ルチル文庫って一挙に大量に出るじゃないですか
おまけにけっこうレベルがたかいのが多いので全部購入して
読むのが大変と言うことがおおいので、
コレもさらーとよんで積んどいた本です
「セラピストなんか一人もでてけーへんやん」とかいいながら
とかなんとか呟きながら読み進めていくうちに
砂原ワールドに引き込まれてしまいました(笑)
セラピストは眠れない (幻冬舎ルチル文庫 す 1-5)
砂原 糖子 (著)
金ひかる (イラスト)
(内容)
外村泰地が代役を頼まれた仕事は出張ホスト。渋々出向いた先には整った顔立ちをした年上の男・碓氷志乃が待っていた。外村は碓氷に値踏みされ務めを果たすよう命じられるが、役に立たないうえに説教までして怒らせてしまう。しかしなぜか専属契約まで結ぶことに。外村は碓氷が放っておけず、碓氷もまた外村が気になるようで…。
しぶしぶいくことになった出張ホストでであった年上の奇麗な男志乃は何かにつけ行為を お金で換算することが多い
肉欲にはやたら素直で、行為のあれこれを指示しても羞恥心の欠片もみられない
普段で会うことがないような種類の人間に外村泰地は戸惑いながらも
志乃の子供のような純粋さとか傷つきやすさとか脆さに魅かれていくのです
産みの母はいず、父にも放置のような状態で、連れ子をつれてきた母からはなんとなく敬遠されて育ってきた志乃は人を愛することや愛されることに慣れていないし学習していないのです
学習したい気持ちすらどこかに追いやって傷つくこと痛むことを追いやろうとした志乃に新たな不幸が・・・
両親の突然の事故による永遠の喪失・・・
大切な妹も親友と結婚して幸せになったと喜ぶまもなく事故で逝去・・
喪失感をどう埋めていいのかもわからないまま日々をすごしていっていったのです
親友のために、家の鍵を預けてセラピストの役割も果たしてきた志乃です
御互い同じ傷を共有して生きてきてたんですよね
でも、泰地と出会い、穏やかな日常を共有しながら志乃はどんどん人間くさくなっていきます
泰地の嫉妬による誤解と言うスパイスが良く効いてて、いいお話に仕上がっています(笑)
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