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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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是-ZE- (11) ( 志水 ゆき )


是-ZE- (11) (ディアプラス・コミックス) [コミック] 志水 ゆき (著)


(あらすじ)


自らが惚れ込んだ男・力一(りきいち)と、彼に懐いてゆく紙様(かみさま)・真鉄(まがね)。
真鉄を抱きながらも脳裏に浮かぶふたりの姿に、和記(わき)の胸は疼く。
そんなとき、滝に流れ着いた傷を負った兄弟が、和記の愛する桃源郷に変化をもたらす……。

和記の叫ぶ願いとは!?

超人気シリーズ『是?ZE?』いよいよ完結!! キャラクター勢揃いの描き下ろし番外篇も収録!!
壮大な流れの中で続いていたお話もいよいよ終焉を迎えました。

生きることにどんなに厭きてしまっても死ぬこともかなわない 不思議な存在和記

そんな和記を丸ごと理解し受け入れた力一が逝こうとしている

和記の癒されない孤独な疵を誰よりも理解し

ともに生きともに暮らすことで

生きることの喜びを与えてくれた存在が滅びようとするとき

自分の血のつながりのあるものたちで彼を ささえることを告げていく。

正直和記が番と決めていた存在である真鉄との恋より

力一と和記との関係が友情なんてうすっぺらいものでなく

でも家族よりも深く思いあっていて印象的すぎる。


その後力一の残された約束の言葉どおりに

その親族たちと神様たちの恋の物語で

成長し生きていく喜びを傍観者の目で見据えていながら

和記もまた癒えない孤独という疵を癒されていったのだと思う。

だからこそ魂が再生されるかもしれないし

しないかもしれない真鉄を再生させようという気持ちになったのではないかと思う。


一人の男の孤独と再生の物語だったのかもしれませんね。

正直こんな大きな流れのお話の最後をどう纏めていくのかわからなかったのですけど

いいお話をありがとうございましたの気持ちで 「是」を読み終えました。


拍手[4回]

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是 -ZE- (10) (志水 ゆき)

是 -ZE- (10) (ディアプラス・コミックス) [コミック]
志水 ゆき (著)



(あらすじ)

紙様(かみ)を創り、言霊師(ことだまし)の上に君臨してきた和記(わき)。
しかし、和記にも対等に付き合った言霊使いがいた。
和記が初めて紙様を捧げた三刀(みとう)家史上最強の男・力一(りきいち)。
ふたりの出会いは、和記が飛び込んだ滝のしたで、力一が和記を拾った所から始まった……。

和記の大切にしていた箱に眠る真鉄(まがね)も登場する『是─ZE─』最終章、和記篇開幕!!


今回アニメイトで購入したところ なんとペーパーが2種類ついておりました!!
 
おおーー豪華

作者様の公式ブログにも販促用として通常版と リミテッドペーパーがあって
 
リミッテッドのほうは特定の書店さまだけということで
 
偶然アニメイトで購入いたしましたが

けっこう今年もBLの神様からは見捨てられていないようです←勘違い(笑)



今回のお話は紙様とその主との恋のお話はうすーーーくしかありません。

前回和記が大事にしている存在 真鉄(まがね) との出会いが

ちょこっと恋の予感は感じさせるものの

本編は総まとめにはいっているというか

いままで謎だった紙さまとはなぜ生まれてきたのか

力一という存在はなにか?

そして和記という存在はなにかという疑問の答え編です。

そして最終巻にむけているなぁと感じさせられます。

まぁ巻末にも最終巻2011年夏頃発売とかかれてましたので

それによってこの大きな話の最後の評価になるとおもいます。



去年はいろいろあり更新もままならないことがありました。

正直BLに対しての楽しさも半減するような気持ちのときが続きまして

もうやめようかなと思うこともありました。

だけど、こうやって人と触れ合うことの楽しさをコメントを下さる皆様や

あたしと一緒にイベントに参加してくださる方々

そして、しょうこりもなく小冊子に翻弄され雑誌やフェアーに遊ばれているあたしに

暖かい援助の手を差し伸べてくださるかたがたがいてくれる・・・

そしてこんなブログを見てくださる方々・・・

みんなにありがとうをいいたいです。

今年は不義理を重ね続けましたが

またBLを楽しんでいきたいと思えるようになりました。

気長にお付き合いいただけたらありがたいです。



ゆうみさん

デイアプラスさんの新人発掘能力に頭が下がります。
好き嫌いはあるとおもうのですが、読ませる作家さんでした。
読んでみてくださいね。
遅すぎるコメントレスほんとうにほんとうに申し訳ないです。
ちょっと気持ちが↓気味でしたが
また楽しんでいきたいです♪
どうかご協力・ご指導よろしくお願いいたしますね♪

コメントありがとうございました~


拍手[7回]

今夜、ミスターで (嶋二)

今夜、ミスターで 初回限定版 (ドラコミックス 236) (コミック)
 嶋二 (著)


(あらすじ)

「お前のこと、好きだったんだよなぁ」ゲイバー"Mr."の住み込み店員・チカには、実家に帰れないある理由があった。それは、1コ下の幼馴染み・恭平に関係があるのだが...? 表題作「今夜、ミスターで」の他、番外編「Welcoming Morning」、"Mr."のオーナー・雄大と桃のアダルトな恋愛を描いた「さよならミスター」も同時収録。初回限定版小冊子は、ALL描き下ろしで2カップルの後日談を収録!



