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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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ergo Vol.4 ~木原音瀬セレクション~ (木原 音瀬)

懲りずに 木原本購入~

色々な木原さんの世界をさまざまな漫画家さんが漫画にしてくれているのも魅力的だし

同じ病院内でおこる多業種の人たちが色々絡んで出合って、恋になっていくよな・・・恋未満のままのような・・・木原さんの小説が毎回読めるというのも魅力的だから(笑)

次号がでれば、小冊子全員サービスプレゼント企画に応募できるし~

↑ここ重要(笑)

今までHOLLY NOVLS ででた作品からどれが読みたいか読者さん達のアンケートで決まると言う方式も新鮮でいいかな

でも・・・どれを選べと自分に問いかけられたら・・・

悩んじゃう(笑)

個人的には「牛泥棒」も好き

あの甘えん坊でわがままで可愛い暴君様とどういう日常を送っていたのか

チラ見したい気分だしー

「箱」シリーズのあの二人がどういう風に幸せな日常を得ていたかしりたい

あと、「恋について」は小説をそのまま漫画化しているので、

初エッチを済ませた二人の甘甘な日常も希望したい・・・

「愛に包まれる」まさにそういう一作が好きと再確認した昼過ぎです(笑)







ergo Vol.4 ~木原音瀬セレクション~ (プラザMOOK Holly COMIX) (プラザMOOK Holly COMIX) (単行本(ソフトカバー))
木原 音瀬 (著)

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FRAGILE (木原 音瀬)

 待望の木原さん本ということで、購入日によみすすめていこうーと張りきっていたのですが

愛の無い監禁・暴力・はてはスカトロ・・・

乙女w?にはついていけない世界です

ということで、積読本の一番上においてありましたが

睡眠も充分とって、元気が出てきたので読む気に(笑)

愛の無い世界に突入してきました






FRAGILE
B-PRINCE文庫 こ1-1
木原音瀬 (著)
高緒拾 (イラスト)

(内容)

大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で―。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は―。



FRAGILE:壊れやすい・もろい・儚い

まさにそうでした

愛に似た執着で愛されていた大河内

依存に近い憎しみで愛していた青池

人間って、愛と憎しみがかがみ合わせのようになっていて、
それが爆発した瞬間になにもかも壊れてしまえる儚いものなのかもと思わせられました

極限まで突っ走ってしまった青池は、スカトロにはじまって、監禁・暴力

裸調教・犬の餌に精液のトッピングと行ってしまいますが

愛があればなんでもいいのかも~(笑)  ←なんか人間として間違っている

ラストで監禁から逃れようとした大河内に騙されて、愛されていると信じ込んだ青池は自分の首を掻っ切って死のうとします


そこまでして愛されていること、執着されていることに喜びを感じているくせに

素直じゃない大河内はうっとうしいとか不幸だとかいいきってしまう

でも青池が出張で泊まりだと聞くと不安になって不満を口に出すのです

うーん

思うんですけど、これって

やたら自尊心と自己愛が強いペルシャネコを躾ながら

実は自分がペルシャネコに愛されたいと切望している飼い主のお話w?







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ergo vol.3(木原 音瀬)



ergo Vol.3 ~木原音瀬セレクション~ (プラザMOOK Holly COMIX)
(単行本(ソフトカバー))
木原 音瀬 (著)


内容紹介
~ 一冊丸ごと木原音瀬 ~

【コミック】
◆天野瑰………漫画化『リベット』原作
複雑な思いから乾の告白を拒絶できなかった初芝は…。

その後~オリジナルストーリー~
乾の「恋人になってください!!」発言から「おまけ」までの三年間、
初芝先生とハッピーに辿り着くまでの山あり谷ありオリジナルラブ!

