空にちょっとだけ近い場所
桜木ライカ(著)
紺色ルナ(画)
同級生の中越匡に片想い中の陸上部員・西脇賢士はある日、やはり同じクラスで目立たないことこの上ない転校生・夏目充穂にその気持ちを言い当てられる。そして、自分も叶わぬ恋をしているから同じ立場の者同士慰め合わないか、と持ちかけられる。心の空隙を埋めるように夏目との行為にはまり込んでゆく西脇だが…。一方、匡はその顔に似合わぬやんちゃぶりで生傷の絶えない毎日。しかし幼馴染みの優等生・関川大だけにはペースを狂わされっぱなしで…。
二組の高校生カップルが織りなすホンネとホンキの恋模様。
目立たない影の薄い転校生に自分が
友人である匡に恋焦がれていることに言い当てられ、
自分もかなわない恋をしているからかなわない恋をしているもの同士で慰めあおうと提案され
なんとなくずるずると体の関係を持ってしまう西脇賢士
勉強が秀でているわけでもなく、陸上で記録が達成されそうなわけでもなく
高校生という中途半端な時期を生きている少年たちの切ないラブストリー
のはずなんでしょうが・・・・・
本来なら高校生の甘酸っぱいラブストーリーは大好きですし
片思いに殉じている受けこちゃんの切ない恋心なんて萌え萌えのど真ん中なんですけどー
なんとなく、彼らが惹かれた理由とか印象的な出会いがあるわけではないので
恋にいたった理由がつかめないまま円満に解決してしまったという感じです
なんか消化不良という気持ちですけど
またピュアな気持ちになれたら萌えるかも・・・
でも、個人的にはお勉強もすごくできて人当たりもよくって
でも腹黒さがそこはかとなくでている 関川大 のこれからの恋の行方のほうが気になります
ピュアより腹黒がいいと思うこと自体この本のテーマから離れていっているのかも・・・・
[0回]
PR