木原先生ショックで本の感想をあげるのを忘れておりました(笑)
ということで、今宵は雑誌の感想を♪
★漫才シリーズ新作登場!
元マネージャー×元芸人の3年越しの再会愛♥
「恋で花実は咲くのです」久我有加×草間さかえ
小鳩さんの表紙もエロ可愛くってよかったのですが
今回挿絵で目を引いたのはやっぱろ草間先生です♪
久我先生の漫才師シリーズにもうすごく雰囲気があっていたというか
色悪めいた視線で小説の雰囲気を高めております。
父親の病気により漫才を楽しんでいた青年芝山は夢をあきらめて故郷に帰っております。
実家の旅館経営を手伝いながら
うらさびしく寂れていった故郷をもういちど町おこしですくっていくために
いろいろ提案し行事を行いコマーシャル活動にがんばってきた成果が表れて
町は統一感をもった情緒ある温泉街として発展していっております。
そんなときにふと表れたのは、昔芝山のマネージャーをしていた時田だった。
漫才の全盛期は終わってしまったがネタを大事にする漫才の良さは消えていない。
そのために若手を中心にした新しい劇場をオープンするのだが
ネタをかける芸人、芝山に帰ってきてほしいと懇願する時田。
そこにお互いの過去に告白すらすることもなかった気持ちは見え隠れするのですが
激しい恋愛はありません。
題名に偽りありと申していいですか(笑)?
文庫化されるときはぜひぜひ書き下ろし付きで愛もはな咲かしてあげてください。
「夢じゃないみたい」
渡海奈穂×カキネ
大学の同窓生同士の再開愛です。
大学時代爽やかで好青年だった彼棚澤は結婚の失敗により見違えるように荒んでいた。
彼に恋していた大学時代
告白を真摯な態度で聞いてくれたものの恋が実ることはなかった。
それでもいい
たとえ二度と会えなくてもきっと一生好きでいられるから・・・・
ゲイであることに引け目を感じている千野は大学時代に棚澤に恋をしていた。
その恋は実ることがないまま先輩とつきあうのだったが
棚澤に心が奪われていた千野との恋は簡単に破局を迎え先輩に刺されて事件となって終わった。
その事件がもとで親にも見捨てられ
生きる意欲はますます薄く、ささいなことで死ぬことを考えてしまう。
閉じこもったままの生活
そんなときに突然現れた棚沢は千野のマンションに転がり込んでくる
荒んではいたもののやっぱり千野にとって恋しい人との至福の時間を過ごす。
棚沢との生活に幸福を感じながらもどこかこんな幸せな時間が長く続かないと感じる千野が
ほんとうにかわいそうで泣きそうになりました。
が・・・
実生活ですぐ死ぬ死ぬ騒ぐやつなら、殴っているかもしれないと
再会愛に浸りながら思いました(笑)
★ももいろへヴン
「ドライ」和泉 桂×志水ゆき
デイアプラスはじめての登場の和泉先生のテーマは【ひとりリバ】だそうです(笑)
(注:一人リバ 自分では攻めのつもりのキャラが、ある日自分の立場を上回るスーパーサ○イヤ人が現れ、
無理やり受けにされてしまう。攻めとしての自分と受けとしての自分のあいだで揺れ、悶々と思い悩むこと)
可愛い恋人がいる自分だったんですけど
後輩の快楽へのお誘いにいやいやいいながらも、だんだんと快楽に溺れて
ほんとうの自分(受け)に気がついていく心の揺れがエロくて素敵でした(笑)
今月は文庫化が待ち遠しい作品ばかりで嬉しい悲鳴です~♪
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