返りの薬を試してみて!

ということで不承不承試しのみしてみるとあらえあああ不思議

なんと幼稚園くらいの子供に変身したのでした。

上司はなんとその薬の中和剤、つもり元に戻る薬は作っていなかったため

子供のままで生活することになり

おまけに有栖川に世話をしてもらうことに・・・

しかも!その薬には大きな副作用があって夜になると大人に戻ることはできるのですが

副作用として性欲が亢進しちゃうのです(笑)

ともに暮らすうちにお互いの隠されたていた魅力に気がついてひかれ合って

なぜか性欲処理まで手伝っていただけるようになっちゃううちに

恋にきがついていくのです。


ファンタジーというか、コメデイなのでツッコミどころ満載なのですが

そのツッコミも楽しいし、エロ可愛いのです。

挿絵の木下さんが描かれる子供ちゃんも可愛いので

仕事でいやなことがあったときとか、癒されたいとき

なんとなく笑いたい時にピッタリな一冊ではないでしょうか?


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間違いだらけの恋だとしても   ( 鳥谷 しず )

間違いだらけの恋だとしても (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
鳥谷 しず (著), 鈴倉 温 (イラスト)

間違いだらけの恋だとしても (幻冬舎ルチル文庫)



(内容)

刑事の鈴原は、弟から「同棲中の恋人」として検事の友利を紹介される。
その後、弟は仕事で海外へ。
恋人不在の寂しさからか頻繁に連絡してくる友利に、鈴原は戸惑いながらも惹かれてしまう。
とある事件を通して、友利がSM趣味の変態なのではという疑惑を持った鈴原。
それでも一夜だけの思い出にと身を任せるが、「慣れている」と勘違いされて…!?




変態風味の味付けの切ない恋の物語でございます(笑)


検事さんと刑事さんのカップリングとくれば・・

事件を通してお互いに戦い合って愛を深めていくのかとおもいきや・・・

まったくもってそういうことはございませんでした(笑)

イヤ・・一部あったけど、それすらも笑いの果てといいましょうか。


刑事である鈴原はゲイであることを隠して生きておりました。

それは幼い時から壊れかけていた家族が決定的に崩壊したのが

弟の性癖がゲイだからということだからです。

母のために隠し通して生きておりましたが

母の死により、自分だけが苦しんでいたのではなく母もまた悩み苦しんでいたことを知り

積極的に恋をしてみようと決心するのでした。


その場に居合わせたのは弟だけではなく弟と同棲中の恋人として紹介されたのは

検事の友利でした。

優雅で洗練されていてインテリで穏やかな物腰の友利ひと目で心惹かれる鈴原でしたが

彼は弟の恋人なのです・・・

というあたりまでは切ない恋のお話を期待していたのですが

そこかしこに溢れてくる変態風味というか

おかしな人々というか・・・妙でへんちきりんな日常と言いましょうか

妙な笑いが出てきてしまうのです。

事件を通して友利という男を知っていくうちにどんどん惹かれていく気持ちを止め切れず

弟の不在ゆえの寂しさを紛らわすだけでもいいからと

一夜の恋に身を任せてしまうのですが

まぁおこらあたりもエロエロがすべてに濃いです(笑)!


最後に誤解が全て解けて

実は友利はすでに弟と別れていて

鈴原は友利が初めての男であったということがわかるのですが

そのあとの会話がおかしかったです。

攻め「私の孔をよく見せてください」

受け「それはお前の孔じゃないだろう。俺のだっ」

攻め「いいえ。これは私の孔です」

(。・_・。)

破れ鍋に綴じ蓋の変態加減がよろしい風味でおいしゅうございました(笑)


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神の庭で恋萌ゆる   (鳥谷 しず)

神の庭で恋萌ゆる (ディアプラス文庫) [文庫] 鳥谷 しず (著), 宝井 さき (イラスト)

  神の庭で恋萌ゆる (ディアプラス文庫)




(内容)

貧乏神社の跡取りである綾人(あやと)は、先輩の結婚式で華やかな美貌を持つ製薬会社の御曹司・犀川(さいかわ)に出会い、口説かれる。 
その場では誘いを拒んだものの、ヤクザから乱暴な借金の取り立てを受けて窮地に追いこまれ、犀川に会いに行く。 
そして、金銭的援助と引き換えに、性奴隷になる契約を持ちかけた。 
綾人の申し出を優しく微笑んで受け入れてくれた犀川には、実は少し変わった趣味があり……?

変態科学者(マッドサイエンティスト)×貧乏神主の特濃スウィート・ラブ!!



