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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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作る少年、食う男 (椹野道流)



作る少年、食う男
(シャレード文庫)
椹野 道流 (著),
金 ひかる (イラスト)

商品の詳細

文庫: 269ページ
出版社: 二見書房
発売日: 2005/7/27


(あらすじ)

港町マーキスで検死官を務めるウィルフレッド。耳慣れぬ職業、銀髪に暗青色の瞳、高い身分を持ちながら社交界に出入りせず独り身を貫く彼はいつしか人々の間で「北の死神」と呼ばれるようになっていた。そんなウィルフレッドが出会ったのが、孤児院出身で男娼のハルだった。料理の勉強がしたいと屋敷に出入りするようになったハルは、ウィルフレッドに生きた人間の肌の温もりを感じさせた。それは北の国からこの街に流れ着いて初めて知る感情、<愛しさ>を彼にもたらすようになる。ところが些細な行き違いからハルが街の荒くれ者たちに囚われ、嬲られるという事件が起こり・・・。男前で誠実な旦那様とはねっかえりな使用人兼助手が、近世ヨーロッパ風港町で巻き込まれる事件と恋の嵐!



 娘が最近声優さんのこり始めて、特に神谷さんに魅かれているこの頃

これのCDを勧めてくれたのです。

襲い受けの神谷さんというイメージが出来上がっていた最近ですが

本当に可愛くてせつなくって、健気な男の子の声が素敵でした(はーと)

( ̄~ ̄;)ウーン

CDにまではまってしまったら生活が・・・



 ということで、原作を読んでみました(笑)

 孤児院出身のハルは、
皆とは違う異端な様相のために受け入れられない毎日でしたが
16歳の誕生日を境に、料理人になりたいという夢をもって、
下界に下りてくるのですが
あっけなく騙されて、場末の飲み屋で男娼にされてしまったのです

 偶然であった検視官であり、医師でもある
「北の死神」と呼ばれるウィルフレッドは高い身分を持ちながら
質素な生活をしておりましたが、二人は料理を通じて知り合い
そして魅かれていきます

 些細な行き違いと言うか
ハルに魅かれていると気がついたウィルフレッドは
ハルを自分なんかに引き止めてはいけないと言う思いで突き放したような言い方をしてしまいます

 誤解したハルは街の荒くれ男に喧嘩をうって嬲られ酷い目にあうことに・・・

 初めて読む作家さんでしたが

やっぱりCDになるだけあって、魅力的な人間を書くことがうまいなーと
思わせます

 人情味があって、仕事はできるのに、やたら人間の気持ちにうとくて
初めての恋にとまどうウィルフレッド

孤児院育ちで、やたら口が悪くて料理が上手で何事にも頑張る可愛い
ハル

遊び人で一癖も二癖もありそうな執事のフライト

それに

料理のシーンと食べるとこと説明がやたらあって
美味しい一冊でした(笑)


深夜にダイエットしている人は読んだら危険かもw

 続編が書けそうな位じゃないかなと思っていたら
本当にコレの続きあるみたいなんです

買ってこなきゃ(笑)


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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