NOT/LOVE [メロメロコミックス] (コミック)
宮本 佳野 (著)
(内容)
大学生になったブンは、探偵行を営む元刑事・戸田大介と、ある調査をきっかけに出会う。アパートを追い出され、行くあてのないブンは寝床欲しさに大介にウリを持ちかける。
勢いでブンを抱いてしまう大介。その日から二人の奇妙な同居生活が始まる。
そして、流れる日々とともにブンの大介への想いはつのってゆく・・・。
表題作シリーズに、新たに描き下ろしと単行本初収録作品も加えて完全復刻のWALKERSシリーズ第2弾!!
帯つきと帯付でない写真を並べてみましたが
ブンの若いころってほんまにきれいで華奢で可愛いですねぇ
なんか、あのウィーン少年合唱団の変声期のまえのはかなげな美しさを
感じます
いや・・いまのあのブンのはっちゃけてて破天荒で大人気ないとこも
可愛いですけど・・・・・
褒めているような褒めてないような(笑)
まっとうな刑事であった大介はふとした弾みで女子高生と恋愛し
仕事も家庭もなにもかもめちゃくちゃにしてしまい
生きるために探偵という職業につきブンと出会います
ノンケで男には興味がなかったはずなのにブンの魅力にひきつけられ
そういう関係になっちゃうのですが
生活を友にするうちにさまざまな事件や時間を共にするうちに
お互いに愛がゆっくりと育っていくのです
とくにブンの大介への思いは強く育っていくのですが
そういう幸福な生活に暗雲が・・・
大介が昔何もかも捨てても一緒になりたいと願った女子高生から
電話がかかってきたり
会いにきたりするようになったのです
大介がブンと別れるつもりはないとブンが大事と伝えてはくれるのですが
大介の心の奥で彼女を求める気持ちがあるとブンは気が付いていたし
なにより、
そのやさしい言葉の影にブンに同情の気持ちがあったことを
感じていたのでしょう
やさしさは時に人を傷つけてしまう・・・
想いは時として残酷な結果を突きつけてくる・・・
大介の優しさを少しの思い出に変えて初めてきたときのように
バックひとつを抱えてそこから出て行くブンが本当にかわいそうで
切なかったです・・・・・
まぁあれからのいろいろも含めて悪い大人?になっていくブンと
大介を楽しみたいかたいかがでしょうか?
愛も思いも動いていくもので
だからこそその一瞬に十分に愛さなければいけないと思わせる一冊です
[0回]
PR