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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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キャスティング (水壬 楓子)

キャスティング (リンクスロマンス) (単行本)
水壬 楓子 (著)
水名瀬 雅良 (イラスト)




(あらすじ)

ハリウッドスターのジーンは、映画監督のクレメンから映画出演の依頼を受けた。海兵隊をやむなく退役し、次の目的も見つけられないまま田舎へ帰ろうかという時、ジーンは旅行中のクレメンに偶然出会い、彼を助けた事があったのだ。そのきっかけから、ジーンは俳優を目指したのだが、クレメンはジーンのことを全く覚えてもいなかった。ジーンは掴み所のないクレメンに自分という存在を刻み込もうと、オファーを受ける代わりに、彼の身体を要求するが…。



俳優さんたちシリーズの最後はオヤジ受け・・なんですけど

オヤジのはずの方の年齢が40ちょいとまだ若く(あたしのなかでは)

おまけにビジュアルもそうオヤジオヤジしていないので

単なる年下攻めという印象しか残らなかったです~(笑)


お話のほうもこのシリーズの中では一番王道と言うか

普通に年下のヘタレなでも見栄えの良いわんこに懐かれて口説かれて

愛情たっぷりに懐かれた飼い主なんですけど

仕事はできる癖に、

上手に愛情を口にできない飼い主なのでちょっとした行き違いもおおくて

なかなかうまく愛情の交換はできません

というお話でした(笑)



コメントレスです♪
yさま
>コミコミさんの小冊子攻撃に陥落
お友達♪としかいいようがありません(笑)
あらすじに魅かれ、小冊子に魅かれあたしもコミコミさんで購入いたしました。
>餌付け好き、そして躾も好き
こんなに共通点が(笑)
初めて読んだ作家さんでしたが楽しい一冊でしたよねー
次に大きな期待です。
わたしも同じく頭の中は文系ですので、こういう理系の考え方
そして未知の職業物が好きなんです。
あたらしい世界を知る楽しみは大きいですよね。

そしてルチルの小冊子ちびちび読んでいらっしゃるとのこと
感想楽しみです。またよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました!





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ルール (水壬 楓子)

ルール (リンクスロマンス) (単行本)
水壬 楓子 (著)
高座 朗 (イラスト)



(あらすじ)

警視庁に勤めるキャリア警察官の高森は、失恋の痛手から立ち直れずにいた。ある日、酔ってハッテン場に入り込んでしまい、危ういところを恋敵の秘書である篠宮に助けられる。篠宮の自宅に連れていかれた高森は、自分が失恋から立ち直るまで身体も含めた面倒を見て欲しいと篠宮に詰め寄ってしまう。篠宮と過ごすやさしい時間が増え、徐々に彼に惹かれていく高森だったが、彼は仕事のためだけに自分の相手をしてくれていただけだと知り…。

「ルール」小説リンクス6月号(2009年掲載)
「トゥルース」書き下ろし
「メッセンジャー」書き下ろし



いつもコメントをくださるさなえさんに

斜め45度の変なお勧めをプッシュして気がつきました・・・・

この本の感想をまだ書いていない・・・ということに(笑)

あいもかわらないお間抜けさですね(笑)

などと序文を書いておきまして感想です。



スキャンダル」「リスク」の一連のシリーズです。

これで3組目ですけれど

このシリーズに出てくる年の差カップルとか、

おやじ攻めのあのカップルの中では唯一常識人ぽかった

あの大物政治家秘書のあの篠宮さんが・・・・

一番変態でしたとご報告しなきゃいけません(笑)



たぶん、久我に命じられて城島と付き合っていたころから高森に

ひすかな嗜虐性を見出し、魅かれていたんじゃないかと

大きな妄想を堪能させてくれるくらい

ちょっと真面目なMタイプの高森をネチネチいじめているんですけど~

またそれをいちいち至極真面目に高森が受け取ってしまうので

篠宮もずいぶんいじめがいがあったのではないでしょうか(笑)?

エロも濃いです。

育ちもよくて、恥ずかしがり屋さんな高森に

あんなことやこんなことで恥ずかしさを通り越させて大きな快感を

与えてゆく敬語攻めの篠宮に萌えたのは・・

あたしだけではないとおもいます(笑)



書き下ろしでもやっぱり篠宮はいじめっ子の本領を十分に発揮しております。

ふたりの父親同士が知り合いというか、

篠宮のお父さんは高森の父に騙されて自殺に至ったという過去が露呈します。

篠宮のそばにいられないと決意して

お別れに手に触れさせてくれとこうのですが

もうそこはほんとうにせつなかったです。


最後の短い書き下ろし「メッセンジャー」が一番バカ受けでした。

捜査に行き詰まってしまった警視庁捜査二課ですが

高森はある秘策を実行することにしたのです。

それは・・・

生贄の羊ちゃんという名の城島を政治家の久賀にさしだしちゃうこと(笑)

しかも~

その可哀想な羊ちゃんにメッセンジャーとなってもらって

2人の愛の言葉を運んでもらうのです(笑)

