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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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龍の宿命、Dr.の運命 (樹生 かなめ)

龍の宿命、Dr.の運命 (講談社X文庫―ホワイトハート) (文庫)
 樹生 かなめ (著)
奈良 千春 (イラスト)

(内容)

「俺は眞鍋(まなべ)組から離れない。先生は俺から逃げない」眞鍋組の金看板、橘高清和(きったか・せいわ)を恋人に持つ美貌の内科医・氷川諒一(ひかわ・りょういち)は、ひとつ大きな悩みがあった。それは自分の大切な可愛い清和くんがヤクザということだ。清和が組長になる日が近づいたとき、反対派から氷川を守るため、清和は彼を実家に預けるのだが。ファン待望の氷川の姐誕生&清和の組長就任編『Drは龍に立つ』が大幅加筆修正で登場!!

台風もですが、地震による被害も恐ろしいものがありますよね・・・

強固と思われていた高速があんなふうに簡単に壊れてしまってますし
 
よもや倒れてきた本に胸部を圧迫されなくなった方がいるなんて・・
 
明日は我が身かもと思いながらご冥福をお祈りしたいです。


さてさて、これでシリーズすべてが同じレーベルからでて
 
挿絵さんも統一されて本棚で綺麗に整理されている嬉しさでいっぱいで
 
つい・・・既刊も含め全巻読んでしまい 仕事がちょっとつらかったあたしです・・・・



野菜が嫌いで肉食大好きな清和くんですが、妻?の作る料理には決して文句の一言もだしません。

もちろん黙って食べますとも(笑)

おむつを交換してくれた人には逆らえないというのも名言だと思いましたが

育ての親の橘高が強面で

「おむつの交換をしえもらってないが逆らえない」という台詞には大受けです(笑)

爆笑いたしました。

でも、これって家の中だけなんですよね。

外では妻はけっして夫の言動や仕事について逆らったりしてないんですよね。

あたし自身はそういう賢い主婦で・・・ないから大きな声ではいえないんですけど

そういうセリフがでちゃうということはお互いが愛し合っていることを礎として生活とか時間とかを

うまく積み重ねているんだろうなという感じがいたしました。


そして旦那がいろいろ暗躍している、もしくは犯罪に近いものに加担しえいると気がついたとしても

疑問は口に出したりせずに自分の胸の中で納めていく。

「こういうときはラジオ体操でもして」

うーん名言です。

見習えないだろうけど・・・

そういうセリフがでるために経てきた経験や

自分の信じている男を心底信じ切ってなきゃ言えないセリフなんじゃないかな。

このシリーズでは主人公である氷川先生よりでてくる女の方の方がリアリティがあって

共感もしくは共鳴できるかたが多いです。

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龍の初恋、Dr.の受諾 (樹生 かなめ)

龍の初恋、Dr.の受諾 (講談社X文庫―ホワイトハート)
樹生 かなめ (著)
奈良 千春 (イラスト)

(内容)
 
「氷川諒一(ひかわ・りょういち)、俺の女房にします。これでいいですね」明和病院に勤める患者思いの内科医・氷川諒一は、ある日、幼い頃大事にしていた清和(せいわ)くんと思いがけない再会を果たす。ところが、小さくて可愛かったはずの清和はすっかり立派なヤクザになっていて!? 今度こそ離れない! 氷川は自分を避ける清和の元に乗り込むのだが…… ファン待望の再会編『Drは龍に乗る』が大幅加筆修正で登場!!

