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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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キツネとタヌキの恋合戦 (真崎 ひかる)

キツネとタヌキの恋合戦 (二見書房 シャレード文庫) [文庫]
真崎 ひかる (著), 麻生 ミツ晃 (イラスト) 

キツネとタヌキの恋合戦 (二見書房 シャレード文庫)




(内容)

「す、好きなんだ」
「命がけの冗談か?」

狸族の本家の次男・佳寿は渇水の郷を救うため、犬に化け敵である狐族の元へ。
しかし狐の御曹司・依吹に正体がばれてしまい…。

狸族の佳寿は郷の渇水を救うため単身、狐族の頭領・神代の屋敷へ忍び込むことに。『狐の尾筆』と言われる筆を探して
犬に化けた佳寿は、迷い犬と間違われ神代の御曹司・依吹に保護される。先祖代々敵対関係にあり、狐は冷酷で狡猾だと
聞かされてきた佳寿だが、夜は一緒の布団で眠り、優しく撫でてくる依吹にうかつにも心地よさを覚え…。
しかしとうとう正体がばれ、咄嗟に依吹を好きだと言ってしまい――。





感動のBLも大好きです。

健気で切ないお話も大好物です。

涙流して読めるお話も愛しております。

というか、泣きたいだけの時の清浄剤のような役目をあたしはBLに求めているんだろうなと

思う時があります。


でも・・・こんなふうに他愛もないケモノもふもふに癒やされることも好きです(笑)





郷でたぬき族の直系次男としてみんなに愛されて可愛がられて育った佳寿

愛する郷ではある大問題によって生きるか死ぬかの問題でてんてこ舞いでした。


その問題とは郷の池の渇水問題

生活のために、生きる糧を得るために渇水は大問題でした。

その解決策は・・・

なんと昔から敵対視していた狐の筆を奪い取ってこなきゃいけないというのでした!

化けるのが下手でいつまでも不器用な佳寿は

なんと犬のポメラニアンに化けて狐族の総領御曹司・依吹のもとに訪れます。

冷酷で狡猾な狐とさんざんに言い聞かされてきたので

依吹との生活に不安をいっぱいに抱えていたのですが

不細工なポメラニアンである自分にも依吹は優しく接してくれるし

正体がバレてたぬきとわかっても大切にでもちょっぴり意地悪はするんですが

かわいがってくれる依吹にどんどん惹かれていくのです。








犬猿の?仲とも位置づけられている狐と狸のほのぼのラブ・ストーリーでした。

あたしとおなじようにケモノもふもふでいやされたいかたいかがでしょうか?






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花雪  (真崎 ひかる)

花雪 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
真崎 ひかる (著), 陵 クミコ (イラスト)

花雪 (幻冬舎ルチル文庫)




(あらすじ)
保育士として働く佑真と大学生の秀一は、つき合って六年になる恋人同士。佑真はふとしたきっかけで、卒業と就職を目前に控えた秀一が相変わらず優秀で、実は大学院進学を嘱望されていることを知る。しかもその研究室には、秀一を気に入っている綺麗な先輩が所属しているらしい。不安に揺れる佑真をよそに、秀一はひとりで心を決めてしまい…。


昔リーフノベルズででていた「淡雪」がルチルさんで新装版としてでて

「夏雪」と続き

同じ世界観の「白雨」「慈雨」とでております。

「淡雪」シリーズけっこう好きだったのに感想は雨シリーズの一冊だけしか書いてません。

自分の書かなかった怠慢さが怖いです(笑)

最近は・・いいえもっと前からなんですが記憶のうすさに拍車がかかっているような気がします(笑)

と言い訳させてください♪


実時間でも五年の月日が経ち、そして作品の中でも六年の月日がながれ

高校生どうしだったふたりも佑真は保育士として働いており秀一も大学四年生となっておりまして

そろそろと時間をかけながら恋を積んできたようです。

年下の恋人は卒論だ、ゼミだバイトだと忙しい毎日をおくっているので

そういう大学生活を実際に経験していない佑真にはかける言葉もありません。

すれ違う時間がどこかふたりの関係をぎくしゃくしてしまいます。

お互いがおたがいのために思いあっていたとしても

ささいな変化すら知ることができないままだし

言葉が不器用な秀一では佑真の不安感を余計に煽ってしまいがちの上に

研究で秀一を理解し支えてくれそうな千草という可愛い頼りなげな男の子と

一緒にいて楽しそうな姿を偶然見てしまっては修復することもできません。

それらを今回は母親に対してカミングアウトをぶちかましてしまいます。

卒業後は一緒に住もうと暗黙の了解のもとに決まっていたことも

現実となればいろいろありますしね・・・

ふたりがちゃんと乗り越えて

二人なりのリズムで共に歩いていき

支えて、支えられて生きていこうと決心できるまでのお話でした。

秀一母がすごくかっこよくてよかった・・

あんな男前な母には・・なれないだろうけど(笑)



