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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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本当の恋を教えて   (高岡 ミズミ)

本当の恋を教えて (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
高岡 ミズミ (著), 広乃 香子 (イラスト)

本当の恋を教えて (幻冬舎ルチル文庫)



(内容)

高校二年の里見の視線はいつも、国語教師で写真部顧問の真壁先生を追っていた。このことは誰にも言えないし、当人に告げるつもりもない。それでも、少しでいいからこちらを見てほしい、先生にだけは嫌われたくない―ささやかな努力を重ねてきたある日、転校が決まる。最後となる文化祭、咄嗟の思いつきで写真を出展することにした里見は…。




表紙からしたらどっちが攻め???となりますよね。

あらすじからしたら先生が攻めかなぁと思いながら読み進めておりました。

高校生と高校教師の恋でした。


高校生君が20歳になるまではキスどまり

それ以降も触れさせるだけの性行為止まりなのに

高校生君が精神的にも肉体的にも悶々としております(笑)

最後に痛くないように抱きたいと高校生君に言われてしょうがないなぁとばかりに

抱かれる大人の教師の葛藤が書かれていなくて

あっさりとお話は終わりました。



新規商業作家さんをどんどん開拓!と意気込んでおりましたが

やっぱり過去から呼んでいる作家さんは読みやすくていいなあとしみじみ(笑)


コメントレスです♪

lisaさん
アニメイト版ペーパー堪能していただいてありがとうございますm(__)m
あたしもどちらか選ばなきゃ・・とちょっと悲しんでおりましたので
お申し出すごくうれしかったです!
ありがとうございました。
そしてご心配おかけしましたが、
いろいろな理不尽をかわしていくスキルをもっていなきゃいけない年齢ですのに
そうできない自分の未熟さも反省しつつ
そういうことで心痛めないように優しい時間を過ごして行きたいなと思っております。
まぁ要するに逃げるが勝ち(笑)?

また懲りずに相手してくださるととってもうれしいです♪

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あなたの花になりたい(高岡 ミズミ)

あなたの花になりたい (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
高岡 ミズミ (著) 紺野 けい子 (イラスト)

あなたの花になりたい (幻冬舎ルチル文庫)



(あらすじ)

金田の五年越しの片想いの相手は、口は悪いが頼れるかつての恩師・前島。
同じ男であること、そして十六歳の年の差をものともせず一途に想い続けて恋人になったものの、
なかなか進展できずにいた。
初めてのキスから年単位で経過、いつも子ども扱いしようとする前島に迫ってようやく一線を越えたというのに、二人の距離はなぜか離れてしまい…。
 
夜ごとの花」「花のように愛は降る」についで第三作は教師と元教え子の金田の恋です。

旧版ももっているのですが書下ろしに釣られて購入いたしました(笑)



初めに読んでなんか記憶と違うと違和感を感じて旧版を再読

気がついたことは、旧版では初めてのセックスというか挿入行為が高校一年生の16歳

新しいほうでは素股行為でとどまっておりました・・・

ちょっと残念・・・

都条例との兼ね合いがあるのでしょうがないんでしょうけどね・・



五年越しの片想いの相手と恋が実って両思いになって体もつなげたいという気持ちがこうじて

必死になって前島に食らいついてようやく成就したののです。

初めてセックスをしたことで悦び舞い上がっていた金田が

その行為のあと急に冷たくなった前島に不安になり疑心暗鬼が広がっていくことを止めきれず

学校に会いに行って前島が女の人を自分には見せない笑顔を見せ

その人を送っていくというのです。

16歳もの年齢の差や同性であることに金田だっていろいろ思うことがあったのです・・・

これは自分から離れようとしているのだと思い至ります。

好きな人に好きになってもらいたかっっただけなのに・・

一回でも肉体をつなげて安心感を得たからこそ、

この前島の急な避けようとか、

女性に優しい笑顔を振りまいていたことが余計に辛く切ないのですよねー

そこがちょっと残念な改稿かな・・


書下ろしは前島と金田のある一日でした。

夏休みに入ってすぐ若くて可愛いい恋人に駄々をこねられ

水族館経由で映画館という絵に書いたようなデートコースを堪能しました。

教職と高校生との恋愛ですので、当然近場ではダメです。

なので当然のように夜は遅い時間に帰宅コースとなるのですが

若くて可愛い恋人はあの手この手で誘惑の手を伸ばしてきます(笑)

