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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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VIP 絆 (高岡 ミズミ)

VIP絆 (講談社X文庫 たF-) (講談社X文庫―ホワイトハート) (単行本)
高岡 ミズミ (著)
佐々成美(イラスト)

(内容)

俺に、いつまで禁欲させるつもりだ?
自ら敵の手におちた和孝。そのとき、久遠は……!?

高級会員制クラブ、BLUE MOONのマネージャー柚木和孝には、家族のように大切に思っている相手がいる。少し前まで一緒に暮らしていた聡だ。だが、和孝の恋人であり暴力団不動清和会の幹部、久遠彰允を憎む田丸慧一によって囚われの身となる。聡を助けるため、和孝は自ら敵の元へ行くのだが!?離れた時間が相手への想いをより深めていき……。





主人公が大事にしていた少年聡にからんで

いままでうすぼんやりと秘密のベールに隠れていた部分が

あらわになることを期待していたのですけど

チャイニーズマフィアと日本の暴力団の息子田丸との関係もよくわからなかったですし

麻薬ルートの拡充を求める意味も今一歩不明

そして彼らの求める理想の世界というのが一番大切なポイントだったと思うのですが

柚木和孝を拉致監禁して麻薬漬けにして語られる世界があるのですが

それが今一歩不透明というか

よくわからなかったです・・・・

何巻にもかけて引きずってきたわりに・・・

その終末はなんかおそまつーという感じでした。

無理にやくざの世界に絡めなくてもいいふたりの世界というのが

このお話にはあっているような気がします。





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それすらも愛のせい (高岡ミズミ)

それすらも愛のせい (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 高岡 ミズミ (著)
桜城やや(イラスト)
 

(内容)

ひとりきりの祐司を拾ってくれた九つ年上の綺麗なひと―それが夏生だった。ふたりはやがて秘密の関係となり、同居を始める。成長した祐司は、八年を経てもなお美しい同居人を抱きしめたいと渇望するが、夏生は冷たく拒絶するばかりか、いつしか笑顔すら見せてくれなくなっていた。己の衝動を持て余し、家を出ようと決意した祐司に夏生は…。
 



どこかで読んだようなお話だなと思っていたら

高岡さんの同人誌で読んでいたようです。

あの当時は児童うんたらかんたらという規制法がなかったので

両親のいさかいのもとに祖父母のもとに預けられた小さな少年というか子猫ちゃんは

拾ってくれた大人の猫の手管にメロメロっと食われちゃったという記憶があります(笑)

拾った子猫がおおきくなったら実は トラ でしたというお話でした(笑)

なんか最近こういうパターンが多いなと思うのは趣味がそっちにいっちゃっているのかも(遠い目


トラに成長した子猫ちゃんに情も愛もたっぷりとかけすぎちゃったと感じたネコさん

トラさんを失いたくないと気がついたのですが

昔家族にゲイであることがばれて、否定され傷つけられた過去があるので

家族のように失いたくないと思う存在だと気がついてからは

肉体関係が不純なように思いこみ、ぐるぐる悩んだ挙句

家族なら物理的に距離ができても、いつかは帰ってきてくれる存在になる。

そのために肉体関係はさっぱりと消えうせた方がいいとまで思いこんでしまっちゃうのです。

まぁたしかに年齢だけ大人になっても、気持ちはなかなか大人にはなれないものだし

トラさんが大人になろうとしていることに目をふさぎたい気持ちはよくわかるのですが

なんかトラさん視点で書かれているせいか

とらさんの気持ちと情熱の行く先がはっきりしすぎているせいで

ネコさんの気持ちがぐるぐるしすぎてすっきりしないと感じてしまいました。


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愛の降る場所 (高岡 ミズミ)

愛の降る場所 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
高岡 ミズミ (著)
田倉トヲル(イラスト)

(内容)

会社員の三澤和志とインディーズバンドのギタリスト・潮崎雅直は恋人同士。熱烈に口説かれた和志が頷いてから早六年、今は同棲中だが、音楽に明け暮れる雅直との生活を和志がひとりで支えている。そんなある日、喫茶店で出会った彫刻家・柏尾からデッサンモデルのバイトを持ちかけられた和志。でも、なぜかそのことを雅直に言い出せなくて…。





