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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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「桃華異聞シリーズ」&リンクスロマンス「神獣異聞シリーズ」小冊子が届きました♪

「桃華異聞シリーズ」&リンクスロマンス「神獣異聞シリーズ」

応募したのが昨年の10月

当初予定では今年の10月に送られてくる予定でしたが

ルチル文庫の小冊子企画のデフォで送られてきたのは

最近です(笑)

でも、ページ数が150P近くあり

月下美人の花と言うモチーフを主軸にして「異聞シリーズ」の

6カップルのその後があれこれたのしめちゃうので

待ったかいがありました&読みごたえも十分です♪



リンクスロマンスと同じ新書サイズなので本棚に一緒に並べていても

違和感もまったくないし、

その本を読んでいない方用にか、

はたまたあたしのように内容が風と共にさりぬしちゃっている方用にか

簡単なあらすじと

異聞シリーズのその世界観を書いてくれてます。

佐々さんのイラストラフも堪能できました。

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宵月の惑い―桃華異聞 (和泉桂)

宵月の惑い―桃華異聞 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
 和泉 桂 (著)
佐々 成美(イラスト)

(内容)
 
義兄への秘めた恋に疲れた雨彩夏は、桃華郷で男妓・聚星に抱いてもらい癒されていた。しかし聚星は男妓を辞め旅立ってしまった。再び訪れた桃華郷で、瑛簫という男妓を水揚げすることになった彩夏。瑛簫は元僧侶で、寺の借金のため、自ら桃華郷に来たという。瑛簫に抱かれるうち、男妓としてではなく瑛簫自身に惹かれていく彩夏だったが…。


なんでかはわからないんですけど、発売日が遅れていたこの作品やっと読み終わりましたー

和泉桂フェアがあるみたいなのでそのせいかもしれませんね

この作品と発売日は未定なんですけど、リンクスロマンスからでる「神子を娶る蛇~神獣異聞~」と

為替で書き下ろし番外編のスペシャル小冊子が手に入るみたいですー

またまた出版社の手のひらで踊りだしそうな予感がいたしますが

喜んで踊らせていただきますよ・・・・(笑)


ということで、この作品は一作目の「宵待ちの戯れ」に出ていた、義兄に恋い焦がれて

どうしようもない思いを抱えたまま生きていくのがつらすぎた青年が

義兄にどことなく似た青年に抱かれて恋を昇華しておりました彩夏のお話でした。

もともと組み立てていたお話ではなく、あくまで脇役として存在していた彩夏でしたので

ご都合主義的なところはいなめませんが

この薄倖の青年が幸せになれてよかったです。


またこのシリーズの発行予定はあるみたいで楽しみです



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宵闇の契り―桃華異聞 ( 和泉 桂)



宵闇の契り―桃華異聞 (幻冬舎ルチル文庫) (文庫)
和泉 桂 (著)
佐々成美(イラスト)

(内容)

色里・桃華郷に美貌の兄と共に売られてきた莉英は、容姿の見苦しさを嫌われ下男として働いていたが、兄が亡くなったのを機に店を追い出されてしまう。途方に暮れる莉英を助けたのは、窯子の用心棒・大我だった。莉英の外見を気にせず、純真な心を褒めてくれる大我に手ほどきを受けながら、やがて美しい売れっ子男妓に成長した莉英だったが…。



これの前作「宵待の戯れ ~桃華異聞~」では美しい男妓だけど、ちょっぴり高慢でわがままなイメージを残した莉英が今回では主役です

彼の過去がたーくさん書かれていて読み応えがありました。

貧しい農村に生まれた莉英は兄青林とともに色里・桃華郷に売られてきたところからお話は始まります。

美しい兄とは異なる容姿を持つゆえに色里でもいじめられましたが

それとなく自分をかばい可愛がってくれる兄の存在があるゆえに健気に頑張って生きていくのです

それに一番大きかったのは大我の存在もあったのです

優しくおおらかで卑屈になるなと励ましてくれる大我

兄がなきあとはここで一番になれと生きる目標を与え常に支えてくれた大切な存在になったのです

莉英が美しくなり売れっ子となってしまったあとは

荒んで汚れて嫉妬したり意地悪をする自分が許せなくなっていましたし

こんな心根の醜い自分では大我にふさわしくないと自らの心を封印しておりました

なにより大我が自分に向ける情愛は家族や弟にむけるような優しい感情であると決めつけていたので

恋しい人・愛しい人と大河を欲している莉英にはその感情のベクトルの度合いがいずれ自分も大我も苦しめていくと思っていたのです

大我が旅立つ時

自分は選別を渡すだけで

心の中で別れの言葉を唱えながら踊るシーンは佐々さんの挿絵と相まって

壮絶に美しいシーンでした





ルチルさんの中では本も分厚かったですがなにより内容が読み応えがあってよかったです。

最後呪詛によって以前の醜い顔になってしまった莉英

心も体も弱っていて、それでもなお大河にだけは弱い醜い自分をみせまいと突っぱねる場面はほんとうに涙うるうるになれますよー

一夫一夫主義なんで遊郭ものはちょい苦手ーと手に出さなかったんですが

これはほんとうに読み応えがあってよかったです。


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貴公子の求婚  ( 和泉 桂)



貴公子の求婚 (SHYノベルス) (新書)
和泉 桂 (著)
佐々 成美 (イラスト)


(内容)

「昨晩のそなたは、なかなかの珍味であった」
生まれてこの方一度も恋をしたこともなく、女人よりも書物を偏愛する朝家は、ある重大な決断を迫られていた。苦しい小野家の財政を立て直すため、結婚しなくてはならないというものだ。愛する書物を守るため、憂鬱ながらも嵯峨野に暮らすという姫君のもとへ向かった朝家だが、か弱きはずの姫に反対に押し倒されてしまい……!?
貴公子と貴公子、平安の風雅な婚礼奇譚、登場




ふふふっふふ

という感じでございます(笑)

前作「姫君の輿入れ」のCDでは

神谷さんがまった~~~く色気もそっけもない役柄でしたので

この方が恋愛???という感じで読み進めていきましたが

全然予想外で楽しく読ませていただきました。

貧困のためにお金持ちのお嫁さんを!!というわけで、親友の勧める

人目をしのび静かに暮らしている美女がいるというすすめを聞き

不承不承妻問いを果たしたとおもったら

なっ、なんとそこにいたのは人目を忍び静かに暮らしている端正で

大金持ちの貴公子でした(笑)

初夜の後の

「昨晩のそなたは、なかなかの珍味であった」は・・名言(迷言)です(笑)



恋したことがなく、しかも家族からも疎んじられてきた朝家は

自分が恋に落ちたとの気持ちに気がつかないまま

妻?(夫)となった才能があり教養もあるその人が無冠であることを

気に病んだ朝家は自分なりに頑張って

その人を引き立てようとがんばるのですが

なんとなく空回りばかりなのです。

でも、その空回りしている姿すら可愛いのですが

自分の想いが空回りしていることに気がついた朝家は

出家を決意しました。

煩悩も世俗の欲望すらも恋の前では色褪せてしまうようですねぇ


せつない平安ファンタジーと神谷さんのあえぎ声脳内変換できるかたいかがでしょうか?





CD化希望で(笑)!!!



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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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