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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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猫の恋 (嶋二)

猫の恋 (MARBLE COMICS) (コミック)
嶋二 (著)



(内容)

一度だけでいいなんて、嘘だ。

京都の老舗和菓子屋・鶴丸屋の若旦那である茅比呂は、 店の番頭を努める幼馴染の克己に秘めた想いを抱いていた。
自分をとても大切に扱ってくれる克己に茅比呂の恋心は募るばかりだが、 先代の遺言を頑なに守り、あくまで「番頭」としての顔を貫こうとする克己。
擦れ違う想いに揺れ動く中、鶴丸屋の取引先社長である杜から 「一緒に東京へ来ないか」と誘われた茅比呂は―――

主人と番頭、家系の鎖に絡めとられた二人の恋心を描く人気シリーズに加え、杜社長と突如同居することになった甥・亮一の気になる番外編も収録。 幸せいっぱいな描き下ろしも含めた嶋二待望のセカンドコミックス!




表紙のかわいらしさに魅かれておりましたし

なにより「猫」とありますので、

もしかしたら最近マイブームのケモミミ??

などと舞い上がって購入しましたが全然まったくケモミミははいっておりません・・・・

表紙は可愛い雰囲気の丁寧に書かれた雰囲気が素敵です。

中身は・・ちょっとちがって線が荒い感じがしますが

お話はしっかりとして楽しい一冊でした。

このかたも同人誌で活躍されていた方ということですが

東京漫画社のかたはけっこう同人誌即売会チェックされているんでしょうねぇ(笑)

京都の老舗和菓子屋の若旦那とその番頭を務める幼馴染のとの恋です

お互いの立場とか守っていかなければいけないもの

そういう価値観ですれ違っていた幼い恋でしたが

あてうまさんの存在で自分の気持ちに気がついて

たとえ何があっても守りたいものはないかということに気がついて

恋が成就されました。

可愛いお話でしたが・・肝心の和菓子の話題が少なかった(笑)




もうひとつは叔父さんと血のつながりのない甥っ子の恋です。

甥っ子の気持ちに気がついて、その気持ちを受け入れてくれる

上から目線の叔父さんが 妙に気になる存在です。

大人目線の狡さと狡猾さが妙に納得できる自分が悲しい(笑)


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是 (8)  (志水 ゆき)

是 (8) (ディアプラス・コミックス) (コミック)
志水 ゆき (著)

(内容)

琴葉はお披露目の席で初めて言霊を使う。
自分の言霊が、このを…近衛を傷つけることになるとは知らずに。
傷ついた近衛を守るために、琴葉がした決心は──。
慈しみが愛に変わる近衛×琴葉篇クライマックスと、
全員集合のお正月を描いた雷蔵×紺篇&注目の新展開に繋がる彰伊×阿沙利篇を収録!

 

この方の作品は長く続ければ続くほど面白みが増していくと思います。
 
「LOVE MODE」のときもそうでしたけど
 
序盤にありとあらゆるお話の種をいっぱいばらまいていて
 
読者を楽しませるというか、

おおよそは困惑させているいろいろな仕掛けが魅力的なんですけど

それがお話の展開とともに葉が生えて茎が伸びて

やがてつぼみになり大凛の花を咲かせてくれる。

そんな魅力がある作品だと思いますし、力量のある方だと思います。
 
かといって、「レシピ」のような短編を書かせてもうまいんですよねぇ

才能と努力のかたなんでしょうか・・・
 

今回は刷り込まれるかのように近衛に守られ育まれてきた琴葉が初めて当主として

小うるさい御親戚の長老がたにお披露目されることになりました。

琴葉にとって初めて出る外の世界です。

けれど・・・いままで見たことも聞いたこともない外の世界は琴葉にとっては不安なものでした

外の自由さなどもそれを必要としなかった人間にとってなんの意味もないもののようです。

初めてのお披露目は悪意を持った親戚の方々にとっても脅威でしたが

琴葉自身にとって脅威でした。

自分の言葉によって大切な存在である近衛が傷つく結果になるなんて・・・

そこで初めて言霊使いと紙様との関係を知る琴葉。

傷心の琴葉に向かって和記はいいはなちます。

仕事をしろと・・・

近衛が傷つくならできなという琴葉に

仕事ができないなら近衛が消えることになるというルールを教える人形使いの和記

それならば・・・・

すべての災厄は自分自身にと言霊を使う琴葉

守られるだけの存在であったあの動物のような小さな子もここまで成長したんだ・・・

なんか感慨深いです・・・


赤い花が咲いて紅梅となり

次は瞬時に椿に変わり

あれよというまに牡丹がごとく大輪の花になり

その花を両手に受けて血に濡れる琴葉のカラーの絵はほんとうに綺麗でした。

いまさらながらだけど、この号だけでも雑誌でかっといたらよかったかなぁ・・・

もうじき「志水 ゆき全集」が出る予定なんですけど

このお話が収録されるときにはカラー原稿のままとお願いしたいです~

う、

ということは全集も買う気があるんだ・・・(笑)


このが大事、消えたらいやだーと泣いてすがられて落ちないなんてことはなく

無事このカップルはまとまるのですけど

最後に最大の大手カップルの登場なんですけど、これがまた

焦らしプレイですかーーーと叫びたくなるようなとこで終わっております(笑)

