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Verger ―果樹園―

アタシの読んだ本(主にBl)の感想を 雑然とたらたらとつぶやいております

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小説ディアプラス2009年ナツ号

 

★潔癖性ぎみの連が出会ったのは——? 大人たちのイノセント・ロマンス
♥ 「Don't touch me」一穂ミチ×高久尚子

★ワガママクールな王子、初めての恋をする—? 准教授×大学生
♥ 「CHERRY」月村 奎×木下けい子

★包容力上級生×世間知らず新入生♥寮で始まる夏色ラブコメ!
「駆け引き無用」渡海奈穂×夏目イサク

★「否認中のハオルシア」うえだ真由×あさとえいり

★「執務室は違法な香り」篁 釉以子×周防佑未

★「誰より何より愛してる」久我有加×橋本あおい

★「DOOR」ひちわゆか×門地かおり
 
★ももいろへヴン「S課長の甘い憂鬱」砂原糖子×金ひかる
 
★エッセイ「シネマ☆バンディッツ」大木えりか×山田睦月

★コミック「性旬トロンプルヰユ」月本てらこ
「サッカーおばかさん」カトリーヌあやこ
「Solomon's」窪スミコ

★リレーエッセイ「モエダン」黒埜ねじ


商業誌の思惑に踊らされて、なぜか、いつのまにか
 
小説ディアプラスだけはなぜか全員プレゼントの有無に関係なく買っちゃっています
 
もういいわけはできません・・・

好きだから買っているんだと思います(笑)

気になる先生方の新作が読める喜びというのもありますが

この小説の合間合間に四コマシアターと称して可愛い子犬や子猫やハムスター

はたまた御近所のいぬさんたち

こういうメンバーがときには擬人化されて

ときにはその本体というか、ありのままの姿でさりげない日常を楽しんでおります。

どうやら、自分でも最近まで気がつかなかったんですけどケモミミ系が好きみたいです・・・・(笑)


♥ 「Don't touch me」一穂ミチ×高久尚子

巻頭カラーは 一穂さんの潔癖症のせいで良好な人間関係をしらないままだった連

傍にいて心地よい時間を共に過ごせれる人はなんと!

特殊な汚れをお掃除してくださる職業の長谷川だった・・・

幼い時に結核を患い、自身がバイ菌あつかいされたトラウマがあるとはいえ

特殊な清掃をしている・・それだけでもう激しく受け付けれなかったのだけど

何となく出会い、また同じ時間を共有していくことで

なぜか長谷川なら受け付けることができる自分にたどり着くのです。

相変わらずこのかたの文章は優しくて美しい日本語です。

読んでいてほっとする作品でした。




★「否認中のハオルシア」うえだ真由×あさとえいり

仕事熱心で勤勉な熱血検事×有能なツンデレ事務次官の恋のお話です。

「ももいろヘブン」で好評を博した「拘留中のアステリアス」の続編だそうです・・・

そうです・・というのは、はっきり覚えていないからです(笑)

すっかり出来上がったカップルたちですが、検事のさだめという転勤によって

ちょっといちゃこらしているお話でした(笑)

でも、これまとまった文庫になったら買うと思います。

あとは、ほんとうに転勤についっていったツンデレ事務次官に苛められている検事も堪能したい(笑)


★ももいろへヴン「S課長の甘い憂鬱」砂原糖子×金ひかる

デイアプラスのエロ担当の砂原さんです(笑)

ほんとうは苛めてほしいのに、小さなころ苛められたトラウマが原因で

先手必勝で攻撃をついしちゃうS課長こと澤井

綺麗で端正な氷の美貌をもつ彼には実は年下の彼がいて・・・・

その彼を苛めちゃわなきゃいけない日々にストレスがたまりまくり

そのストレス発散にゲイむけのSMクラブなんです・・

ある日そこを訪れて間違った部屋に入っちゃうんですけど、

なんとそこにいたのは可愛くて愛おしい年下の彼で・・・・

M気質をあっさりと看破されその恋人に好きなようにもてあそばれちゃうんですけど

砂原さん楽しまれて書いたせいかペンの運びもよいようで

なかなかエロ楽しい一冊にしあがっております(笑)






ほかにも、ひちわさん、月村さんの新作がよめますので

ひちわさん不足の方は栄養補給にいかがでしょうか(笑)?