あらすじと小冊子付きということで魅かれて購入しました。

以前読んだ「猫の恋」も派手さはないものの良いお話でしたしね。

今回のこの本は「猫の恋」より絵が粗めな感じがいたしましたが

お話は切なさもいじらしさも十分蓄えた一冊です。


「今夜、ミスターで」

チカは実家のお隣の家に住んでいた一個下の幼馴染の恭平への想いに耐えかねて

家を出てきたはずなのに

運命の神さまの意地悪なのか、はたまたはからいなのか

またまた二人は再会するだけでなく

家に帰って来いと再々恭平に口説かれるのです。

恭平への恋心ゆえに家に帰らない、

帰れないでいるチカの気持ちにはまったく無頓着な恭平にかっときたチカは

恭平にフェラしちゃうついでに 「好きだった」と想いをぶつけます。

チカのせつなさといじらしさが可愛いお話でした。

そして、そんなチカに振り回されながらも

一生懸命前向きに頑張っている恭平もまたいい男なんです。

男とセックスできるのかとチカに問われた後

「男じゃない、チカとだろう」と真摯な目つきで迫ってくるのです。

そういうふうに精いっぱいな気持ちで迫られたのなら

やっぱりチカもちゃんと自分の気持ちに向き合わなきゃいけないのです。

「迎えにこい」と泣いてせがむチカが可愛いです。



「さようならミスター」

こちらは酸いも苦いもかみしめた大人カップルのお話なんですが

わがままな子供のような攻めをそれでも好きなマスターの桃

横暴で傲慢で乱暴な暴君なんですけど

桃にとっては良い男・・・らしいです。

最後になにもかも失った暴君を

それでも優しく迎えてあげれるというのなら

このままふたりで幸せになれるように頑張ってねと祈りたくなります。

あたしからしたら、こんなわがままな男に尽くすより

若い男を手に入れたほうがいいかなぁ・・・(笑)



小冊子「あめあられ」

その後の大人カップルのお話です。

なんやかんやあっても、そのままの2人でいられることをふたりが望んでいるのなら

このまま月日がたってもいいカップルでいそうです。

「あめあがり」

恭平の下手なウソにだまされて実家に連行されるチカ

恭平の手のなかで踊らされて、幸福を感じるのならそれでいいんじゃない(笑)


カバーをめくってみたら、作者様の後書きがありまして

大人カップルの店のマスターの名前が「桃地武」とありました・・・

本人は似合っていないのでこの名前で呼ばれるのは好きじゃないそうです(笑)

「桃」と呼ばれるのも可愛いけど

恋人になら「武」と囁かれるのもいいんじゃないんでしょうか(笑)?

こういうサービス大好きです。

楽しい一冊でした。



拍手&コメントポチポチありがとうございます。

コメントレスです♪

lisaさん

そうそう、愛があってのBLなんですよねぇ。
壮大な愛のテーマがあったのですが、それが逆に愛を感じなかったのが残念でした。
愛を堪能できるBL探しに奔走しておりますので
また教えてくださいね~
コメントありがとうございました♪





拍手[1回]

是-ZE- (9) (志水 ゆき)

是-ZE- (9) (ディアプラスコミックス) (コミック)
志水 ゆき (著)





(あらすじ)

ついに、阿沙利が“白紙”になる日が来た。
神様の中で、一番旧い紙様だった阿沙利。いつかは「あかんようになる」。
その日のために、彰伊は覚悟と準備を重ねてきた。その日のために、
彰伊は覚悟と準備を重ねてきた。そう、初めて阿沙利が自分に振り向いた
あの日からーー。阿沙利と彰伊の約束と想いは、奇跡を起こさせるのかーー。
「約束」のその後の描き下ろしも加えた彰伊×阿沙利篇!!


雑誌でちらほら立ち読みもし、単行本も何回も読んでいるはずなのに

まとめて読むことでまた違う魅力が引き出されてくるのが

この本の魅力なんだと思います。

この日曜は一日まるまる休みだったので、

このシリーズを最初から最後まで読みなおしてみました。

一巻からきちんと伏線がいっぱい描かれていて

今回のこの号からたくさんの伏線が回収されていて

ますます読みごたえがあるなぁとたのしませてもらいました。


主のいなくなった紙は白紙にされるのが理・・

などとやたら書かれているわりに一巻にでていた紺がなぜ白紙にされていないのか

それは紺の紙が和記の思うあの人に似ているせい?

