遊覧船 (ディアプラスコミックス) (コミック)
藤 たまき (著)
(内容)
遊覧船乗り場の売店でバイトをする日和は、物書きの間宮のことが気になっていた。間宮は何故か大変気前がよく、日和に事あるごとに高額な駄賃をくれる。それはふたりが初めて寝た日もそうだった。日和は激怒するが、実は間宮はお金でしか愛を得る術を知らない人で……。表題シリーズ四篇を収録。日和と間宮のプレシャス・デイズ!
あちこちのブログで好評を博しておりましたので
買う気はなかったのですが、いつの間にかレジに持っていっておりました(笑)
初読みの作家さんでしたが繊細でかわいい絵で
お話もおもしろかったです
船乗りとなる学校に通っていた日和ですが、体調が思わしくないため
自宅で休暇をとりつつも遊覧船乗り場の売店でバイトをしておりました
そういう平和な日々の中でいつも買い物に来るお客さんでもある
間宮に心惹かれていきます
この間宮という作家なのですが、裕福でなに不自由ない生活を送っているのですけど
人間としてはどこかおかしな価値観を持っていて
自分には何もないからお金で愛を得たいと思っているのです
そういう歪んだ価値観が日和と出会い恋を積み重ねながら
すこーしづつ変わっていく過程がゆっくり丁寧に描かれております
日和も間宮にであってすこーしづつたくましく成長していってますが
間宮も日和に出会いかかわることで、人間として成長を遂げ変化していくのです
ちょい不器用で
でもやさしい人たちのお話で
読後感はすごくよかったっです
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