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小説リンクス 6月号

     


ミニ特集 『スキャンダル』シリーズ発売記念/水壬楓子 水壬楓子先生の「スキャンダル」「リスク」発売を記念して、著者インタビューやキャラクタープロフィール、書き下ろしショートストーリーなどをお届けします!

「コミック 「シセン ノ サキ」前編 車折まゆ切なくてあったかいセンシティブラブ!
「泉係長の不機嫌」前編 橘ケイコラブコールにお応えして泉係長シリーズ再び登場!
「コルセーア」Act.19 御園えりいついにカナーレとユーグの宿命の対決に決着が!?


ノベルス

「ルール」
水壬楓子×高座朗警視庁キャリアの高森は失恋の痛手から立ち直れずにいた。そんな時、恋敵の秘書である篠宮と出会い…。
 
「夜が明けるまで」
 可南さらさ×佐々木久美子恭介に対する気持ちを自覚した怜一。しかし恭介を怒らせてしまったことで、大切な時間は終わりを告げ…。
 
「片想い」
和泉桂×梨とりこ同じ編集者であり、犬猿の仲の武田と一緒に仕事をすることになった倉知。彼よりも先に作家から原稿をもらおうと奮闘するが…。
 



 小冊子全員プレゼント目的で雑誌を購入し、はっとするほど面白い小説に出会い

それからなんとなくずるずると毎回雑誌を購入しているような・・・・

もしかして・・・・出版社の思惑に綺麗に引っかかりすぎ???

まぁ、リンクスは面白い小説が多いし、読み応えがあるんで満足なんですけどね(笑)


今回は「リスク」で、城島の恋の相手というか、浮気相手のような位置づけをしていた上質の可愛い男高森の恋のお話でした。

自分の性癖に高校の頃から気づいていたのだけれど。それを認めにくいものとして心頑なに

不自由に生きてきた高森

警視庁キャリアとして年下の部下に囲まれてやや不自由に生きることに慣れてはいたのだけれど

その苦痛をしてわけあってくれた部下城島には少々やっかいな愛人がいて

でも、その二人の関係に自分が割り込む隙はどうあがいてもなくて・・・

綺麗に別れていたつもりでも、心の傷がいえるわけでもなく・・・・


ある夜、公園でナンパをされそうになった自分に近づいてきたのは城島の愛人でもあり、恋人でもある久賀の秘書だった。

篠宮にも、自分の心の奥の不安定さというか、自らの破壊願望のようなものを見抜かれ

自分が落ち着くまでの間体の処理をしてくれとすがってしまう・・・・

ネコと篠宮との穏やかで心満たされる時間は心地よくて、その時間があいまいで不安定な虚像とは気付かない。

やがて・・篠宮が自分に近づいたのは久賀関連の書類を手に入れるためということを知ってしまう。



なんか、もう切ないの一言です

こんなに可愛くて真摯でエロイ・・・高森にはやく報われるような恋をしてもらいたかったと思っていたのに

それが単に書類を手に入れるためだけなんて・・・


心傷つけられ・・心無い言葉で篠宮を傷つけながら一番傷ついていた高森が本当にかわいそうで・・・

特集が『調教』ということなので・・・・

真実に気がつく前に篠宮にホテルのトイレであんなことやこんなことされるし・・・

事後の始末をしないまま、ズボンをはかされパーティに出ること強要されるは・・・

ホテルの部屋バスルームででもまぁいろいろありましたが、なかなか楽しく読めました。


これも新書化するまでに10年なんていう焦らしプレイはいりませんーーと叫んでおいていいですか(笑)



可南さんの「夜が明けるまで」は後篇ですが、最後まで切なさモード充満しておりました。

体の弱い弟のためになにもかも辛抱して諦めて

ただ他の人に面倒をかけないように、邪魔に思われないようにがんばっているおにいちゃん怜一

ほんとうの怜一は泣き虫で人見知りのこわがりさんだったのに、それを素直に表すことがへたくそで・・・

こんな可愛い生き物がいたら・・・

恭介でなくても調教してしつけ直して自分だけに笑いかける生き物にしたいかも(笑)