以前他社さんから出版されていた作品ですが
 
あまりきっちりと読まないうちにドナドナしちゃった記憶があります。
 
というのも、挿絵さんが違う方だったので本を読んでいても違和感が大きかったというのが一番大きな原因ではなかったかと思います。

今回は奈良さんの挿絵で統一されたので本棚での見栄えもよくなったということで

再読みです。

というか、大幅加筆修正ですし、

あたしのさらさら流れるがごとくの記憶力なのでほとんど初読みという境地です(笑)

今回はふたりのなれ染めというか、初めてであった頃のエピソードと

再会してからふたりがどんな風に恋を熟成させるか期待させていく展開です。

以後なぜに氷川があれほど嫉妬に燃えて清和くんを疑っちゃうのが

なるほどーとわかってきました(遅

可愛い愛しい弟のように愛して育んできた清和くんでしたが

大人になっていく彼はあんまり素敵で頼もしくって

うまく生きていったり、恋していくこととかに不器用な氷川は

自分では駄目なんじゃないかなという劣等感が根底にあるみたいです。

まぁそういいながらも取られたくないと思っている存在なので

事前にきっちり思い知らせておくという威嚇行動という意味もあるかもしれませんけどね(笑)


ちょっと癖のある文章を書かれる方なので好き嫌いはあるかもしれませんが

底知れぬパワーが潜んでいる方ですし

意外にびっくり箱のように色とりどりの宝石のような輝きをもった作品を生み出していく方だと思います。

なんとなく苦手ーと思われて避けている方

いらっしゃったらレッツチャレンジしてみませんか?

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酔っぱらったらものにしろ (樹生 かなめ)



酔っぱらったらものにしろ (SHYノベルス) (新書)
樹生 かなめ (著)
ジキル (イラスト)


(内容)

好き、好き、好きだぞ・・・
と言って酔っぱらった野々村が抱きついたのは、同期で同じ営業の伍代だった。
酒乱の野々村は、伍代のマンションに泊まっては、キスを浴びせ愛の告白をしていたが、
怜悧な伍代の表情はいつもと変らなかった。
伍代はキスまでは受け入れるが、それ以上は酔っぱらいの戯言と拒んでしまうのだ。
伍代に焦れた野々村は、ある日、寝込みの伍代に迫り、強引に押し切ろうとするが・・・!?



あいかわらずの樹生 かなめ節とでもいいましょうか、

破天荒でキテレツで、そしてなにがあってもいいんじゃないかと思わせる

作家さんだと思います(笑) ←褒めているつもりです

あとがきで樹生さんはこの作品を

アイスクリームショップにけば必ず注文するのがチョコミントのアイス

そのチョコミントのような物語を考えていた

と書かれていたのです。

がっ!!

作品中にはチョコミントらしき存在もかけらも匂いすらもありませんでした。

とあたしは思います(笑)

どこまでいっても酔っぱらいのたわごととくり事とビールやら焼酎の匂いのような面白いお話でしたが

ジギルさんの耽美系の絵によってなんかカクテルのほのかな雰囲気は十分に味わえる作品でした。




ひじょーにお酒に弱いというか、もう下戸としかいいようがない野々村は

お酒での付き合いということに苦戦しておりましたが

最初からてきとーに酔っぱらったふりでじょうずに自分の酒乱ぶるを示しつつ

お酒の席での強制をかわす術を備えておりました。

初対面では好きになれなかった営業の同期伍代にわざとからんで困らせてらろうとしたものの

いつも怜悧な美貌でかわされます。

伍代のいろいろな面を知るにつれだんだんと魅かれていくのですが

もとからゲイの自分と違って、大きな家とか、家族とか大事なものをたくさん持っている彼の負担にはなれないと

彼の傍から離れようとするのですが・・・

ここらあたりは十二分にせつなさ満載でした・・・・

でも樹生さんの書かれる主人公にそういうせつなさとか感情の機微は長続きいたしません(笑)

あくまでも樹生節で最後は彼らなりの幸せを手に入れるのです(笑)


わき役もいい人物w?がそろっていて

伍代のいとこなんですけど(笑)

脅迫で恋しい人と無理やり肉体関係をもっていくのですが

あくまでも本人はほしいものだからと涼しい顔です

スピンオフで彼の話も希望(笑)!!







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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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