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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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恋でなくても ( 真崎ひかる)



恋でなくても (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
真崎 ひかる (著)
奈良千春(イラスト)

(内容)

杉原朋久が秘書として仕える保科義宗は、切れ者と評判の会社社長。しかし高校時代からつきあいのある杉原の前では一転、甘ったれで我が侭な無精者に。しかも恋人に振られるたびに「慰めろよ」と杉原の身体を求めてきて―!?密かに保科を想い続けてきた杉原は、拒むどころか敏感すぎる肌を思うさま乱されて、切ない関係を続けているけれど…。




リーフ版をもっていたと気がついたので、

買うつもりは全然なかっただけど、なんか奈良さんの挿絵に惹かれて購入してました。

恐るべし挿絵マジック(笑)


表向きは格好のいい若手敏腕社長である保科

しかし~その実態は

単なる甘えたがりで不精者な手のかかる大型犬・・・・

その保科に学生時代から心ひそかにひかれていた秘書の杉原なんですが

婚約寸前までいっていた保科がふられたときに

体で慰めてやったという過去が重くのしかかっていて

なかなか素直に気持ちを吐露できません

気持は素直に伝えた方がいいんじゃないの?小説でした(笑)

楽しくて、でも切ない恋の話が読みたい方にいかがでしょうかw?



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ホタルノカタコイ( 真崎ひかる)




ホタルノカタコイ (幻冬舎ルチル文庫 ま 2-3)
真崎 ひかる (著)
小椋ムク(イラスト)


(内容)

高校生の夏樹は高原でのバイト中に出会った緒方に恋をする。まっすぐ想いを伝える夏樹に、緒方も応えてくれたはず、だったのに――?


元気で明るい高校生の夏樹は軽井沢でバイトをしているときに

緒方と出会うのです

恋と気が付いたら男同士であろうとも

年齢さカップルであろうとも物怖じもせず告白しデートに誘います

でも実は緒方は恋をしてはいけない人だったのです・・・


真崎さんお得意のせつなさ満載の良いお話でした

強くなること、泣かないこと、

明るくて元気な役を演じているのだけどどこか不幸の影を背負う少年の

哀しい姿がよくかけていたと思います

なんで無愛想で無口で怖い雰囲気を持った緒方に惹かれたのか

その因縁というか原因によって二人の不幸ができあがっているのです

お互いに惹かれあい恋をしているのだけど

恋をしていることによって愛しい人が苦しい過去を思い出し

辛い思いをするのならば

この恋は光るだけの蛍のように言葉に出すこともないままに

ただ思いだけを光らせていくのでいい・・・

そう思って緒方から離れるのですが

母がなくなってから引き取られたおじの家ではなんとなく居心地もよくないまま

従兄弟の性の暴力をうけそうになり

会うことはできないけれど・・・

足がいつの間にか緒方のマンションに向かっていくのです



面白いお話でしたのでもう一ひねり欲しかったような気がしますが

最後はお手軽?にハッピーエンドになれてよかったです

続きは・・同人誌のほうででしょうか?




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白雨( 真崎ひかる)

白雨 (幻冬舎ルチル文庫 ま 2-1)
真崎 ひかる (著)
陵クミコ (イラスト)


【あらすじ】
 水沢那智の焼菓子店を、夜にひとりで訪れる男の子がいる。
閉店十五分前にやってきては、決まって「全部」を買っていくその子の保護者に興味ひかれる水沢だが、やがて現れた人物は、水沢のかつての恋人・加賀有隆だった。
 激しい雷雨にも似た高校三年の夏の日々、いとしさと不安を互いにぶつけ合い、そして最後には水沢が裏切ることとなった恋人――八年前の面影を残しつつ穏やかに微笑む加賀の真意が見えず、心惑う水沢だが ……?


 再会してなお、過去の恋とか、想いが色あせずにいるというお話は好きです
長い年月会わずにいたからこそ、想いが熟成されるというのでしょうか・・・

 古い歌ですが

あーえない月日が、あーいそだてるのさー  byひろみ ごう
 
という曲を思い出したのは
アタシだけでは無いと思いますと2回目書いてます(笑)


 高校生で二人は出会い
ただ、純粋に恋しいという気持ちでそばにいただけだったのに
二人の仲を知った加賀の父親から、水沢の母は手切れ金をうけとりながら
水沢を捨てて街からでていってしまうのです

母にすてられ、途方にくれる水沢でしたが、加賀の「二人だけで暮らそう」という言葉は嬉しくもあり、叶えられないことを知っているがために
悲しい言葉でもあったのです

 やがて、高校の恩師の助力もあり焼菓子店を開くようになった水沢の前に加賀と加賀の子供が現れたのでした

静かな文章で淡々と過去と現在が綴られており
恋から愛に変わっていく過程が楽しめた一冊でした



「誰も、有隆みたいに好きになれなかった。」


焼き菓子店・・・・
水沢さん・・・
なんか記憶に引っかかるなと思っていたら、今は亡きリーフ出版からでていた、「淡雪」のリンク作だそうです

どこかにあったよなーと探してみたら、ありました(笑)

↑記憶が薄い(笑)

ルチルで淡雪再販されるそうです
書下ろしがつくなら買おうかな・・・(笑)



  

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恋でなくても( 真崎ひかる)



恋でなくても (リーフノベルズ) (新書)
真崎 ひかる (著), しおべり 由生 (イラスト)


(あらすじ)

クールな杉原が秘書を務める保科は、人当たりがよく、できる社長として評判。だが、高校時代から付き合いのある杉原の前では、ただの我が侭な無精者。しかも、振られるたびに「慰めろよ」と、杉原の身体を求めてくるようなどうしようもない奴で―。だが、密かに保科を想う杉原は、拒むこともできず身体だけの関係を続けていた。そんなとき、この関係の原因となった保科の元彼女が現れ…。


杉原のまえでだけ子供のように甘えたでわがままで傍若無人で無精者で・・
それでいて、仕事ができる男保科
甘やかせ過ぎはいけないしー
かまいすぎもいけないと思うんですが

惚れてる相手に言葉を惜しむのがいけないのが保科かなと思われますが
そういう相手に心底から惚れて尽くして甘やかせて餌付けした杉原も
たいがいなものだとおもいます

それでいて、肉欲だけ、甘えさせてるだけとセックスも享受しちゃうし・・・

まさに割れ鍋に綴じ蓋・・・(笑)

何も考えずにBLのお約束を楽しみたいという方にお勧めかなw


『俺から離れて
 -誰に抱かせるんだよ』








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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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