可南 さらさ著
発行年月:2003年08月
発売元:幻冬舎
(お話のあらすじ)
親の愛情を知らず、高校で孤立している勝気な美貌の芳川郁は、望みの叶わない人生を「仕方がない」と諦めて生きている。そんな郁のささやかな願いは、成り行きで身体を重ねるようになった同級生・増井千里との関係が少しでも長く続くこと。同情でかまわない、彼の傍にいたい―。千里への恋心を秘めたまま、彼の長く器用な指先が紡ぐ優しさに郁は想いを募らせる…。
一言で言うとせつな系です
これでBL界にもどってきてしまったというか
返り咲いてしまったといっても過言でないです(笑)
[0回]
泣けました
すごく、素直に泣けました
郁が 千里のことがすごく好きで大切に思ってるとこも
それでいて、絶対に千里が自分のこと欠片も思ってないと誤解して
強がって
いつか失うことがあっても
いえ、失うときは絶対にくるから
そのときは笑って終わりにしようと考える健気さが素敵でした
↑アタシの萌えツボかも(笑)
逆に千里のほうでは
こんなに郁を大切に思ってて、自分の気持ちを分かってほしくて
日夜努力してる(料理を食べさせてやったり、勉強を教えてやったり、病気のときは健気に看病したり)のですが
愛された記憶がないから
母親にすら疎まれて生きてきた郁は愛されていいことすら気付かずに
ただ今ひと時の刹那のぬくもりだけで言いと
諦めきった郁にはなかなかその気持ちが通じません
これはお勧めの一冊です
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