先月18歳になったばかりの恋人は怖いもの知らずというか天真爛漫というか

終始押せ押せで前島を誘惑してきます。

そして前島にもその誘惑の手を押しのける自信がまったくもってないので

できるだけ誘惑の手から逃れようと頑張るのでしたがまったく無駄な努力で終わりました。

まぁこれからも十分振り回されてください。

というお話でした。


文句はブチブチ言いながらも甘くて可愛いお話を堪能できました。


コメントレスです♪

ゆうみさん

一穂さんは雑誌でも十分読み応えがあるのですが、
書下ろしをつけると倍美味しいというところがあるし、しかもブログで短いお話も載せてくれて
より楽しみが増しますよね~
シャレードさんの手ぬぐい応募されるのですね!
二口同じものが来ないようにあたしも祈らせていただきますよ!
現在応募しようかどうしようかとまだ悩んでおります(笑)
報告楽しみにまってますね♪






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薄情な男 (高岡 ミズミ)


薄情な男 (講談社X文庫―ホワイトハート) [文庫]
高岡 ミズミ (著), 木下 けい子 (イラスト)

薄情な男 (講談社X文庫―ホワイトハート)



(あらすじ)

幼馴染みだった男との十年ぶりの再会は……!?

「薄情者の棚橋詠(えい)――だろ」

高校教師の新山明宏の部屋に、ある夜、ひとりの男が訪れた。幼馴染みであり親友だった棚橋詠だ。高校を卒業して十年。それは、詠が明宏と連絡を絶った年月でもあった。自分たちは特別だ――、明宏のそんな思いは、詠の行為によって打ち砕かれた。それなのに、詠はなにごともなかったように現れ、一緒に住むことになってしまい……。
ひさびさの高岡さんの新刊?という気がします。

高校卒業・大学進学をきっかけとして まったく連絡の取れなくなった幼馴染。

高校卒業して以来会うことも電話することもなくすぎてしまった時間

自分たちが成長と共に築き上げてきた想いを

一切合切破棄する行為だと 気がついた瞬間

彼は「薄情者の棚橋詠(えい)」となっていた。

友情と新山明宏は思っていたけれど

棚橋詠はそれに恋と欲望が混じっていたから

離れなくてはいけないという真摯な思いで別れを決意したのだけれど

別れた時間と距離でも明宏に対する思いは消えなくて

とうとうなにもかも振り捨てて 明宏ともう一度向かい合う決心をしたのです。

友人である守の恋と事件を絡めながら

ふたりの想いが少しずつ重なっていく時間がよかったです。

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夜ごとの花 (高岡ミズミ)

夜ごとの花 (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
高岡ミズミ (著)
紺野けい子 (イラスト)




(あらすじ)

小学校教師の藤井吹雪には、忘れられない恋がある。
高校のひとつ後輩で初めての恋人、
五十嵐成堯に溺れてゆく自分に怯えるあまり、
一方的に別れを告げて逃げだしてしまったのだ。
しかし七年の歳月を経て、ふたりは思いもよらぬ形で再会する。
大人の男へと成長した成堯は、まるであの日の復讐を果たすかのように、吹雪の心と身体を翻弄して…。



昔リーフで出版されたものに、

記念小冊子配布の短いお話とリーフF/C会報で出されたお話が入っております。

書きおろしではありませんが記念小冊子も会報でだされた分も読んでいないので

またまた購入ということにしました・・・・

旧版ももちろん手元に置いております。

ということで、本の整理はなかなかできそうにありません。

早く宝くじを買ってBL御殿を建てたいです(笑)

挿絵は紺野さんですが、新しく書き下ろされた部分はありません。

でもいいんです。

美しい挿絵は見ていて心がいやされますものねと自分に呟いておきます(笑)


