6月に続編がでるとの噂を聞いて、急遽UPしようかと決心いたしました
(笑)
なぜなら~
2が出てから1の続編を書いてしまうと、2に引きずられる恐れがあるからです
(あたしだけ?w)
思へば乱るる朱鷺色の
花川戸菖蒲(著)
日輪早夜(画)
(内容)
大学在学中、ある事件をきっかけに友人たちから避けられるようになった朱鷺。過去を捨て、東京に出てWEBデザイナーとなった今も、想いを寄せていた同級生の添島雄大を忘れることができず、金持ちの男に暴力的に抱かれることでどうにか自分を鎮めてきた。ある日、そんな朱鷺の家に雄大が突然やってくる。必死で追い返そうとするものの、雄大はそのままマンションに居つき、同居生活が始まってしまう。拭いきれない過去への罪悪感から、訪ねてきた理由を尋ねることもできず、苦しさを持て余した朱鷺は再び男のもとに出かけてゆくが…。もどかしくも狂おしい、スウィート・ラブ! 書き下ろし続編「みちゆきは戀ふて美し」収録。
大学に入学してから知り合った友人に恋をしたばっかりに
何もかも捨てて、自分を傷つけながら生きていくことは苦しいことです
と感じられました
そうして過去は払しょくしたままで、
これからも生活し生きていくのだろうと思っていた朱鷺のまえに
なんと、思いがけない人物があらわれるのです
朱鷺が急に大学をやめて消えてしまったことで、朱鷺への思いに気がついた雄大がやってきて
そして、なんとなくずるずるマンションに居ついてしまうのです
なんとなくと思わせる方法でないと頑なな朱鷺の心には入り込めないという
計算もあったようですし
朱鷺を探すうちに「手に入れる、決して離さない」と
腹をくくった男の計算というか、度胸が垣間見えています
雄大への想いはわかっていても、逃げて回っていた朱鷺には雄大のように
決心がきまりません・・・
苦しさ・もどかしさにあえいだ挙句自分を傷つけることを選らぶ朱鷺です
友人を思うことの苦悩と、
自分を傷つけることでしか生きていることを確認できない不幸と
恋の切なさを十分に堪能できる一冊だと思います
京都弁で話す男の子って、色っぽい~ですし
日本の色の文化の綺麗さに触れることができますよー
続編の「みちゆきは戀ふて美し」もいいです
体の経験は多々あれど、恋には初心者の朱鷺が
雄大の幸せを願うなら「ちゃんと結婚して、僕を愛人にして」と要求するのです
恋しいと思う気持ちはそんな簡単なもんやないとばかりに雄大は
朱鷺をだます計画を立てるのですが、まぁそれくらいされてもしょうがないでしょう
腹の黒い男が好きかもと気がついたLianhaです(笑)
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