
アナタはソレを我慢出来ない リンクスロマンス (新書)
火崎 勇 (著)
佐々木久美子(イラスト)
(内容)
「好きだ。俺の恋人になってくれ」高校の卒業式前夜、須賀は憧れていた友人の一堂に呼び出され、突然の告白を受ける。戸惑いながらも、一堂の特別になれることを喜んで須賀は彼を受け入れた。恋人だからキスやそれ以上のことだってするけど、身体を繋げることは出来ない。だから、一堂が女の子を抱くのはしかたない…。そう考えていた須賀だったが、ある日友人に見せられたHなビデオから、男同士でも身体を繋げられることを知って…。
再読みの日は懐かしいこれもということで
なぜ火崎さんにはまったのかというあたしのルーツを知ることにしました
↑大げさですが(笑)
それまではいかにもジュネというか、耽美という種類の本しか読まないまま
大人になり社会人になり
あの世界はもうどこか遠いとこにいってしまっていたんですが
ある日本屋の懐かしいコーナーをみてみたら、
あの時代の隠微な隠花植物のようだったコーナーがなんか・・・・
ピンクピンクしててより読みやすくて大衆的なもの
そうBLに変化してました(笑)
懐かしさに手を取った時点であたしはもうBLに引き込まれていたんだと思います
吉原さんの「幼馴染」が出た時に高校生のラブストーリーが衝撃的でしたが
これもBL復帰というか、新入生のあたしからしたらけっこう眼から鱗というか
衝撃的な作品でした。
なにがというなら男同士の恋というものがなんの違和感もなくなったのだということからです
明るく楽しく?自身の恋を語れるそれだけでもあたしには驚きでしたし
二人のこれからとかを真剣に考えていて
セックスのあれやこれやもふたりで悩みながら考えて建設的な方向にもっていけているのです。
書き下ろしでは二人のやきもちというかジェラシーがお互いの想いのスパイスとなって
もう一歩も二歩も関係を深めていました。
すぐに肉体関係になって流されるという話ではなく
これもゆっくり恋をしていくいい話だったと思います
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