お話は高校生の時に知り合った運命の男との出会いがキーポイントです。

高校生の吹雪にとってのひとつ後輩で初めての恋人五十嵐成堯との恋は衝撃的なものでした。

まっすぐに見つめる眼差し、少し掠れた低音の声。

自分にはない魅力をもつ年下の成尭に溺れてしまうのをおそれるあまり、

一方的に別れを告げたのでした。

出会うことが早すぎた恋だったのです。

けれど、中途半端に逃げ出したつけはちゃんとやってきて

数年後兄の恋人と紹介された男は・・・・

高校生の吹雪の運命の男成尭だったのです。

成尭と再会し、今でも好きで愛して憎まれていることを知り苦悩する吹雪、

けれどそれでも成尭を愛して欲して望んでいる自分の強欲さが恐ろしいと思う。

兄に対しての後ろめたさはあっても

愛に溺れて行く二人の道行はどうしようもないくらい激しいものでした。

それがやがて兄に知られる日が来て・・・

吹雪はマレーシアにいくことを決心し成尭と二度と出会うことはなくても

もう彼を好きでいることに怯えなくなり

成尭は吹雪と連絡を取らないことで自分を罰し

兄の伊月は会社を辞めることを決心するのでした。


離れている期間は三人にとっても必要な冷却期間になって

やっと自分の本当の気持ちを認めて理解した吹雪

自分のなかの吹雪への気持ちが消せないと気がつく成尭

ふたりの恋のために傷つくことだけだった伊月でしたが

自分も新しい恋をして癒されて、

二人を許して二人の恋の成就のために背中を押してあげるのです。

疵のない人生なんてないのだろうけれど

大きな疵と痛みをともに経験したからこそ

手に入れれた幸福が大きいのだろうなと思います。


あと兄伊月の恋が書かれた「花のように愛は降る」と

教師前島と教え子の金田との恋が書かれた「あなたの花になりたい」は

書きおろしがついているそうで楽しみです。



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僕が一度死んだ日 (高岡 ミズミ)

僕が一度死んだ日 (キャラ文庫) (文庫)
高岡 ミズミ (著)
穂波ゆきね (イラスト)




(あらすじ)

「俺はもう一度、必ず戻ってくる」──。12年前に亡くした恋人・孝徳を忘れられずにいた塾講師の鳴沢。けれどある夜、見知らぬ少年が現れて、自分は孝徳の生まれ変わりだと告白してきた!! 混乱する鳴沢だが、さらに職場では、孝徳と瓜二つの男が、同僚として現れて──!? 成長した孝徳そのものの大人の男と、幼い声で慣れたように鳴沢を呼び、想い出を語る少年。鳴沢は二人の間で翻弄されて!?


 若くして死ななければいけない運命を背負った若者には

臆病で可愛い恋人がいたのでした。

ゲイである性癖のせいで自分の家族との関係もうまくいっていないことで

心に深い傷をもっているためにそこか自分に対する評価も低い恋人

その手を温もりを残して逝かなければいけないという苦悩を

未来への希望にすり替えるために

「いつか生まれ変わって必ずもう一度戻ってくる」という約束をするのです。


その約束にとらわれているせいか

孝徳を忘れられずにいるためか

鳴沢はひとりのままです。

まぁあいまに優しい人たちに恋をされているようですが

その優しい人たちに「好き」という言葉すら返せずにいた

自分自身にまたやりきれなくも感じているのです。

そんな鳴沢の前に現れたのはふたりの男・・・というか

昔の恋人孝徳ににた大人の男と

孝徳の生まれ変わりと言い切る小さな12歳の男の子です。


小さな12歳の男の子有樹の言動に

孝徳と昔交わした言葉とかお話に魅かれていきはするものの

大人としての分別というか、小心で臆病な本質をもつ鳴沢には

有樹のように簡単に再会愛には落ちれないのです。

まぁぶっちゃけ正直生まれ変わりなんて信じれないという気持ちもたくさんあるでしょうしね。

そういった混乱についていけなくなった鳴沢は孝徳に似たおもざしをもつ男と寝て

自分自身と有樹を傷つけます。

たとえ生まれかわってきていても、

子どもの自分のままじゃ鳴沢を救うことも愛することもできないことに

気がついた有樹は鳴沢から離れて行くのです・・・・


そうして数年の時がたって

20歳になった有樹と再会し始めてこの恋の執着が実ります。


生まれ変わっても会いたいと思えるほどの相手を出会えた幸福

けれどその人の手を離して一人で逝かなければいけない不幸

再会し今度はまぁ年齢は離れてはいるものの

大人同士として一緒に人生を歩むめることはかけがえないくらい幸福でありますようにと

祈りたいです。





コメントレスです♪

lisaさん

京都の路地で抱きしめ会っていたCPは
かわい有美子さんの小説「いとし、いとしという心」というお話です
再会し、略奪愛のようにはじまった恋でしたが、
身体は繋げていたものの、心は今一歩だった受けが
ふたりでお出かけするようになったりして
町屋のあいだの細く暗い路地で雨宿りをしているときに
手を握りながらキスをするシーンがあるのです。
京都の情緒ある雰囲気が味わえますのでぜひどうぞー♪

お寺であれこれされちゃうほうは・・ある同人誌のほんなんですが
いま手元にないため題名とうさだかにないのです
また探し出しましたらご連絡させていただきますね<(_ _)>

高塔さんの書きおろしよかったですー、書きおろしにつられて友人がいてよかった(笑)

コメントありがとうございました!

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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