なんていうロマンチックでドラマチックな伏線が多数ありましたよー

最後の最後までどうなっていくのか見逃せないなと言うのが正直な気持ちです。


阿沙利が昔からああいうかわいい?性格だったことも

傲慢で横暴なふりをしながらも?彰伊のことに心から惚れ込んでいることも

すごく素敵に書きこまれていました(笑)

対等な体格の対等な愛の濃密な時間を楽しませていただきました。



次回はみなの過去のすべてを知る和記のお話ということで

すべての始まりであった力一のことも絡んで

すべての過去があり

懸命に生きているいまがあって

これからどう生きていくのか

お話が最後の最後にどうまとまるのか楽しみです。



コメントレスです♪

yさま
やっぱりyさまも小冊子応募されていたんですね。
今回は厚みがあったのですけれど、ほとんど既読の作品でしたし
好きな作家さんが多かったので楽しく一気っ読みできたんではないかと(笑)
また感想を教えてくださいませ<(_ _)>

コメントありがとうございました♪




拍手[2回]

是―ZE― ファンブック(志水 ゆき)

是―ZE― ファンブック (大型本)
志水 ゆき (著)






『是―ZE―ファンブック』
志水ゆき ほか
ディアプラス編集部・編

「是―ZE―」の世界を120%楽しめるファンブック。

☆志水ゆき描き下ろし番外篇32P『春も宵宵』収録!!

☆ふろく/録り下ろしミニドラマCD『是―ZE―~春も宵宵~』!!
【CAST】玄間:三宅健太 氷見:平川大輔 隆成:小野大輔 守夜:子安武人

☆志水ゆき15thコンプリート全員サービス
『プレミアムドラマCD“是―ZE―~睦言は明けてもなほ”』応募券&応募用紙つき。
(締切:2010年7月31日)

「この本を読むまでは、死ねない……!」(By 志水ゆき)
と言わせた超ゴーカなファンブックが完成!!
志水ゆき描き下ろし番外篇はもちろん、人気作家陣が参加した読みごたえた~っぷりの一冊です!!



<ラインナップ>

☆志水ゆき描き下ろし番外篇『是―ZE―~春も宵宵~』

☆超豪華ゲスト
【対談】 津守時生
【COMIC】 門地かおり・夏目イサク・南野ましろ・二宮悦己・北上れん・
草間さかえ・金ひかる・藤川桐子・小鳩めばる・小椋ムク・阿部あかね・
新也美樹・北沢きょう・橋本あおい・未槻 直・雨隠ギド・カキネ
【小説】 木原音瀬・榎田尤利・久我有加・一穂ミチ・栗城 偲
【イラスト】 三池ろむこ・立野真琴・木下けい子・ねぎしきょうこ・麻生 海

☆アンケート『是―ZE―No.1お気に入りシーン』結果発表もあり!!




最近の作品全部コンプリートしなきゃ全員プレゼントは渡さん!!

という方式にちょっと反感を感じておりましたので

買うのをどうしようかと悩んでいたのですが

志水さんの書く いままでの「是―ZE―」のファンブックという形式ではなく

他の作者様がたさまの描かれる「是―ZE―」の世界というのが妙に気になって

購入いたしました(笑)

ええ・・

こうなればもう、雑誌も買いましたし全員プレゼントのCDも申し込むつもりです。

耳が弱いので(老化ではありません・・・と呟いておく)

CDの購入と言うのはほとんどないのですが

もうこうなったら注文しなきゃいけませんよね(笑)?




志水ゆき描き下ろし番外篇32P『春も宵宵』

あいかわらずのお子様の隆成と守屋のカップルがお弁当を買って

温泉宿泊券を当てたところからお話は始まります。

しぶしぶ?ついてきた守夜と温泉についたところで出会ったカップルは

玄間と氷見でした。

しょうこりもなく氷見につきまとい、

玄間の怒りを買って温泉を堪能させられちゃう隆成

どこまでも冷静でお堅い守夜

心底玄間を愛して信頼して心も体もまかせっきりの氷見

そして氷見にべたぼれの弦間を堪能できたお話でした。



これだけでもまあ1000円分の小冊子のような感じでしたが

よくあるファンブックのようにいままでのカラーイラストとか

あらすじ・簡単なインタビュー記事だけでおさまっていないのが

この本なんです。

紹介のところにもあるように

門地かおり・夏目イサク・南野ましろ・二宮悦己・北上れん・
草間さかえ・金ひかる・藤川桐子・小鳩めばる・小椋ムク・阿部あかね・
新也美樹・北沢きょう・橋本あおい・未槻 直・雨隠ギド・カキネ
【小説】 木原音瀬・榎田尤利・久我有加・一穂ミチ・栗城 偲
【イラスト】 三池ろむこ・立野真琴・木下けい子・ねぎしきょうこ・麻生 海


という豪華な作者様が、自分が思う「是―ZE―」の世界を短いページではありますが

もうすごくすごく楽しく書ききっています。

自分の世界そのまんまに描かれた南野さんの漫画もほのぼのワールドでよかったですし

木原さんの思う「是―ZE―」の世界は、今現在からすこし時間がたった
未来の玄間と氷見が書かれているのです。

時間が無情に流れて、愛し・愛される二人にも別れの時がやってきて
その後のふたりの世界が描かれておりました。

たとえどういった事態になろうとも一緒にいたいという願いがかなって
すごくよかったです・・

他にも読みごたえのある作品たちでいっぱいなので

この作品に興味がない方でも十分楽しむことができると思うのです。










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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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