◆禾田みちる…漫画化『ROSE GARDEN』原作
スネアはカイルとウォーレンの過去を知り…。

◆深井結己……漫画化『さようなら、と君は手を振った』原作
誠一はダサイ啓介を美しく変身させるのだが…。

◆宮本佳野……漫画化『The end of youth(あいの、うた)』原作
仕事のない田頭にドラマの仕事が舞い込むが…。

◆大竹とも……漫画化『恋について』原作
お客様の笹川と朝霞は連絡を取り合う仲になり…。

【ノベル】
●新シリーズ連載中!
『12hours』Novel 木原音瀬 Illust 松尾アマタ

商品の詳細

単行本(ソフトカバー)
出版社: 蒼竜社 (2008/2/12)
発売日: 2008/2/12



いつかこれ、きっとコミックスになるしー
本としてでるよーと自分で自分に突っ込みを入れながら買ってしまいます
 コレクター魂というか、出版されなかったいままでの木原さんという記憶がどこかに染み付いているのかも(笑)

漫画で見直したら、あ、こういう表情で語っていたんだーと
妄想で補っていた部分がリアルに補給されるというメリットがあるぶん
こういうイメージじゃないもんと
子供のように反発してしまう時があります

あたしの妄想と言う名前のイメージに近い方と遠い方がいるということで(笑)

木原さんの小説が毎月読めるのが楽しみです
病院のなかで色々な恋が進展していっています
医者としての腕はいまいちだけど、誠実な対応ができて、真面目な
斉藤
その斉藤を影ながら支えて仕事をする看護師の山科

いつか、山科は、同情が気になる存在となり、恋になったけれど
男同士と言う問題があったためにこの思いを発露することはなかったんですが
ゲイバーで斉藤の姿をみて、つい同類と言うか、同性でもokなのかと
勘違いして告白してしまいます
 勘違い告白をしたあとで、仕事を辞めようかと悩む山科に対して
斉藤医師はあくまでも誠実な対応をしてくれます
嫌なやつw?ではないです(笑)
それをきっかけにしてメールを交換したりご飯を作ったりという関係ができてきます

 
 同じ病棟で同じ夜、医者と看護師として、夜勤を組むのですが
ある患者様が急変を起こしてしまいます
二人とも必死で救命処置を行ないます
そのときの当直医が行方不明で連絡つかないのです
他科の先生とか看護師に救急要請だして、処置を出すのですが
なかなか緊迫した文章でおもしろかったです


そして、最後に「お嫁さんに欲しい」です・・
あーやっぱあまあまでもハッピーエンドがいいなぁ(笑)








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眠る兎(木原 音瀬)



眠る兎 (ビーボーイノベルズ) (単行本)
木原 音瀬 (著)


単行本: 220ページ
出版社: ビブロス (2002/09)
発売日: 2002/09



(あらすじ)

ほんの冗談で書いた手紙をきっかけに、高校生の浩一は、十も年上の男と付き合うことになってしまった。男が名乗る名前も職業も偽りだと知っていたし、他に好きな女の子もいたけれど、男があんまり純粋で―。



 昨日、木原さんの名作「美しいこと」の感想を書き上げたので

もう一個懐かしいお話で木原さんを堪能したいなと思って、本棚からひっぱり出してきたこの一冊

デビュー作ですが、本当にしっとりとしたいいお話でしたし、木原さんの甘甘といっていいのかな・・・
そういう雰囲気が堪能できます。

 

 お話は高校生の浩一が女の子に自分の欠点を容赦なくあげつられ、落ち込んでいたときに友達にゲイ雑誌で交流を求める文章がのっており、それに思いつきで返事をすることから始まります

 人の気持ちを玩んでも平気なあの若さを子供たちは得意げにひけらかしていく
やがて、大人になったときにその傷とか痛みを知ることもあるとは思いもしないんでしょうねぇ

 デビューから、人の痛い気持ちをあからさまに探っていかれてますねー木原先生・・・

 傲慢にもそうしてであった男が、自分が通う高校の教師と言うことも知っていて振りまわします

 でも、そうした付き合いの中で遠藤の純粋さ、可愛らしさに気がつくにつれ、遠藤に引かれていき、少しでも彼にふさわしい男になろうと地道に変わっていきます

(どんなにがんばっても十の年の差は縮まらないし、いつかはばれる。
だから早く大人になりたいと思った。誰にも文句をつけられないくらい、大人になりたいと思った。臆病な人を守りきれるぐらいの大人に早くなりたいと思った)
 


