ブラコン処方箋 (新書館ディアプラス文庫 191) (文庫)
うえだ 真由 (著)
やしきゆかり(イラスト)
(内容)
和紀の勤める大学病院に新任の医師がやってきた。三つ年上のその男・京悟は、手術の腕にも容姿にも自信のあった和紀のプライドを軽く刺激する存在だったが、頼りになる先輩に和紀はすぐに懐いてゆく。ある日和紀は酔った弾みで弟と親友が恋人同士であることを漏らしてしまう。だが—「男同士って不幸かな?」そんな台詞を返してきた京悟はさらに意外な行動に出て!?「Missing You」の優奈の兄・和紀の恋物語。
やっぱ、大人の恋よりも切ない系のほうがあたし的にはすきかなぁと
読み始めたこの作品です
男同士は不幸になると頭から信じきっていた
「
Missing You」の優奈の兄・和紀の物語です
前作ではノーマル設定でしたが
押せ押せの先輩医師に押されてもつれております(笑)
幼い弟が事故したときから、弟の足を直すんだとがんばって医師にまでなった和紀です
甘えるなんてことは自分の辞書にはないまま生きてきました
親にすら頼ることをよしとしないまま生きてきたので
甘え方がよくわかってないようです
でも、縺れて戸惑ってこんがらがりながらも懸命に考えていくという設定は好きです
「男同士は不幸」と頑なに思い込んでいる和紀の思考を先輩医師であり
思いびとである京悟はちょっとずつ変えていくのですが
変えられていくことに不安を感じで和紀がもがいているとこが可愛らしいです
でも、3つ年上というだけで、こんなに度量が広くてー、頭も勘も
しかも見栄えまでいいなんていう設定なんですけど
できたら・・・もうちょい年齢の差があったほうが違和感なく読めたんじゃないかなぁ
と思うのは
あたしが腹黒親父スキーだからだろうか・・・
甘い言葉なんて死んでも口にする気はないけれど。[0回]
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