ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫) [文庫]
砂原 糖子 (著), 広乃 香子 (イラスト)
ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫)
(あらすじ)
梢野真頼は東京の片隅でシェフを務めている。店に足繁く通う田倉訓とはいわゆる幼なじみだが、昔の関係は封印し冷淡に振舞っていた。しかし、田倉は屈託なく接してきて―。同じ頃、九州の田舎町。小学六年生の治は、自宅の蔵で古い手紙の束を見つける。差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、やがて同級生・双葉への治の想いと重なっていき…。
二段構造の魔法瓶構造のお話でした。
最初はなんでしょっぱなからでている真頼の手紙が
真頼のもと住んでいた家から見つかってきたのか
???となりながら途中からその構造が分かってきて
二段構造で作り上げていく二組みのカップルの恋の進行が 楽しかったです。
真頼と 彼の店に足繁く通う田倉訓は幼馴染の元恋人同士
周囲にはそういった過去は全然知らされませんし、
なにより真頼には亡くなった妻がいるのです。
まだまだ妻に対して気持ちは残っているようで
田倉に対しても元友人にしてはそっけなさすぎる態度をとっています。
というのも、二人は幼馴染として出会い恋に落ち
二人の関係が適切なものではないということで批難を受け駆け落ちまでしてしまうのです。
駆け落ちがどういうふうに失敗したのか
なぜ二人は友人のようなままで付き合いを続けているのか
それは真頼の幼い頃書いた手紙を読んで同じように閉塞された田舎の生活にイヤ気をさし
同じように同性に恋をして
同じように周囲から非難され
同じように駆け落ちしてきたふたりの幼い子供たちとの出会いの後
謎解きは始まっていき
過去においてけぼりにしてきた自分たちのほんとうの気持ちに向き合い
また愛を深めていくのです。
可愛い挿絵と雰囲気ぴったりな可愛くってせつない恋のお話でした。
コメントレスです♪
あきりんりんさん
ゆっくりとした時間と体調と心のメンテナンスが必要な年齢のようです(笑)
まぁこれもどこでも付いてきてくれる娘の存在のおかげなんですけどね。
腰痛体操教えていただいたのでネットで検索してがんばって続けていきますね。
元気なときにまたお会いしましょうです~m(*。_。)m
コメントありがとうございました!
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