水壬さん・・・

大変堪能させていただきました。

おいしゅうございました(笑)

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スピンオフ (水壬 楓子)

スピンオフ (リンクスロマンス) (単行本)
水壬 楓子 (著)
水名瀬 雅良 (イラスト)



(あらすじ)

悪友で俳優の片山依光のマネージャーをしている花戸瑛は、試写会で隣の席に座った箕島彰英という男に言い寄られてしまう。過去に有名弁護士事務所に所属していた花戸は、恋人絡みの理由から弁護士を辞め恋に臆病になっていた。そんな自分を熱心に口説き続ける箕島に、いつの間にか花戸は心を許しはじめる。しかし、キャリア警察官である箕島が、ある事件のために、自分を利用していると知り…。



期待していた水壬さんの新作です。



展開がすごく良くてテンポとリズムの噛み合わせがよかったので

上質な2時間もののサスペンスドラマを見ているような感じで

事件と、花戸の恋の進行がうまく絡み合っていておもしろかったです。

このシリーズの前作の「ファイナルカット」で好きなカップルであった

真面目で美人な俳優野田と破天荒な監督のその後もちらほら垣間見れて

楽しかった作品です。



書きおろしでは、事件をもとに恋が芽生えてかなえられたふたりの

熱々ラブラブなお話が読めれました。

「野田で遊ぶと面白い」と豪語する恋人にあきれながら

振り回されながらどんどん可愛くなる花戸を十分に堪能できました。





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統べる者たち―コルセーア外伝 (水壬 楓子)

統べる者たち―コルセーア外伝 (リンクスロマンス) (単行本)
水壬 楓子 (著)
御園えりい(イラスト)

(内容)

モレアの海を統べる海賊、プレヴェーサの統領・レティ。保養地のあるサヌアを訪れたレティは、かつて、父とカラブリア国王との突然の決別により、離ればなれになっていた年上の友人、王太子のセラがこの街に滞在していることを知る。彼のいる館に忍び込んだレティだったが、5年ぶりに会ったセラにせがまれ、プレヴェーサの艦を見せるため、案内することに。しかし、命を狙われているから、カラブリアまで艦に乗せてほしいとセラが突然言い出し…。


コルセーアはほとんどファンタジーを読まなかったあたしが

唯一最初から読んでいるファンタジーです。
 
不幸な生い立ちをもつ少年カナーレが様々な人と出会い、

また事件に巻き込まれながら

最愛の人とともに生きていくお話でした。

他にも魅力的な登場人物がたくさんいたので外伝もどんどん発展していくっていってください

とお願いしたいです(笑)



今回は、モレアの海を統べる海賊、プレヴェーサの統領・レティのお話です

若くて経験の足りない彼の恋の物語です。

可愛い赤毛の彼の恋の相手は・・・

過去にプレヴェーサをカラブリアから追い出すことになったという因縁がある国の王子

セラでした。

禁断の恋はより甘いということもあるでしょうが

蔭ではひそかにというか・・・盛大に応援されております(笑)

いずれはこの二人の恋の熟成とともに因縁が解消されるだろうという

未来を示唆して終わっておりました。


若いふたりの気恥ずかしいような恋のお話も十分に楽しめましたが

あのひとくせもふたくせもあるようなピサールのおふたりのお話を希望したいです。

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作曲家の飼い犬 (水壬 楓子)

作曲家の飼い犬 (キャラ文庫) (文庫)
水壬 楓子 (著)
羽根田実 (イラスト)





(内容)

スランプ気味の人気アーティスト・和葉が10年ぶりに再会したのは、失業中の同窓生・成親良司。昔と変わらない不遜な態度にオトナの色香を纏った成親を、和葉は運動不足解消のSEXの相手として「買う」。初めは牽制し合うような関係だったが、成親は夜の相手だけではなく生活全般の面倒を見るようなる。ところが時を同じくして、和葉の身辺に不審な事故が起こり始めて――アダルト・サスペンス。




レーベルの違いでしょうか、

リンクスでの作品がものすごく印象的だったせいか

大好きな水壬さんでしたが、いまいちのめり込めなかった作品です。


作曲家の和葉は最近仕事に乗り切れないというか、いまいちスランプ気味

マネージャーでもある喜多見からも外に出てこいというか、

「最近セックスもろくにしてないんじゃないか」というお言葉をいただいて

マンションから蹴りだされるかのように追いやられてしまう。

そういう面白くない気分の時に出会った男は失業中の同窓生・成親良司

昔と変わらない男前な風体に昔には見られなかった大人の色香すら醸し出すようになっていたやつだった。

その彼からも、欲求不満そうな感じがしていると指摘され

売り言葉に買い言葉で成親を運動不足解消のSEXの相手として「買う」ことに・・・

初めこそはぎこちない関係と生活だったものの次第にお互いがいい関係を築いていくのです

二人の生活にやがて不審な事件が起こり始めるのですが

なかなかいいテンポでお話も二人の会話も進んでいきます。

嫌いな話ではないものの、「リスク」でのオヤジ攻めがあんまし印象的だったせいか

いまいち物足りなかったです。


 

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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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