 先輩の結婚式で華やかな美貌を持つ御曹司と出会って

すぐに口説かれるのですが

初恋のうっすらとした想いは経験しましたがいまだに男性とも女性とも付き合った経験もなく

ましてやキスの経験すらもなかった大学院生である綾人にとって

合コンで王様ゲームで気軽にくちづけしてくれちゃうなんて

とんでもない許しがたいことなんです。

けれど昔から借金グセのあるおじのせいで借金の取り立てを受けて

窮地に追い込まれた時思い出したのは

自分に露骨な性的な興味を示したチャライボンボンで・・(笑)


困っている時に思い出してしまう相手なんて・・とてつもなく興味を持っているというか

想いがある相手と・・と想っているのですが

ある意味天然で最強の世間知らずの美人さんはそんなことかけらも思いつきもせず

妙案といつか・・

珍案?というか・・・

チャライボンボンなら恋人とかセックスフレンドには不自由していないだろうから

自分はなんでも言うことを聞く性奴隷になろうと思いつめるのです。

いやー天然ってある意味最強の存在なのだと気が付きました(笑)


そして、その意向を聞き入れたボンボンの犀川もある意味最強の変態でした。

綾人の精液に妙に固執して眺めたり褒め称えたり・・・


変態と天然さんの恋なのでなかなか思うようには進みません(笑)

すごく大事にされて真綿に包み込まれるように愛されているのに

犀川には彼女がいると思い込んでいるし

性奴隷だと勘違いしたままなので

これが恋と気がついても素直に想いを吐露できませんし

変態ボンボンは綾人が身を任せてくれるし

神社の庭は思うように手入れさせてもらえれるし

幸福の塊のようです・・・


自分だけが好きなのだからと思いつめて犀川の部屋を訪れる綾人

性奴隷としての役目を立たそうと頑張っているのですが

愛情がないと信じているので勃ちません・・・

勃たないなら無理しなくていいよと言ってくれているのに

「勃ちますからっ。勃たせますからっ」とがんばるのです(笑)


ちょっと世知に薄い美人の天然さんが変態なボンボンに攻められるのが

好きな方いかがでしょうか(笑)?







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恋の花ひらくとき (鳥谷 しず)


恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫) [文庫] 鳥谷 しず (著), 香坂 あきほ (イラスト)

恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫)



(あらすじ)
女のような容姿に大きな劣等感を抱く司法書士の恵(けい)は、
成就しない恋に疲れはて、上京する。
東京の親類から事務所を譲られたのだ。
しかし、周囲になじめず、苛立ちがつのる毎日が続く。
自分の存在意義を見出せず、孤独感を深めていたとき、
恵は思いがけず、隣の花屋・海棠(かいどう)に告白される。
今まで聞いたこともない甘い愛の言葉に戸惑いつつも……?

包容力男前攻×ツンデレ美人受、商店街で始まる大人のロマンス!
 
スリーピング・クール・ビューティ」でもちょっと一味違う感をみせてくれた作家さんです。

クールビューテイな攻め灰音に弄くられる

天然ぼけの赤毛の新米弁護士さんのおはなしでも

せつない感たっぷりに魅せてくれましたが

今回のお話は

お花屋さんと自分に大きなコンプレックスを持っている司法書士さんの

恋のお話もよかったです。

なまじっかな女の方よりも綺麗な美貌ゆえに小学校のときに傷つけられることにより

自分自身の容貌が醜いというか他人に不快感を与えてしまうというコンプレックスを

もっている司法書士さんなんです。

おまけに弁護士を目指したのですがその試験に受かれなかったという劣等感も強いです。

それゆえに恋をしかけてきたのはバイで傲岸不遜で下品な輩でした・・・

その恋も成就することなく

親戚の急死により、事務所を譲られことをきっかけにして上京してきた恵が

東京で出会ったのは・・

お花屋さんとは仮の姿・・

じつは・・

なんていうことはないのです(笑)

でもイタリアの男の方みたいに口説きまくってくれて、包容力満載で

そしてエロエロい男前なら・・反発しながらも恋に落ちなくっちゃいけません(笑)

紆余曲折をへてようやく自分自身に素直な気持ちでお花屋さんと恋をしていこうと

決心した恵に実はお花屋さんは東大出で優秀なもと裁判官で

元上司からお見合い話が勧められているのだということを知りまして

自分が劣等感ゆえにお花屋さんを貶めるような言葉を言ってしまったことがあって

それゆえに彼は自分を騙そうとしたのだろうと思い至る部分は

ほんとうに切なくてかわいそうで・・

誤解の後のエロに至る部分も美味しくいただきました(笑)

楽しく読ませていただきました。




コメントレスです

まるさんこんにちは
まるさんのほうも大変でしたねー、もう落ち着かれましたか?
お財布も身体的にも精神的にもたいへんだなー
というのがあたしのお引越し感です(笑)
でも新しい場所・新しいお店・新しい人たちとの出会いはいつもウキウキしますね!
>一束のことも佐伯なりに好きだったみたいだし
そうそう、一束のことは好きだったんだと思うのですよ。
同じように本当にコイシイヒト・欲している人を手に入れれない者同士の
同病相哀れむ感覚なんでしょうけどね。
でも佐伯のあの根性曲がり感満載の恋の感覚が嫌いじゃないんで
やっと欲しいもの手に入れれた幸福を大事にして欲しいと思います。
一穂さんは同人誌でさりげなく続きというか
そこが知りたいのよというところを書いて下さるのでとても嬉しいですよね!
あたしも楽しみにしてます。

コメントありがとうございました!


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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