恋は愚かというけれど (新書館ディアプラス文庫) (文庫)
久我 有加 (著)
RURU(イラスト)
(内容)
大学生の謙人はサークルの後輩の進藤に片想い中。進藤の潔い性格と男らしい容姿を、ほぼひと目惚れ状態で好きになり、穏やかな性格の謙人を進藤も慕ってくれている。このまま一番仲のいい先輩としてそばにいられればいい―そう思っていたある日、進藤から友人の吉島が好きだと相談をされてしまう。辛い気持ちを隠し、進藤の恋を応援することになる謙人だが…?同い年の後輩×先輩のさわやかキャンパスラブ。
J庭の帰りに渋谷により、まんだらけで同人誌を購入し、懲りずに池袋のアニメイトで購入いたしました。
重い荷物をより重くしてどうするんだと思いますが
読みたい本がそこにあるなら買わなきゃいけないよねー(笑)
デイアプラスで読んでおりましたので、目新しさはそうなかったんですけど
良くも悪くも久我さんらしい本であったと思います。
ハッピイエンドの小説を書いていると失恋した小説が書きたいということで
片思いの恋が失恋していく話で序盤始りました。
片思いの楽しさとか、ドキドキした感じ
そしてこの恋が実るはずはないというすでにあきらめというか
悟っていることでのせつなさは十分に味わえる物語です。
主人公の皆内くんのかわいらしくて人の良さが
読んでいるあたしまで幸せにしてくれる感がありました。
脇役の女の子たちもすごく魅力的で生き生きとしていましたので
まるで、大学生活をあたしまで経験したかのように思わせてくれる話でした。
惜しむらくは、主人公の皆内くんが憧れた初恋の男の子が
人間的にそう魅力的でなかったというか
なんであんないい子の皆内くんがあそこまで焦がれたのか
ちょっとわかりにくい書きかたでした
男前だけど、ぶっきらぼうで無口で潔い性格の進藤くんらしいのですけどね(笑)
書き下ろしは大学を卒業式の進藤が会社に勤めている皆内くんとやっぱり仲良くしているお話でした。
こういう小さなお楽しみというか、プレゼントがあるから文庫かうのがやめられないんでしょうねぇ(笑)
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