 その努力もむなしく自分が高校生であることがばれて、遠藤から別れを言われてしまい・・・・取り付くしまもなくなってしまいました。

 親友の柿本の計画で音楽準備室に閉じ込められ、二人で話し合いをし、恋心を確認するんですが、それがまたいいんです

あんなに臆病だった遠藤が、心のたがをはずしたとたん

「・・・・・・あんな子供に、君を渡したくない。」

遠藤の呟きに近い声に言葉に浩一はノックアウトされました(笑)


まぁいわば、“無意識下でしているいい男に育てよう計画”に乗ってしまったと言えばいいのでしょうか(笑)



続編で「冬日」ものっています

 もっと大人のいい男になった浩一は、ますます遠藤の魅力に捕らわれているようです

二人の関係とか、将来を見据えてきちんと養子縁組の形をとろうと提案してきます

相変わらず、どこか臆病な遠藤はその提案を嬉しくは感じても、両親に告白することを考えると気が重いのです

 実家からふらっと散歩に出かけ、懐かしい小学校の校庭で、中学時代の好きだった親友一之瀬と再会し
幼いとき、なんで急に一之瀬から離れようと思ったこととか
あの時の話をし、今の恋愛について語りうことができ、お互いに優しい気持ちを交わすことができました

 遠藤もまた浩一と出会い、毎日の生活を積み重ねることにより自分も少しずつ変わっていけていることに気がつきます

そして、これからの時間を二人で過ごすために大切なものをよーく見据えることで、二人にとって、お互いにとって何がいいことなのか結論をだすのです

しっとりとしたいいお話でした

木原さんの作品を読むことができてよかったなと、しみじみ思える作品だとおもいます


 

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美しいこと 下(木原 音瀬)



美しいこと(下) (Holly NOVELS) (新書)
木原 音瀬 (著), 日高 ショーコ (イラスト)

新書: 259ページ
出版社: 蒼竜社 (2008/1/29)
発売日: 2008/1/29

(あらすじ)

松岡が気になる感情が、友情なのか恋なのかを知りたい。そう感じた寛末は松岡と頻繁に会うようになる。寛末にとって、明るくて楽しい松岡と過ごす時間はとても居心地がよかったが、その一方で、仕事ができて社交的、女性にもモテる松岡が、どうしてこんな自分を好きなのかと、卑屈にも感じていて…。そんな折、社内で大きな人事異動があり…。恋に落ちた二人の切ないラブストーリー。


 

 ラストに至るまで本当に切なかったというか・・・

何回も何回も恋心を盾にして松岡は頑張って期待を持ち、何回も何回も裏切られていきます

寛未が自分の心にスゴク正直で、他人の気持ちに鈍感といっても、これほどまでですか・・・
と、あきれかえりました

乙女の松岡も最後にはとうとう自分の思いを捨てて、携帯も変え、メルアドも変え、住所すら変えて
何もかも今までの思い出ごと捨てて、新しい自分にやり直そうとします

 ラストに自分の思いに気がついて、松岡への恋心で一杯になっていく寛未の強引な行動が素敵でした

ホテルで時間を過ごし、カフェで言葉を交わし
それでいて、まだ足りないとばかりに自分の乗る新幹線に強引に連れ込んで二人の時間を楽しんでいます

木原さんのエッチは別にページ数も多いわけじゃないし
濡れ場も濃厚と言うわけではないんですが、なんかえろいです

触れて戸惑う松岡を見ながら興奮してくるしー

見られて恥らう松岡を可愛いと思うしー

熱く迎えてくれる身体を愛おしいと思われる・・・・

今気がついたんですが・・・

無意識にドSな寛未に、無意識なドMの松岡が翻弄されて喜んでる話w????


まぁ今まで松岡の優しさに胡坐をかいてた寛未がこれからはちょいご奉仕スキー、かわいがるスキーとかに変身しそうでおもしろいかも

番外編の小冊子・・・

忘れずに応募しなきゃ(笑)


『こんなに気になるのは 君だけなんだ』

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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