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小説ディアプラス2009年ハル号



小説ディアプラス2009年ハル号


(内容)

★遊び×本気、恋の荒療治♥
「溺れる人魚」いつき朔夜×北上れん

★名作「言ノ葉ノ花」スピンオフ登場!
「言ノ葉ノ世界」砂原糖子×三池ろむこ
★追いかける攻×逃げる受の大人げないリーマンラブ♥
「普通ぐらいに愛してる」久我有加×橋本あおい



「プリティ・ベイビィズ」岩本 薫×麻々原絵里依
「耳たぶに愛」名倉和希×佐々木久美子
「solitude」夕映月子×小川安積
★ももいろへヴン
「初恋の実り方」玉木ゆら×かずきあつし
★エッセイ
「シネマ☆バンディッツ」大木えりか×山田睦月




いつき朔夜さんの新作が載っていることに本屋さんで立ち読みして気がついたので購入に

新作「「溺れる人魚」ではやはり福岡出身の純真なというかピュアでまじめな受けが

浮気性でやや腹黒い攻めに翻弄されておりました。

いつきさんにしてはひと癖もふた癖もある攻め様は珍しいなという感じでした。

これがでたということは

延び延びになっている「初心者マークの恋だから」もそろそろ出ると期待していいでしょうかw?


もうひとつ読みがいがあったのは砂原糖子さんの「言ノ葉ノ世界」です

あの名作「言ノ葉ノ花」のスピンオフ作品です

今回は攻めが心の声が聞こえるのですが、

幼い時から人の心の声が聞こえるために終始母をいら立たせていた仮原眞也です。

幼き心には声と心の声が同じでないということに気がつかない。

そしてわが子のそういう常人ではない能力が母には理解できないし

けっして心安らかに受け入れるものでもない。

決して息子を愛していないわけではないのだけど、受け入れれない。

ある時を境に仮原は気がつく。

世界へのなじみ方・愚鈍なふりをして他人に同調し口先の言葉を並べて

真実は見て見ぬふりが賢い生き方だと

人が求める言葉を、行動を与えることで人を靡かせ財産まで手中に収めることで生きていく。

そうした生き方をしていた仮原はあるひ心の声と言葉が常に同じ人に出会うことによって生き方までも変えていくような恋をしていく。


仮原が恋によってどんどん変わっていくところが楽しかったのですけど

気になるところが一点あるのです。

当たらない占い師が仮原の店の前で占いをしていたのですが

その占い師もまた以前は心の声が聞こえていたのですが

人の心が信じられないまま浮浪者として生きているのです。

占い師の名前が「アキムラカズヨ」さんなんですけど

「言ノ葉ノ花」の「ヨムラカズアキ」さんなんでしょうか?

バラバラにしてつないだら同じ名前なんですけどー

これはスピンオフ作品なんで・・・関係はあるんでしょうか??






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GUSH2009年4月号




DJCD「GUSH★channel Returns!」全員サービス

まるごとGUSHがテーマの架空のオリジナルラジオ番組「GUSH★channel」が
さらにパワーアップして帰ってきました!!
メインパーソナリティはもちろん! 遊佐浩二さんと神谷浩史さん。
そして、スペシャルゲストは安元洋貴さんと下野紘さんです。
トーク・ドラマ・CMなど、今回も聴き所もりだくさん♪



神谷さんの声聞きたさにまたもや・・・・懲りずに雑誌購入に

積み本はあまり好きじゃないのでとりあえず読んでみました

がっ!!

