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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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FRAGILE (木原 音瀬)

 待望の木原さん本ということで、購入日によみすすめていこうーと張りきっていたのですが

愛の無い監禁・暴力・はてはスカトロ・・・

乙女w?にはついていけない世界です

ということで、積読本の一番上においてありましたが

睡眠も充分とって、元気が出てきたので読む気に(笑)

愛の無い世界に突入してきました






FRAGILE
B-PRINCE文庫 こ1-1
木原音瀬 (著)
高緒拾 (イラスト)

(内容)

大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で―。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は―。



FRAGILE:壊れやすい・もろい・儚い

まさにそうでした

愛に似た執着で愛されていた大河内

依存に近い憎しみで愛していた青池

人間って、愛と憎しみがかがみ合わせのようになっていて、
それが爆発した瞬間になにもかも壊れてしまえる儚いものなのかもと思わせられました

極限まで突っ走ってしまった青池は、スカトロにはじまって、監禁・暴力

裸調教・犬の餌に精液のトッピングと行ってしまいますが

愛があればなんでもいいのかも~(笑)  ←なんか人間として間違っている

ラストで監禁から逃れようとした大河内に騙されて、愛されていると信じ込んだ青池は自分の首を掻っ切って死のうとします


そこまでして愛されていること、執着されていることに喜びを感じているくせに

素直じゃない大河内はうっとうしいとか不幸だとかいいきってしまう

でも青池が出張で泊まりだと聞くと不安になって不満を口に出すのです

うーん

思うんですけど、これって

やたら自尊心と自己愛が強いペルシャネコを躾ながら

実は自分がペルシャネコに愛されたいと切望している飼い主のお話w?







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TBしてみました!

なかなかやり方がわからなくて大変でしたが;

ペルシャ猫、という比喩に同感です。
大河内は犬的というより猫的な感じがするので。
青池は犬属性な感じですが。

しかし一番トッピングやらなにやら冒頭の方が首かききったのよりつらかった…愛がないと思っていたためでしょうか。
「家畜のように飼い殺してやる」が最上級の愛の言葉に聞こえた私は相当毒されているようです(笑)

TBありがとうございました

冒頭がきつく感じて放り投げていたアタシが言うのもなんですが、そこまでの憎しみとか執着って
ほんま、最上級の愛なのかもと思ってしまいました ←あたしもどこかへん(笑)

ほんわかしたすぐ消えるような愛ならあの 気位の高いペルシャネコさんはいらないんでしょねー(笑)

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Lianha
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女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
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