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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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ネコノート(榎田 尤利 )

ついに・・・

ついに手に入れてきました!!

あのルコちゃんの小冊子は「ネコノート」です

どこかの漫画の ○スノートを連想してください~(笑)




↓ねたばれになりますのでこちらをどうぞー




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ルコちゃん新刊いまだ発売せず・・

都心から大きく離れた僻地県のせいか

いまだにるこちゃん新刊「きみがいるなら世界の果てでも」は

手に入れれません・・・・

同じ日本なんだけどこういうときは関東地方に住んでいる方々が

うらやましいです・・・





月末に発売のリンクスの新書も SYHのノベルズもでていないので

もうちょっと辛抱して月の初めにまとめて買えということですね(笑)

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刺青の男  阿仁谷 ユイジ

刺青の男 (EDGE COMIX) (EDGE COMIX) (コミック)
阿仁谷 ユイジ (著)




(内容)

己で刻んだ印を背負い、愛を求め続ける男たちの物語―――


刺青を持つ三人の男たち(牡丹の潟木、ラナンキュラスの武藤、狂い鮫の埜上)。それらに絡む謎の男、久保田。社会の裏側を生きる男たちに救いはあるか…? 刺青シリーズ完結編『みんなの唄』描き下ろし42ページを加え、すべての物語が収束される。ほか、片思いの相手が毎夜生き霊になって現れて…『はるのこい』『ゆめのあんない』を加えた異色作品集。
収録作品:「僕のカタギ君」「ラナンキュラスの犬」「狂い鮫とシンデレラ」「みんなの唄(描きおろし)」「はるのこい」「ゆめのあんない」




ミスターコンビニエンス」の阿仁谷さんとはちょっと違う雰囲気です

違いを強いてたとえたら・・・・

日本画と西洋画の違い・・とでもいいましょうか

短編集なんですがそれぞれの話がリンクしております

刺青を背負って生きている方たちが微妙に重なっております


 僕のカタギ君  
   
  幼馴染の潟木くんは可愛い幼稚園児だったのに、いつのまにか道を
  外してやくざの道に・・・
  再開して久保田の家に転がり込んできたのですが
  上司とそりが合わずに仕事が乗り気ではありません
  やめさせようと言葉巧みに誘っておりましたがとうとう拳銃所持の
  犯罪に手を染めた瞬間・・・・
  久保田の手によってつかまるのです

 「待っているから模範囚になって早く出てきてね」

 

昭和の生きることの悲しみが十分に堪能できる話だと思います

生きることは哀しくて苦しいことが多いのだけど

そんなものすべてを笑い飛ばして生きることができたらいいのだけど

それすらもできない過去が生きることを苦しくさせてしまう・・・



謝るかわりに祈ればいい

『皆が幸せに生きれますように』

『せめて夢だけでも』

償いながら生きようね 一日でも一秒でも長く 一緒に
 




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隅田川心中(たうみまゆ)

隅田川心中 (MARBLE COMICS) (コミック)
たうみまゆ (著)



(内容)

田舎に婚約者を置いて作家になるべく上京した書生と歌手の恋を描いた「あかぎくのうた」やトップアイドルグループのメンバーと人気急上昇の清純派女優になりすましている男の恋「なでしこGALAXY」、元落語家とヤンキー仲間の「隅田川心中」などを収録した中編集。

ほんまにいい作家さん探してくるのがうまい会社さんだと感心しております

どこでこのような作家さんさがしてくるんですか?

もしかしたら新人賞募集などというのより

コミケとかのイベントを探るのでしょうか?

と聞きたいようなうまさなんです

絵は・・・まぁちょっと古臭いというか自分の絵を確立する前という

感じがあるのですが

お話の作り方がほんまにいいのです



自分の夢(小説家になること)を追いかけるために

田舎に住む婚約者を置いて上京した男は

隣の部屋に住む歌手志望の彼のことがきになっております

男に体を売るたびに歌をうたう江島の声があまりに綺麗で哀しい

その魅力にとらわれそうなそのときに

婚約者の死と作家としての第一歩をつかむのです・・・

その瞬間に江島に告白されるのですが、

彼にはその想いを受け止める余裕もなにもなく

愛の歌を歌う江島の体を悲しみとともに蹂躙してしまうのです





体を売りながらでも作家志望の彼を愛していた江島の笑顔が

哀しいほど美しいです



他にも兄弟の不器用な愛を書かれた「赤と青」も青春の勢いが感じられて

楽しいさわやかな?読後感でした



表題作の「隅田川心中」は生きることとか大人になることに

ちょっと失敗したというか道を踏み外そうとしていた元落語家の

青春群像が描かれておりました

居場所を探そうとして

模索しながらあがきながら生きておりました男の子たちの

生き方が繊細に描かれておりました

立ち直るきっかけが

「生まれたときは違っても

死ぬときは一緒」とまで言い切って慕ってくれた新三のせりふです

↑プロポーズの言葉よりうれしい言葉ではないでしょうか













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NOT/LOVE(宮本佳野)




NOT/LOVE [メロメロコミックス] (コミック)
宮本 佳野 (著)

(内容)

大学生になったブンは、探偵行を営む元刑事・戸田大介と、ある調査をきっかけに出会う。アパートを追い出され、行くあてのないブンは寝床欲しさに大介にウリを持ちかける。
勢いでブンを抱いてしまう大介。その日から二人の奇妙な同居生活が始まる。
そして、流れる日々とともにブンの大介への想いはつのってゆく・・・。
表題作シリーズに、新たに描き下ろしと単行本初収録作品も加えて完全復刻のWALKERSシリーズ第2弾!!





帯つきと帯付でない写真を並べてみましたが

ブンの若いころってほんまにきれいで華奢で可愛いですねぇ

なんか、あのウィーン少年合唱団の変声期のまえのはかなげな美しさを

感じます

いや・・いまのあのブンのはっちゃけてて破天荒で大人気ないとこも

可愛いですけど・・・・・

褒めているような褒めてないような(笑)


まっとうな刑事であった大介はふとした弾みで女子高生と恋愛し

仕事も家庭もなにもかもめちゃくちゃにしてしまい

生きるために探偵という職業につきブンと出会います

ノンケで男には興味がなかったはずなのにブンの魅力にひきつけられ

そういう関係になっちゃうのですが

生活を友にするうちにさまざまな事件や時間を共にするうちに

お互いに愛がゆっくりと育っていくのです

とくにブンの大介への思いは強く育っていくのですが


そういう幸福な生活に暗雲が・・・

大介が昔何もかも捨てても一緒になりたいと願った女子高生から

電話がかかってきたり

会いにきたりするようになったのです

大介がブンと別れるつもりはないとブンが大事と伝えてはくれるのですが

大介の心の奥で彼女を求める気持ちがあるとブンは気が付いていたし

なにより、

そのやさしい言葉の影にブンに同情の気持ちがあったことを

感じていたのでしょう


やさしさは時に人を傷つけてしまう・・・

想いは時として残酷な結果を突きつけてくる・・・

大介の優しさを少しの思い出に変えて初めてきたときのように

バックひとつを抱えてそこから出て行くブンが本当にかわいそうで

切なかったです・・・・・










まぁあれからのいろいろも含めて悪い大人?になっていくブンと

大介を楽しみたいかたいかがでしょうか?

愛も思いも動いていくもので

だからこそその一瞬に十分に愛さなければいけないと思わせる一冊です




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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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