好みじゃない恋人 (キャラ文庫) (文庫)
洸 (著)
小山田あみ (イラスト)

(内容)
「どちらが先に後輩をオトすか、競争しないか?」。有能な営業マン・香月と、営業成績のトップを争う同期の八木。精悍な容貌で行動派の八木に、香月は密かに片想い中。ところが、偶然会ったゲイクラブで、好みが同じ可愛い系と誤解されてしまう。香月は真実を告白できないまま、手強いライバルを演じることに。そんな二人だけの勝負を楽しむ八木が、ある日突然、SEXの誘いをかけてきて―。
表紙とあらすじに魅かれて購入に
自分が婚外子であることで家族から大事にされてきてはいたのだけど、
常に目に見えない引け目を感じて生きてきた主人公香月。
上京し会社に就職し有能な営業マンとしてみんなに認められているのですが自分の性癖もあいまって
どこか頑なに生きていました。
そんな香月が密かに思っているのは同じ営業マンの八木
男前で行動的で自分にないものを持っている八木にひそかにあこがれていたのに
偶然会ったゲイクラブで好みが可愛い系のライバルとして認定されてしまう。
自分自身に自信がないままだったし、
なによりこの想いを伝えることがないならライバルとしてだけでいいからと
八木と勝負を続けていたのだがこの恋のさやあてはふたりが好みと思っていた可愛い部下が
他の男にかっさわれたところで終わってしまう。
懲りない八木は何を思ったのか香月にSEXの誘いをかけてくるんですよー
????という展開でしたが、
そういう方向にいってしまったとしても八木を好きな気持ちは捨て去ることができなくて・・・
作者さまがあとがきで三角関係がブームでそれが書きたかったと書かれてありましたが
三角関係を楽しむにはちょっと内容が薄かったですが
ふたりの恋の勘違いと切なさを楽しむにはいい本であったと思います。
[1回]
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