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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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明日、恋する祈り (花川戸 菖蒲)


明日、恋する祈り (プラチナ文庫) [文庫]
花川戸 菖蒲, 汞 りょう






(あらすじ)

誰もが振り返るような美青年なのに極度の人見知りである琉生は、SNSで運命の出会いをした。素敵な容姿と目映いオーラを纏った『なるみ』というアバターに!あの人と付き合えたら―などと妄想しつつ彼と親しくなっていく琉生だったが、偶然入ったカフェで、店員・竹端に内心怯えつつもドキドキしてしまう。強引だが優しい竹端と憧れのなるみと、揺れる気持ちに琉生は…。


プラチナ文庫のフェアー対象本であったし

いつもコメントを下さるlisaさんからの推薦でもあったので

フェアー本として購入しようとおもっておりましたが

五件ほど本屋さんをめぐりましたがどこの本屋さんにもなかったです・・・

今回のプラチナのフェアーってもしかして売れなかった本を吐き出したいだけ?とか

ちょっと思ってしまいました。



SNSで仲良くなった友人のアドバイスで自分の恋を進行していくアドバイスをもらったり

励まされたりして人見知りの琉生がどんどん人間としても花開いていく

可愛らしい物語でした。

そういえば一時花川戸さんがゲームのSNSにすごく嵌っているという話を聞いたことがあるのですが

その結果はきちんと自分の小説にしているあたり

経験は有効に活用しているんだなと思いました(笑)

初恋の乙女受けが好きな方は楽しめると思いますよー



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水無月の降りしく恋こそ(花川戸 菖蒲)




水無月の降りしく恋こそ~思へば乱るる朱鷺色の2~(二見シャレード文庫)
花川戸 菖蒲 (著)
日輪 早夜 (イラスト)


(内容)

内容紹介
大学時代の苦い経験から、当時の関係者との接触を恐れ身を隠すように過ごしていた朱鷺の前に突如現れた雄大。
学生時代から好きで好きでたまらなかった彼が、数年の時を経て朱鷺のすべてを包み愛することで、朱鷺は長い
呪縛から解放されたのだった。
その後――雄大は、仕事に没頭し外出も滅多にしない朱鷺の興味を引こうと旅行の企画をしたりプレゼントを贈
ったりするが手ごたえがなくて…。恋の心理戦は意外にも朱鷺が上手? ラブ度UPのシリーズ第二弾!


なかなか読み応えがありました一冊です

前作「思へば乱るる朱鷺色の」は

恋することも愛することも知らないまま、ただ体を他人に投げ与えてきた

朱鷺でしたが

大学時代から恋していた雄大と恋をすることにより

恋の喜びと悲しみと幸せを十分に堪能して

愛される喜びをしつお話でした


今回は、押しかけ同居→同棲→いよいよ待望の新婚生活に(笑)

ねちっこいエロからお話は始まります

あいかわらず、仕事に没頭したら雄大のことも家のこともなにもかも

うすらぼんやりーになるみたいです

放置プレイに悪いなーという気持ちはあっても、

いかんともしがたい自由業=不自由業という感じです

おまけに長い間の片思いの習慣からかなかなか雄大に甘えたりわがまま言ったりができません

そのことにじれったくもある雄大です

お互い思いやって生活していくことになじむことがなかなかできない

ジレンマが楽しいです(笑)


そして、二人の始めてお出かけは豪華なホテルでもなく

温泉でもなくバカンスでもなく

普通に浅草ですが、こういうののほうがこの二人には

お似合いですという感じです

少々のいさかいも戸惑いも50年一緒に暮らせたらいい思い出ということでしょうねぇ







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思えば乱るる朱鷺色の(花川戸 菖蒲)

6月に続編がでるとの噂を聞いて、急遽UPしようかと決心いたしました
(笑)

なぜなら~

2が出てから1の続編を書いてしまうと、2に引きずられる恐れがあるからです

(あたしだけ?w)






思へば乱るる朱鷺色の

花川戸菖蒲(著)
日輪早夜(画)

(内容)

大学在学中、ある事件をきっかけに友人たちから避けられるようになった朱鷺。過去を捨て、東京に出てWEBデザイナーとなった今も、想いを寄せていた同級生の添島雄大を忘れることができず、金持ちの男に暴力的に抱かれることでどうにか自分を鎮めてきた。ある日、そんな朱鷺の家に雄大が突然やってくる。必死で追い返そうとするものの、雄大はそのままマンションに居つき、同居生活が始まってしまう。拭いきれない過去への罪悪感から、訪ねてきた理由を尋ねることもできず、苦しさを持て余した朱鷺は再び男のもとに出かけてゆくが…。もどかしくも狂おしい、スウィート・ラブ! 書き下ろし続編「みちゆきは戀ふて美し」収録。



大学に入学してから知り合った友人に恋をしたばっかりに

何もかも捨てて、自分を傷つけながら生きていくことは苦しいことです

と感じられました

そうして過去は払しょくしたままで、

これからも生活し生きていくのだろうと思っていた朱鷺のまえに

なんと、思いがけない人物があらわれるのです

朱鷺が急に大学をやめて消えてしまったことで、朱鷺への思いに気がついた雄大がやってきて

そして、なんとなくずるずるマンションに居ついてしまうのです

なんとなくと思わせる方法でないと頑なな朱鷺の心には入り込めないという

計算もあったようですし

朱鷺を探すうちに「手に入れる、決して離さない」と

腹をくくった男の計算というか、度胸が垣間見えています

雄大への想いはわかっていても、逃げて回っていた朱鷺には雄大のように

決心がきまりません・・・

苦しさ・もどかしさにあえいだ挙句自分を傷つけることを選らぶ朱鷺です

 

友人を思うことの苦悩と、

自分を傷つけることでしか生きていることを確認できない不幸と

恋の切なさを十分に堪能できる一冊だと思います



京都弁で話す男の子って、色っぽい~ですし

日本の色の文化の綺麗さに触れることができますよー

続編の「みちゆきは戀ふて美し」もいいです

体の経験は多々あれど、恋には初心者の朱鷺が

雄大の幸せを願うなら「ちゃんと結婚して、僕を愛人にして」と要求するのです

恋しいと思う気持ちはそんな簡単なもんやないとばかりに雄大は

朱鷺をだます計画を立てるのですが、まぁそれくらいされてもしょうがないでしょう

腹の黒い男が好きかもと気がついたLianhaです(笑)

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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