いつきさんが好きだったので購入を決めておりましたが
なんとなく、ご当地という雰囲気はしましたが、いきなりの肉体関係に?????という気持ちもあり
読み控えておりました
でも、時間があるときにじっくり読み直してみたら、やっぱり、いつきさんらしい雰囲気に包まれております
黄色い本屋さんにドナドナが一気に心のオアシスに(笑) ←いいすぎ(笑
ウミノツキ (新書館ディアプラス文庫 183) (文庫)
いつき 朔夜 (著)
佐々木久美子(イラスト)
(内容)
本当のおまえが知りたい。その夜明けのような瞳が、何を見つめているのかを―。玄界灘で行われることになった復元船による航海実験。水軍の末裔として、プロジェクトに加わった大学生の海士は、そこで出会ったタイからの留学生アレンに惹かれる。カラダから始まった二人の関係に、海士は夢中になっていった。だが改めて好きだと伝えた時、アレンに拒絶されてしまい…?青春マリンブルー・ロマンス。
復元船による航海実験のために故郷に帰ってきた海士ですが、そのプロジェクトで女の子かとも見まごうかのような奇麗で純真な少年と出会います
そのタイからの留学生である少年が何故にいきなり海士を誘惑して肉体関係を急いだりするんだろうということは疑問で一杯でした
愛がないセックスと言うのはあんまりだなぁというのがアタシの気持ちです
でも、そうすることの必然性をアレンは持っていたし
そのアレンの傷を同じように心に傷をもつ海士は理解していたし
癒すことで癒されていたのではと・・・
こじつけに近いながら思うのです
嵐の海の中で痛みも苦しみも喜びも共有できたシーンは圧巻でした
挿絵の佐々木久美子さんがまた異文化を背景にもつ少年アレンをスゴク美しく描かれています
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