読むところが少ない・・・・

こういうチャンスは新規の作家さんを開拓していかなきゃいけないんでしょうが

そういう才覚はないようです・・・

唯一よんだのは、「恋する暴君」のパラレル版です。

「灰かぶり姫」のおにいちゃんがあいかわらず暴君でした(笑)

美味しいもの食べたさに舞踏会に出席した妹が心配で

魔法使いに綺麗なドレスを着せてもらったお兄ちゃんは

魔法使いに怒りながらお城に(笑)

お城にはゲイの王子様が舞踏会で退屈を持て余しておりました。

ひとめでお兄ちゃんに恋した森永王子様はキスを交わそうとして

足蹴りをくらいましたが

どこまでも森永君なのでたくましい蹴りにより恋しい思いを深めていくのです。

めでたしめでたし・・・・なんでしょうか(笑)?


注:なぜお兄ちゃんが「灰かぶり」と呼ばれているのかというと
  兄はちょっぴり乱暴者でちょいちょい暖炉の灰を巻き上げる程に
  暴れるので御近所でそう呼ばれているらしいです


がんばれ森永君・・・と応援したい(笑)

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小説リンクス4月号



好きな作家さんである、可南さんとか、かわいさんの新作に魅かれて雑誌購入に

普段親書でたっぷりtpした充実感を楽しんでいるリンクスなんですが

雑誌掲載時はそのボリュームが少ないという感じです。

お話自体はしっかりとした構成と人間の表現がすごくいいのでそこが残念かなという感じです。








「逢い引きの夜」かわい有美子×金ひかる
無垢な黒木には庇護欲と愛おしみ。そして、懐深く穏やかな花房にはせつない恋慕と情欲──
ふたりの友人に異なる愛情を抱く仁科は、ひそやかに花房と逢瀬を重ねていたが…。



「真音」ACT.5 谷崎泉×麻生海
過去の事件によって、富樫との関係にみぞができてしまった進藤は、槙原から富樫の衝撃的な過去を知り──!?






「夜が明けるまで」前編 可南さらさ×佐々木久美子
完璧主義を演じる高校生の怜一は、従兄弟で家具デザイナーの恭介が自分に向ける好意に気付き…。

「意地っ張りのベイカー」椹野道流×黒沢要
下町の小さなコッペパン屋。そこには、とても人見知りな店主・遥がいる。毎晩覗き見る、パンをこねる姿に癒されていた知彦だったが…。




金さんの挿絵に魅かれて、一番先に読んだのは

かわい有美子さんの「逢引の夜」です。

高校時代に培われた友情と恋情の複雑に絡んだお話なのかなと想像しながら読んだのですが、

ちょっと肩透かしとというか

3人の男の子たちの恋とか、愛とか、友情の複雑に絡んだお話にするには

ページ数が足りないという感じを受けました。

「三国志」時代の呉国の美人姉妹になぞられるくらい美貌をたたえられていた主人公の仁科と黒木でしたが

自分の美しさゆえに近寄ってくる不埒なやからがおおく

それゆえに父親にうとまれた仁科

対照的に金銭的にも家庭的にも恵まれた黒木はゆがむことなくまっすぐに生きている

そのまっすぐさゆえに仁科は黒木との友情を大切にしていたのだが

黒木がほのかない花房という同級生に恋慕の情を抱いているということに気がついていたが

自分も花房に愛情をもっていたの

花房と戯れていたところを黒木に見られ、永遠に決別するという言葉を受ける。

黒木に拒絶され苦しい思いは続くのだけど、花房とも別れることはできず

今日も仕事に向かう花房のために朝ごはんを作る・・・




黒木と仁科の友情の培われたエピソードとか、

花房に対して友情と愛情と恋慕の情が何故複雑にからまっていったのとか

花房と恋愛関係に至るシーンとかが必要ではなかったんでしょうか・・

登場人物もそれぞれ魅力的であったし、

三者三様の想いが複雑に絡んでいくところも読み応えがあったので

ページ数が足りなかったというのが本当に残念な感じです。

これは続編を期待か、新書化されるのを待ちたい作品でした。


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プロフィール

HN:
Lianha
性別:
女性
自己紹介:
「風と木の歌」に触発され
juneで開花w?
一時はこの世界から脚を洗っておりましたが
またどっぷりとつかっております


好きな作家さん
木原音瀬さん・可南さらささん・水原とほるさん
水壬楓子さん・ふゆの仁子さん・華籐えれなさん
剛しいらさんなどなど・・・

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