好きなシリーズを読むときいつも思うのですが

また続きを読みたい気持ちと、これ以上波乱があって苦しんで欲しくない気持ちに揺れます。

今度は、雨シリーズの佑真に恋していた可愛い男の子隆生くんの恋のお話ではどうでしょうかと

斜め上の意見をつぶやいてみます(笑)


コメントレスです♪

まるさん
まるさんも「雪は林檎の香のごとく」もそのスピンオフである「meet,again」好きなんですね!
( ´∀`)人(´∀` )
雑誌で見て栫の不思議さはなんとなく理解できたような
でもその上をゆく不思議な栫のおかあさんが妙に気になるのです。
過去に失ってしまった人がいて、それにもがきながら生きている人たち
書下ろしでみんな会いたい人に会えるのかなとちょっと期待してます(笑)

コメントありがとうございました!



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宇宙(そら)に海 (真崎 ひかる)

宇宙(そら)に海 (ルナノベルズ) (新書)
真崎 ひかる (著)
三池 ろむこ (イラスト)







(あらすじ)

静かな海辺の街で、小さい頃からずっと一緒に育った幼なじみの真帆と暁成。
互いの間にヒミツなど何一つなく、一番分かり合えている親友―それは、
これからも変わることはないと真帆は信じて疑っていなかった。
けれど、高校進学を機に、少しずつ自分の知らない暁成が増えていき
どうしようもない寂しさを覚え始める。しかも、暁成が多くの女性と
行きずりの関係を持っていることを知り、ショックを受ける真帆に、
暁成は悪びれることもなくキスをしてきて…。



高校生×高校生の幼馴染の2人のお話です。

ルチル文庫からでている「雪」シリーズを彷彿させてくれる作品でした。

幼い二人が恋をしていくのだけど

成長にそれぞれのタイミングがあるように

恋心の進展というか、

自分の思いを振り返ることができるようになるのも成長のタイミングが違っていて

成長とともに、同じ時間を共有できることが少なくなっていることで

不安とか、焦燥感を感じていたふたり。

というか攻めの暁成のほうは強い恋心を感じていて

幼い真帆のほうは友情というか夢の同士のように感じていたふしがある。

このまま自分たちの思うように進学していったら

もしかしたら離れることもあったかもしれないのだけど

運命は父の死とともに真帆にも成長を強いていき

その強いられた運命の中で精いっぱい生きていこうとしているそのとき

二人は運命を交差していくことを選んでいきます。


ひとりで生きていくことはたやすいことではないのだけど

ふたりでなら荷物も半分に

夢は2倍にと考えられるその強さは

やっぱり小さなころからともに過ごした時間の積み重ねなのかもしれない。


青い海を連想させる題名どおり青い青いお話でした。

でも、青すぎて・・というか「雪」シリーズに似すぎている感があって

今一歩ものたりない感覚です・・・








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でも、傷つけたい。 (真崎 ひかる)

でも、傷つけたい。 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 真崎 ひかる (著)
鈴倉 温 (イラスト)


(あらすじ) 淋しさゆえにダメな失恋を繰り返す朝戸壱嘉。高校生にしてアパートの管理人業務を引き受ける年下の友人・多岐川博武は、壱嘉が頻繁に部屋の鍵を換える理由を知っていて、呆れつつも慰めてくれる。美術館に勤め、そこで出逢った伊達男に新しい恋を見出そうとする壱嘉だが、それ以上に、子供だと思っていた博武の視線や指先に動揺してしまい…。
真崎さんらしい 優しい本でした。

