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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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泣けるBL (アンソロジー)

泣けるBL [コミック] アンソロジー (著)

泣けるBL



内容紹介

悲しい「涙」も嬉しい「涙」も、全てこの恋が始まりだった。「思いっきり泣けて、最後は幸せ。」この春、ストレスを抱える女性にお贈りする全く新しいBLアンソロジーが発売になります。「泣ける」をテーマに、豪華執筆陣がオール描き下ろし、オール読みきりでお届けいたします。 ◆カバーイラスト ヤマシタトモコ◆ラインナップ ヤマシタトモコ、榎田尤利(原作) ・峰島なわこ(作画)、木原音瀬(挿し絵/糸井のぞ)、元ハルヒラ、ARUKU◆Twitterコラボレーション モモ花
 
昨日は榎田さんについてだけの感想だったので 引き続き他の作品の感想を・・・


「トラと父ちゃん、最後の1日」ARUKU

普段漫画は読まないのでこの方の作品は初めて読みました。
しばらく連絡のなかった姉の訃報をしり駆けつけると
そこには姉の子供が・・・
幼い子供を引き取って頑張って働いてはいたが、
病気をすれば休み、
保育園のお迎えのために定時に帰ろうとすることに会社はそう簡単に許してはくれない。
仕事を止めさせ、失業で食いつないでもそう先はない。
思い余って養護施設にあずけようと試みたが、叔父を慕って泣き叫ぶ子を離すことはできず
最後は自分の体を売ろうとし・・・

自分が子供を育ているとき仕事を始めようとしたとき
保育所も先生も5時には帰宅するので4時に迎えにきてくださいと
役場の関係者から言われた時の切なさが思い出されました・・
当時は夏休みとかの長期休暇中も困ったよなぁ・・
一人で子育てをし懸命に生きている彼らを助けてくれる存在があったので
安心して切なさに浸れましたが
子供ってかけがえもなく可愛い存在なのだけど
育てるって大変だったよなぁ・・というのが感想です(笑)




 「ストロボスコープ」ヤマシタトモコ

小さな田舎の鄙びた喫茶店にいつのまにか住み着いていたのは池田蓮司という名前と
26才という年齢だけ
生きることにも呼吸することにも飽いている中年のおじさんマスターにはちょっと魅力的な
存在だった。

いい意味でも悪い意味でも平凡な片田舎はみんなが自分のことをお過去から知っていて
その存在を許しながらも、過去の喜劇や悲劇を面白可笑しく語り継いでいく。
そんななかで、
好きなものも嫌いなものもなく
良いも悪いもない
美味しいもマズイも
嬉しいも悲しいも
恋しいも寂しもなくただただなにもかも流れていく。
何もほしがらない。
特に愛なんて欲しがってしまったらいつか失ってしまうことに耐えられない。

蓮司という存在がそういったの中年のマスター和(かず)中に入り込んできて
世話をしてかけがえのない存在となってしまうことがつらくて
一晩だけの相手を求めてしまう・・

けれど肉体だけの行為の虚しさは和の心の空洞をますますふかくしてしまう・・

若いけどしっかりと自分を確立している蓮司
世話をするのが好きで、恋人を自立させては振られてしまう
そんな彼が和に惹かれないはずはなくって
和の孤独を突き詰めながら距離を縮めていく会話が優しくて強くて切なくて
よかった。

おまけに付いていたペーパーも素敵に可愛い
おじさん受けも素敵と思ってしまいそうです(笑)




「選ばれる夜」モモ花

「遠い日のあとさき」元ハルヒラ

「君だけに愛を」河井英槻

「期限切れの初恋」木原音瀬(挿し絵/糸井のぞ)

拍手[1回]

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泣けるBL (アンソロジー)


泣けるBL [コミック] アンソロジー (著)

泣けるBL



内容紹介

悲しい「涙」も嬉しい「涙」も、全てこの恋が始まりだった。「思いっきり泣けて、最後は幸せ。」この春、ストレスを抱える女性にお贈りする全く新しいBLアンソロジーが発売になります。「泣ける」をテーマに、豪華執筆陣がオール描き下ろし、オール読みきりでお届けいたします。◆カバーイラスト ヤマシタトモコ◆ラインナップ ヤマシタトモコ、榎田尤利(原作) ・峰島なわこ(作画)、木原音瀬(挿し絵/糸井のぞ)、元ハルヒラ、ARUKU◆Twitterコラボレーション モモ花
漫画はあんまり読まないので買うのを躊躇しておりましたが

木原さんの小説はいつ新書化されるか不安がありましたので 購入いたしました。

泣けて、最後はハッピーエンドというのなら購入層は買いやすいかな

と思いましたが

泣ける・・というよりは切ないお話が多かったとおもいます。

「 海とヘビースモーカー 」榎田尤利(原作) ・峰島なわこ(作画)

事業に失敗して、女に逃げられて、友人にも目も合わせられなくなった時

畠(はた)に告げられた病名は肺がんで

手術では病巣が取りきれない というものだった。

ろくでもないと自覚していた人生の最後に思うことは

大学時代の恋人であった和久井と彼の愛した故郷の海のこと・・

彼の訃報を聞いても線香を上げることもなかった。

なぜなら大学時代に付き合ってどうしようもない事情で別れたとはいえ

和久井のことを愛していたし、忘れられなかったから。

彼が自分を捨てたことが許せなかったし

自分が居なくても妻と娘との新しい生活を得て 幸福に過ごしていることが納得できていなかったし

なにより自分より先に逝ってしまったことが悲しかったから・・・

けれど人生の終りを自覚したときは彼の愛した故郷しか思いつかなかった。

はじめての駅

はじめての海の向こうには和久井の想い出に溢れていた。

そんな畠もとに現れたのは大学の頃の和久井の面影を宿した少女だった。

海で少女は畠に禁煙を勧め、タバコを取り上げる。

和久井は自分を許さないだろうと問う畠に 「とっくに許していると思うけど」と告げる 。

その言葉に後押しされたように畠は和久井の家を訪れる。

和久井の娘と思っていた少女は実は幼い頃の和久井で

畠を許していることを告げるために現れたのだった。

これがハッピーエンドかと言われたら肯けないものがあるのだけど

よくある話を切なさで満載できる榎田さんの力量に感心した。

これを読むだけでこの本を買った値打ちはあるのかなと思うのだけど

小説スキーとしては小説で読みたかったとつぶやかせてください(笑)

ペーパーがついていてこのお話の後日談?というか和久井の一人語りがあるのですが

これがまた良いのですよ。

短いお話だったのだけど二人の出会いと二人の恋のお話が端的に書かれていて

別れたけれど畠に何度も連絡を取ろうとしたこと

強情でかたくなな畠のことは理解していたのだけどそうされることは辛く哀しいことだったこと

その傷心を癒してくれた妻と娘との時間が自分にはあって

早くに逝ってしまう運命だったけれど後悔はない。

心残りは畠こと・・・

いろいろあって、病気になった彼がどんなに簡単に自分の命や生活を投げ出すのか

彼のかたくななで不器用な生き方をしっている自分には簡単に想像がついて

彼の心の重荷を減らして癒してやりたいと思う。

そしてなによりも彼の顔が見てみたいと思う。

これ一枚だけでやられてしまいそうな「泣けるBL」でした。



 「トラと父ちゃん、最後の1日」ARUKU

「ストロボスコープ」ヤマシタトモコ

「選ばれる夜」モモ花

「遠い日のあとさき」元ハルヒラ

「君だけに愛を」河井英槻

「期限切れの初恋」木原音瀬(挿し絵/糸井のぞ)

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HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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