絵の奇麗さに魅かれて購入した一冊です
児島かつらさんの「蜂蜜の味」(東京漫画社/マーブルコミックス)
(幼い頃から自分の性癖に対する異常に確信があった慎也。
一生隠し通す事を決めて彼女ができた矢先、同じ大学の男からの告白。「自分の性癖、気づいてんでしょ?」驚きと同時に安堵感。境界線に立たされた慎也。『解放』か『閉鎖』か?
シリアスからラブコメまで書下ろしを含む6編+オマケを収録した待望の初コミックス!
甘くてちょっぴりビターな児島ワールドへようこそ。)
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書店で表紙をみて、その絵柄が気に入って購入して
家で読んでみてますますお気に入りになった一冊です
表題の 「蜂蜜の味」というお話は
小さなころから自分のセクシャリテイに不安を感じていた
慎也 のマイノリテイになりたくないと言う
気持ちがすごくよく伝わってくるお話です
もろもろの不安と混迷を、
まっとうな自分への安心感につなげたくて
乗り気でないのに
彼女との付き合いやセックスにのめりこもうと
頑張ってから廻りして、
疲れ果てていくそういう焦燥感が充分伝わってきました
ヤッパリ無理は続かなくって
自分の欲望と言うか気持ちを素直に身体であらわした
雄 とのセックスは本当に気持ちよさげで
自己の開放が人間をどれだけ自由にするのかが楽しめた一冊でした
お話のセンスはもちろんすごく良くて
コレが一冊目のコミックスとは信じれないくらい
完成度が高かった思います
何より 絵柄が素敵でした
線は奇麗ですが、意外とがっちりした体つきで
筋肉のかき方がすごくリアルでお尻が素敵でした(笑)
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