リブレ B-PRINCE文庫創刊ということで、木原さんのあの有名な「お犬さま小説」も購入したのですが
というか、そっちが大本命でしたが
一人前のコノハラーとなるにはアタシはマダマダのようです・・・
平たく言えば挫折して積読本として横においてありますー
これは、はっきりいって心と仕事と家庭にゆとりを持たなきゃ読んじゃダメという気がするんですー
単なる小心者のたわごとかも知れませんが(笑)
と言うことで、同じシリーズの中から比較的甘甘で、楽しく切なさを感じるために今日はこれで(笑)
月に濡れる密約
(B-PRINCE文庫 い 1-1) (文庫)
いとう 由貴 (著)
杉原チャコ(イラスト)
(本の内容)12年前、日本から無理やり香港に連れてこられた朋之は、その名をアレクシスと改められ、 強大な権力を有する一族に、籠の鳥のように飼われる日々を強いられていた。
やがてはその身体を一族の長に奪われる運命だったアレクシスの前に、 ある日ジェイルと名乗る男が現れる。
恋という名の魔法でアレクシスの心を蕩かし、 その身体に快楽を教え込むジェイル──アレクシスは知らなかった。
二人の間には、大きな「秘密」がある事を…。
母の密かな希望により生れ落ちてから取り替えられ日本で育てられた少年朋之は無理やり家族と引き離され生家に引き取られていく
そこは巨大な権力を守るために巫女を有し、人間の運命すら思うように操ってもなんとも思わない巨大な企業であり一族に飼われて不満や不安を覚えながらも何もできずにいた
そんなときにジェイルと出会い運命の変え方と恋をしり
清い体をジェイルのために捧げるのでした・・・
ジェイルの策略ともしらないまま・・
セックスをしることで、巫女としての力を失ったアレクシスは一家の長の命により男娼宿に売られ身を落としていくのです
実はジェイルは朋之の取替え子であるということで、一族から追い払われ
一族とアレクシスに対してうらみの気持ちをもっていて、不幸のどん底に落としたいと言う気持ちがあったんです
世間を知らずに育ったアレクシスはジェイルを恨むこともなく
ただ、自らの運命を甘受しておりましたが
とうとうジェイルが復讐を果たしたこと知り、何もしなかったからこういううとこで過ごさなきゃいけないんだと諦念しておりました
或る日客との会話でジェイルになにか危機が訪れるんじゃないかと言う不安に襲われた(もう巫女ではないので予知と言うものはできないので)
アレクシスはジェイルを助けるために爆弾を捨てに行こうとしたり
一族の長に狙われたジェイルを庇って撃たれます
ううぅっぅうっ
本当に切ない恋心で啼かされました
ジェイルには自分はもう必要でないし
そばにいれば邪魔になるから、自らの片付けは自分でと心に決めて
頑なまでにジェイルのもとを去っていこうとするアレクシスが悲しいです
切なさを充分に堪能なさりたい方いかがでしょうかw?
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