過去に自分の性癖を父に知られ、理解できないどころか

縁まで切られるといういう経験をしたたまか

はたまた真性のダメンズウォーカーなのか・・・・

つきあってい男も、別れ方もなにもかもがだめだめな壱嘉。

対して中学生にしてすでに祖父と祖母の変わりにアパートの管理業務を手伝い

高校生のいまはダメンズに振られた壱嘉を慰めてくれる多岐川博武は

いつのまにかそういう壱嘉に魅かれていっていきます。

壱嘉も博武のことが気になりつつも

自分のような男には似合わないと逃げの一手で

勤務先の私立美術館がらみで出会ったいっけんさわやかな男前に

またまたひっかかりそうになるのです。

この男は実は壱嘉の勤める美術館から美術品を盗むために壱嘉のもつ

セキュリーティカードが欲しいために近づいてきただけでして・・・


ちょっとした事件は博武と壱嘉の古くからの友人でもある友巳と

隣にすむ小橋の活躍によって解決しちゃうのですが

そのどさくさ?にまぎれて壱嘉は博武にあんなことやこんなことをされちゃって

年上の威厳どころか

すでにいじめられっ子にやられちゃっいました状態に(笑)


壱嘉が年齢などよりすごく可愛いところが多々あるので

博武があんなことやこんなことしちゃいたい気持ちがよくわかります(笑)

題名の「でも傷つけたい」は

博武が苛めて泣き顔みせるのならok という意味なのかもと思いました。

挿絵もカラーは今一歩な感じなのですが

白黒はすごく可愛くて、特に泣き顔はよかったです

博武じゃないけど、つんつんと突きたくなるような可愛さでした(笑)

癒されたい方

あるいは泣き顔を堪能されたいかたいかがでしょうか?



ゆうみさん

旧版をもってらっしゃるんですね!
うらやましいです~
夢花 李さんの挿絵のほうが馨の突っ張り具合というか、
生意気なかわいらしさがあったような気がしますよね。
>石井がオトコマエになっていてビックリしましたよ~
わかります♪
あたしも思わず石井が良い男になっているので、
彼のスピンオフ読みたいと思いましたもの。
良い男には良い彼氏がついてほしいですよねー(笑)
コメントありがとうございました。

lisaさん

あたしのつたない感想を読んで買って下さったとのこと
ほんとうに嬉しいです。
「雪下の華」を読んで坊主にはまりそうな気持はとってもとってもよくわかります。
さぁ今度はみんなで坊主萌えに(笑)




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凶悪なラブリー ~もふもふしないで~ ( 真崎ひかる)

凶悪なラブリー ~もふもふしないで~ (二見シャレード文庫)
真崎 ひかる (著)
タカツキ ノボル (イラスト)




(内容)

……愛してるよ、子犬ちゃん
隔世遺伝で尻尾が生える体質の孝太郎。満月の夜のみ出現するソレを誰にも知られまいと、他人との接触極力さけていたのだが――

クールな美貌と無愛想な態度で他人を寄せつけない孝太郎と、人懐っこく社内でも人気者の相馬東吾。部署も違えば性格も正反対の相手だが、
隣に引っ越してきて以来、なぜか相馬に「コタロー」呼ばわりで懐かれ、何かとかまわれる日々。しかし、孝太郎には誰にも言えない秘密があった。
それは、満月の夜にのみ生える――ふさふさの尻尾! しかも発情のオプションつき…。なのに相馬にキスされ予定日でもないのに尻尾が出現して
しまい、あろうことか敏感なソレを思う様撫で回されて……。



真崎さんの本はシリアスなもの以外手に入れないと決めているんですが

犬の尻尾と背景の可愛い絵柄に魅かれて購入に。

隔世遺伝で満月の夜にしっぽが生えてしまう体質をもつ孝太郎

自分の秘密をしられたくはなかったし

なによりもこの尻尾のせいで両親に見捨てられたトラウマがあるので

人に対してなにかと距離をもってしまう。

その孝太郎にやたらとなついてきてひっかきまわしてくれる相馬東吾は

人懐っこくてフレンドリー

誰からも好かれる相馬が孝太郎に構うわけは・・・・

コウタローという名前の飼い犬に似たかわいらしさを持っている孝太郎なのだけど

いまいち二人の想いというか、考えは噛み合わないようで(笑)

可愛くない返事を孝太郎本人がしても尻尾は気持ちを雄弁に語っていて

相馬とのラブラブな毎日は楽しそうでした。



個人的な好みでいえば、尻尾もいいのだけど

可愛い耳もできたら生えてほしかった・・・・(笑)





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Lianha
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女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


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