インディーズだ、ギターリストだと

なんか今の時代に合わないお話だと思っていたら

これはいまはさること十年前に雑誌ラキアに掲載されていたものらしいです


どうりで・・・・

お話は高校生の時から熱烈に口説かれて、いつのまにか一緒に暮らすようになったものの

「神田川」の歌のような貧乏な生活が続いておりました

↑この歌をご存知の方・・・いらっしゃいますよね?(びくびく

夢と希望が生活ですりきれそうになっている事実にあえぐ和志

相変わらずマイペースに音楽にかける生活に明け暮れる雅直

そんな雅直に仕事をしてもらい

普通に社会生活を送ってもらいたいと思う和志でした

そういう気持ちの隙間にであったのは、彫刻家・柏尾で

同じような年齢の時に才能が認められ悠々自適に生きている彼を知ることで

ますます雅直との生活に疑問が浮かび上がってくるのですが・・・






ナチュラルなBL貧乏の王道の物語とでもいいましょか

激しい萌えは感じませんでしたが、こういう自然な気持ちで読めるお話もよかったです。

でもー

欲をいうなら新刊を希望で(笑)


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弁護士成瀬貴史の苦悩 (高岡 ミズミ)




弁護士成瀬貴史の苦悩 (講談社X文庫―ホワイトハート) (文庫)
高岡 ミズミ (著)
水名瀬 雅良 (イラスト)

(内容)

現在、広域暴力団武藤組の顧問弁護士として働く元特捜部検事の成瀬貴史(なるせ
たかふみ)は、一度は別れた男であり、かつては同僚でもあった相澤喬司(あいざわ
きょうじ)と再び恋人としてひとつ屋根の下で暮らすようになっていた。
相澤に恋してはいるが、指定暴力団の弁護士を務めている自分の存在は彼のために
ならない。そう思い込んでいる成瀬は、相澤からなんとか離れようと画策する。そん
なとき、以前、成瀬が有罪にした男が現れて!?




前作「弁護士成瀬貴史の憂鬱」でうまくまとまったと思っていたカップルですが

思いがけない同棲?と思いがけない共同経営の仕事という幸福で舞い上がっちゃったのでしょうか

やたら、今の自分に対して卑下の方向になってしまって

自分といたら不幸になる彼を見ていたくないという妙な方向に突き進んで

しまいます

ゲイの自分が汚れ落ちるのはいいが

ゲイでもない・・・ただ自分という存在が彼に道を迷わせてしまった

という思考のトライアングルに落ち込んでいきます

何年前の少女漫画か・・・

はたまたハーレクインですかと突っ込みたい気持ちはあれど

こういうふうに相手のためを思って無駄な努力をするヒロイン?は

嫌いじゃありません(笑)


まぁ相澤のほうも言葉が足りないというか

努力が空転してるので成瀬が不安になるのもしょうがないかと思うことが。

恋する乙女思考にぐるぐるしている二人と

妙な事件と曲者が妙に関与してましたが、相変わらずやくざ者色は薄いようです

恋に空回りする二人と、乙女思考の成瀬を堪能な去りたい方いかがでしょうか?


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君の瞳を奪いたい(高岡 ミズミ)



君の瞳を奪いたい (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
高岡 ミズミ (著)
西崎祥(イラスト)

(内容)

日系三世のメジャーリーガー、グレッグ・ケン・斎藤のチームにドミニカ出身で弱冠二十歳のルーキー、ミゲル・E・レイエスが入団してきた。才能はあるが口下手でチームメイトと打ち解けようとしないミゲルの世話役を任されたグレッグ。やがて自分だけに心を開いてくるミゲルを可愛く思うグレッグだったが、チームのオーナーと一緒にいるところを目撃されたことからミゲルに誤解されて…。



高岡さんのMLBシリーズ三作目です

一作目二作目とも野球選手と一般ピープルとの恋でしたが

今回は野球選手同士の恋ですので、体格差はありますがなかなか濃い筋肉

同士の恋です(笑)




メジャー一年目で周囲にも人間関係にもやたら慣れようとしない

ドミニカ出身で弱冠二十歳のルーキー、ミゲル・E・レイエスが入団してきたのですが

そのお世話係として任命されたのは日系三世のメジャーリーガー、グレッグ・ケン・斎藤

お世話好きを見抜かれたのか、はたまたミゲルを育てようとする陰の好意

(恋の芽生えともいう~)に気付かれたのか

二人ともがひそかに濃い友情を育てていました

その微妙なバランスを崩したのは、チームのオーナーとケンが付き合っているのではないかという疑惑が発生したことからです

実はチームのオーナーはケンにとって義理の父にあたるのですが

自分を幼い頃捨てていった母があいたいとオーナーは接触を試みてくるのですが

どうもケンにはいまさらかんが漂っており会いたい気持ちになれませんでした

とりあえず、誤解を嫉妬の炎と気がついたミゲルはケンをむりやり・・・

まぁ、未遂?に終わるのですが

ケンのほうでもミゲルに対しての気持ちが恋に近いと気がついてからは

大型犬飼育物語で情欲をうまく躾に役立てております(笑)

楽しい時間と野球の興奮を味わいたい方いかがでしょうかw?

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プロフィール

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Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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