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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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王子が愛したスパイ (高井戸 あけみ)





王子が愛したスパイ (花音コミックス) (花音コミックス) (コミック)
高井戸 あけみ (著)

(内容)

高校卒業後も気ままな生活を続ける犬山が、趣味で始めた探偵事務所に、砂漠の国の王子様警護の依頼が舞い込んだ。真面目なリーマン生活の気分転換になるだろうと、セレブ王子のお相手を、恋人の三木に押し付けたが…。大人になってもツンデレ眼鏡オーラが健在な三木と飄飄と恋に生きる犬山のBFCシリーズ、男子高校寮生達のアダルトシーズンが描き下ろし付で誕生!!




言わずとしてたBFCクラブのシリーズですー

あ・・・知らないかたもいらっしゃるかも・・・・

でもいいの ←開き直りといってください(笑)


知らない方は「ブレックファースト・クラブ 」・「ルームメイト 」・「ベッド・タイム 」・「ピロー・トーク 」・「ドアトゥドア 」などか

高井戸あけみで検索してください。

「ブレックファースト・クラブ 」では脇役でしかなかった存在なのですが

あれよあれよというまに急展開

怒涛の主役となってから、恋の芽生えとか、ふたりの価値観の違いとか

これからのことで悩み笑いながら生きてきた二人が大人になって

帰ってきましたー

いやーほんとうになんか嬉しい喜びです。

作家買いのかたなのでなんの気なしに購入してみて、よんでビックリ

あの二人が・・・

ここまで成長していたなんておかーさんは嬉しいという感じです(;;




今回は高校卒業後、プログラマーとなって地道にフリーターをしているのですが

趣味が高じてゲームを作ったのが結構売れちゃってけっこうな収入が

その収入を生かして道楽商売?の探偵事務所を開いていたりなんかして

あいかわらず自分のペースで生きてきたようですね。

かたや大学を卒業し化粧品会社に研究者として働き始めた三木

そしてブレックファーストで主役だったあの彼らも大学生活の傍ら

探偵事務所の助手として頑張っておりました。

相変わらずの面々が相変わらずに生きることを楽しんでいるということが

妙にうれしいお話でした。



何年たっても変わらないでいられること

それがけっこう難しい時があるのを知っているので

変わらずにお互いが支えて支えられる存在でいようと努力している二人が

うらやましい~

そういう存在と高校生のころに出会えたというのがうらやましいのかも・・・・(笑)




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隅田川心中(たうみまゆ)

隅田川心中 (MARBLE COMICS) (コミック)
たうみまゆ (著)



(内容)

田舎に婚約者を置いて作家になるべく上京した書生と歌手の恋を描いた「あかぎくのうた」やトップアイドルグループのメンバーと人気急上昇の清純派女優になりすましている男の恋「なでしこGALAXY」、元落語家とヤンキー仲間の「隅田川心中」などを収録した中編集。

ほんまにいい作家さん探してくるのがうまい会社さんだと感心しております

どこでこのような作家さんさがしてくるんですか?

もしかしたら新人賞募集などというのより

コミケとかのイベントを探るのでしょうか?

と聞きたいようなうまさなんです

絵は・・・まぁちょっと古臭いというか自分の絵を確立する前という

感じがあるのですが

お話の作り方がほんまにいいのです



自分の夢(小説家になること)を追いかけるために

田舎に住む婚約者を置いて上京した男は

隣の部屋に住む歌手志望の彼のことがきになっております

男に体を売るたびに歌をうたう江島の声があまりに綺麗で哀しい

その魅力にとらわれそうなそのときに

婚約者の死と作家としての第一歩をつかむのです・・・

その瞬間に江島に告白されるのですが、

彼にはその想いを受け止める余裕もなにもなく

愛の歌を歌う江島の体を悲しみとともに蹂躙してしまうのです





体を売りながらでも作家志望の彼を愛していた江島の笑顔が

哀しいほど美しいです



他にも兄弟の不器用な愛を書かれた「赤と青」も青春の勢いが感じられて

楽しいさわやかな?読後感でした



表題作の「隅田川心中」は生きることとか大人になることに

ちょっと失敗したというか道を踏み外そうとしていた元落語家の

青春群像が描かれておりました

居場所を探そうとして

模索しながらあがきながら生きておりました男の子たちの

生き方が繊細に描かれておりました

立ち直るきっかけが

「生まれたときは違っても

死ぬときは一緒」とまで言い切って慕ってくれた新三のせりふです

↑プロポーズの言葉よりうれしい言葉ではないでしょうか













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サイド・カー制御法 (立野 真琴 )



サイド・カー制御法
Dear+コミックス
立野 真琴 著


出版社名 新書館
出版年月 2008年8月


(内容)

ゲイがあつまるバーのバーテンダー香坂は無愛想でノンケ。ところが、そんな彼を夜な夜な口説く、小悪魔系美少年とオレ様社長の二人組があらわれた! 恋人同士のような二人にアプローチをかけられながら、香坂は彼らが自分を求めていないことに気づく。それを指摘した香坂の一言が、微妙なトライアングルに嵐を呼んで……!?