いろいろなカップルの蔭でささいな行き違いがあり、

喧嘩したり仲直りしたり静かなようで騒がしいこの二人だったんですけど

お話の当初から阿沙利が消えていくようになってたんですよね。

それがふたりの気持ちがこのふたりのとっては最大限に素直になれたそのときに

阿沙利が涙を流し紙に帰っていくのですよ・・・

うーん

この続きはじれじれしながらコミックスをまつか、はたまた雑誌を追いかけるか・・・・

楽しい悩みはつきぬようです(笑)


さぁ読んでみたことがない方

もしいらしたら全巻大人買いで読んでみてくださいませ♪



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セカンドハニー (シヲ)

セカンドハニー (MARBLE COMICS) (コミック)
 シヲ (著)

(内容)

今から3分だけ秘書を辞めろ 大学卒業までの世話係として遙に寄越されたのは政治家である父の私設秘書・志堂だった。どこにいても必ず捜し出し、どんな命令でも聞いてくれる有能で忠実な男。自分への奉仕がすべて仕事だと分かっていても本当は心の奥底で必死に願うものがある---。 大人気秘書シリーズと、カタログ誌上最高齢!?の靴職人シリーズを収録したシヲの最新コミックス★


 
表紙の目力と帯の「今から3分だけ秘書を辞めろ」のあおり文句に負けて購入に・・・

はちみつなめている男の方もなかなか良い眼の力があったのですけど

なめさせている?方の眼もなかなか色っぽくありませんか?(笑)


セカンドハニー1

お話はいつも振られてばかりの遥

でも、振られても振られてもめげないというのではなく、振られたところで心が痛まない関係みたいです

いつでもどこでも姿を消したら、必ず遥を見つけてくれる存在は

政治家である父の私設秘書・志堂だった。

どんな命令でも聞いてくれる存在、それが自分への奉仕でも表情を変えることなく淡々とこなしていく男

志堂が心から気にかけているのは「特別」であるのは・・・政治家である父だけ。

満たされない心を埋めてくれるのはたくさんのセフレ達

その彼らであり、彼女らにしても遥はセカンドであることしか望んでいない。

体は埋めあえても

心の孤独は思う人でないと癒されないし、埋めあえない。


まぁ結局は秘書さんも遥のことを心から思っていたようなのですが

腹が黒いうというかなんというか

いいなりになっているように見せかけてすっかり遥を調教&飼育していたようです。

遥のいやがる顔みたさにささいな意地悪を積み重ねていった根気はすごいとおもいます(笑)


東京漫画社からでているカタログシリーズで連載されていたみたいです

その時その時のお題に添ってお話が進行するせいか、ちょっといきなりな展開も多くあったし

その心情にいきつくまでのエピソードがたりないかなとおもいましたが

絵もきれいですし、お話も楽しかったです


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弟に恋したら (桜 遼)

弟に恋したら (アクアコミックス)
桜 遼 (著)




(内容)

両親の再婚で弟になった彰広は、超人気モデル。会ったときからそのカッコ良さに当てられていた雅人は、なぜか彰広とキスする夢をひんぱんに見るようになってしまう。心を落ち着かせるため、実家を離れて一人暮らしを始めるが、突然部屋に来た彰広から、しばらく匿ってくれと頼まれ……。この部屋も別の意味でかなり危険なんです……! ! 大人ゴコロと少年ゴコロいっぱいの焦れラブ作品集★



本屋で表紙に魅かれて買った一冊です。

表題作は両親の離婚で兄弟となったものの、弟に恋をしたことで実家を離れて一人暮らしをする雅人

ある事件がおきて雅人のアパートに転がり込んできた彰広にやっぱりときめいてしまう・・・

というある意味BLという世界のテンプレどおりにお話は進行していき

最後おにいーちゃんは弟に美味しくいただかれました(笑)

食事で餌付けされて、ベットで快感を教え込まれて

でも、心の中では弟はやっぱり弟でこういうことで汚しちゃいけないなどと

純情な兄の思いまでも逆手にとってやりたい放題・したい放題の弟君・・

お兄ちゃんは大事にしてあげてね(笑)



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是ーZE  (7 )(志水ゆき)




是ーZE 7 (ディアプラスコミックス) (単行本)
志水 ゆき (著)

(内容)

主人を亡くした近衛は、強すぎる言霊ゆえに屋敷にとじこめられた幼 い琴葉の子守りを引き受けた。その日から、琴葉の世界は近衛一色になる。ぬくもりも、愛情も近衛から教わった琴葉。やがて年頃になった琴葉は、つたないキスと告白 で、近衛を求めるがーー。時をかけて愛を育む、近衛×琴葉篇開幕!! 描き下 ろしは彰伊×阿沙利の切なく淫微な番外篇!




長編向きの作家さんなんでしょうねぇ

ますますおもしろくなってきました。

最初は設定の突飛さにあまりについていけてなかったのですが

氷見のあたりからだいぶ人間関係と紙様という設定の意味がわかってきたせいか

面白さ倍増してきたと思います

今回は主を失った3人の紙様のうちのひとり近衛が言霊の力が強すぎたゆえに

屋敷に閉じ込められ声さえも奪われた琴葉の子守りを引き受けて

やがて、その可愛さに夢中になるお話でもあり

源氏物語よろしく育ててくれた近衛に惹かれていき、体と心のすべてを預けていく過程が丁寧に書かれていました

あたしなんで今までペーパー申し込まなかったんでしょうとくやまれますが

アニメイトで買ったペーパーには幼いころからまるでラッコのように

ともに寝る生活をしていた二人に成長がみられるところが可愛いです(笑)


これからが楽しみな一冊です


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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