恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫) [文庫] 鳥谷 しず (著), 香坂 あきほ (イラスト)
恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫)
(あらすじ)
女のような容姿に大きな劣等感を抱く司法書士の恵(けい)は、
成就しない恋に疲れはて、上京する。
東京の親類から事務所を譲られたのだ。
しかし、周囲になじめず、苛立ちがつのる毎日が続く。
自分の存在意義を見出せず、孤独感を深めていたとき、
恵は思いがけず、隣の花屋・海棠(かいどう)に告白される。
今まで聞いたこともない甘い愛の言葉に戸惑いつつも……?
包容力男前攻×ツンデレ美人受、商店街で始まる大人のロマンス!
「
スリーピング・クール・ビューティ」でもちょっと一味違う感をみせてくれた作家さんです。
クールビューテイな攻め灰音に弄くられる
天然ぼけの赤毛の新米弁護士さんのおはなしでも
せつない感たっぷりに魅せてくれましたが
今回のお話は
お花屋さんと自分に大きなコンプレックスを持っている司法書士さんの
恋のお話もよかったです。
なまじっかな女の方よりも綺麗な美貌ゆえに小学校のときに傷つけられることにより
自分自身の容貌が醜いというか他人に不快感を与えてしまうというコンプレックスを
もっている司法書士さんなんです。
おまけに弁護士を目指したのですがその試験に受かれなかったという劣等感も強いです。
それゆえに恋をしかけてきたのはバイで傲岸不遜で下品な輩でした・・・
その恋も成就することなく
親戚の急死により、事務所を譲られことをきっかけにして上京してきた恵が
東京で出会ったのは・・
お花屋さんとは仮の姿・・
じつは・・
なんていうことはないのです(笑)
でもイタリアの男の方みたいに口説きまくってくれて、包容力満載で
そしてエロエロい男前なら・・反発しながらも恋に落ちなくっちゃいけません(笑)
紆余曲折をへてようやく自分自身に素直な気持ちでお花屋さんと恋をしていこうと
決心した恵に実はお花屋さんは東大出で優秀なもと裁判官で
元上司からお見合い話が勧められているのだということを知りまして
自分が劣等感ゆえにお花屋さんを貶めるような言葉を言ってしまったことがあって
それゆえに彼は自分を騙そうとしたのだろうと思い至る部分は
ほんとうに切なくてかわいそうで・・
誤解の後のエロに至る部分も美味しくいただきました(笑)
楽しく読ませていただきました。
コメントレスです
まるさんこんにちは
まるさんのほうも大変でしたねー、もう落ち着かれましたか?
お財布も身体的にも精神的にもたいへんだなー
というのがあたしのお引越し感です(笑)
でも新しい場所・新しいお店・新しい人たちとの出会いはいつもウキウキしますね!
>一束のことも佐伯なりに好きだったみたいだし
そうそう、一束のことは好きだったんだと思うのですよ。
同じように本当にコイシイヒト・欲している人を手に入れれない者同士の
同病相哀れむ感覚なんでしょうけどね。
でも佐伯のあの根性曲がり感満載の恋の感覚が嫌いじゃないんで
やっと欲しいもの手に入れれた幸福を大事にして欲しいと思います。
一穂さんは同人誌でさりげなく続きというか
そこが知りたいのよというところを書いて下さるのでとても嬉しいですよね!
あたしも楽しみにしてます。
コメントありがとうございました!
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