以前にでていた「マティーニ攻略法」のリンク作で

ゲイがあつまるバーのバーテンダーをしている香坂が主役になっております

バーのオーナーどころかそこで働いている後輩もゲイだし

来るお客来るお客ほとんどがそういう匂いをさせている割に

ご本人はまるで気が付いていないという設定でお話はすすんでいきます

そんな彼に夜な夜なアプローチをかけてくる不思議なカップルがいまして

彼によくにた男と恋人同士だったのに

そのカップルと思っていた二人はその男に捨てられたという

なんともはやな設定です



でも、立野さんの作品に出てくる男たちの体はすきです(笑)

肉体というか、筋肉がちゃんと付いているんですよね

やや細身の体ですがこの主人公もきちんと男の筋肉がついてましたし

カップルの片割れの長身の社長も男の体つきはもちろんなんですが

ネコ役のカップルの片割れ君も少年のように伸びやかな体ですが

きちんと男の体をしております

サイトで立ち読みもできるように設定されておりますので

あたしと同じく綺麗な筋肉が好きな方はどうぞー(笑)






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予感EXノイズ (立野 真琴 )




予感EXノイズ (オークラコミックス) (アクアコミック) (コミック)
立野 真琴 (著)


(内容)

『CHARON』のカリスマボーカル・アキラが魅了された歌声の持ち主は、伝説のバンド『ヌン』のボーカル・ヒロヤだった。ヒロヤは一度はバンドを解散し、人気俳優として活動していたのだが、アキラと出会ったことで歌の世界へ戻ることを決意する。互いに強く惹かれあう恋人同士であり、ライバルともなった2人。しかし役者「須永比呂也」を惜しむ声も多く、更にはヒロヤの過去に関係する人物の登場で周囲はにわかに騒がしくなり…!? 待望の「予感」続刊!




「予感」が発売されてもう何年でしょうか・・・(遠い目

うすーい記憶ですが5年まえくらいだったのでは

親友でありバンドの仲間でもあった功一をなくしたことで

歌を捨てバンドを捨てて俳優になってしまったヒロヤでしたが

そのヒロヤの歌に魅入られたアキラはとうとうヒロヤを歌の世界に戻してしまうのです

歌の世界に舞い戻ってきたヒロヤをまた俳優の世界に帰そうと

アキラにとってはノイズでしかない事件が起きてしまいます



同じ世界で同じ高みを目指しながら

それでいて同業者としての反発心(ライバル)としての感情はあって

そして惹かれあう男たちの世界に踏み入れたい方いかがでしょうか




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ホームドラマ(高井戸 あけみ)



ホームドラマ (ディアプラスコミックス) (コミック)
高井戸 あけみ (著)

(内容)

―キレイなお兄さんは好きですか―?―



《男四兄弟で暮らす戸浦家に現れたのは、父の隠し子かもしれないハウスキーパー(♂)で・・・?》

ワケあって男四兄弟で暮らしている戸浦家。

しかし、それぞれひとクセある性格なので、ハウスキーパーが全然居着かない。

そんな戸浦家に、新しいハウスキーパーの真之介がやってくる。

着実に仕事をこなす真之介だが、ある日、四兄弟の中で「彼は父の隠し子では?」という疑惑が持ち上がり・・・!?

ハートウォーミング・ラブ♪




高井戸さんの絵は書き分けが今一歩なので

慣れるまでは時間がかかるかもしれないけど

慣れたらもうどうしようもなく魅力的としかいいようがない

出てくる人間たちはみんな個性的で心に傷を持っているけれど

やさしくてひねている(笑)

そしてなぜかエロイ・・・

直接的な言葉があるわけでもなく、絵が写実的ということもないのだけど

エロの雰囲気が妙に高い・・・


噛めば噛むほど味が出る一冊だと思います




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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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